No.398 日本経済の低迷の原因は大企業の海外生産移転にある(後編)

前回に引き続き今回も、イギリスの『エコノミック・ジャーナル』誌に掲載されたウォリック大学の教授、キース・カウリングとフィリップ・トムリンソンの論文の抜粋をお送りします。二人は日本の10年間におよぶ経済の低迷および将来の不確実性の原因が、日本の多国籍企業の活動にあると分析しています。1980年代初めから本格化した日本の大企業の海外移転により、日本経済にとって極めて重要な中小企業部門への新規投資と下請け注文が枯渇し、その結果、この部門に壊滅的な影響がもたらされたと主張しています。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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No.397 日本経済の低迷の原因は大企業の海外生産移転にある(前編)

イギリスの『エコノミック・ジャーナル』誌に掲載されたウォリック大学の教授、キース・カウリングとフィリップ・トムリンソンの論文の抜粋をお送りします。二人は日本の10年間におよぶ経済の低迷および将来の不確実性の原因が、日本の多国籍企業の活動にあると分析しています。1980年代初めから本格化した日本の大企業の海外移転により、日本経済にとって極めて重要な中小企業部門への新規投資と下請け注文が枯渇し、その結果、この部門に壊滅的な影響がもたらされたと主張しています。

 「特に深刻な懸念は、海外生産の拡大が日本の産業の空洞化を加速化し、それが長期的な日本経済の衰退と低迷につながるのではないかということである。日本の多国籍企業に、無制限に等しい海外生産への切り替えを許したことは、日本経済の大きな戦略的ミスだと考える」と2人の学者は記しています。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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