第5部:明らかになったその秘密
ジャスタス・R・ホープ博士 グローバルリサーチ 2021年10月04日
インドでデルタ株感染がピークとなった2021年5月7日、世界保健機関(WHO)は 「ウッタル・プラデーシュ州 はCOVID-19 を制する最後の1マイル」と報告した。WHOは、”人口2億3000万人とインドで最も人口の多い州で5月5日から始まったこの活動で、政府のチームが75地区の97,941の村を5日間かけてまわっている “と記した。この活動とは各家を訪問して行う検査と医薬品キットによる治療プログラムのことである。
WHOの説明によると、「各モニタリングチームには2名のメンバーがいて、村や遠隔地の集落の家庭を訪問し、COVID-19の症状がある人全員を迅速抗原検査キットで検査をする。陽性の人はすぐに隔離され、病気の管理についてのアドバイスとともに薬のキットが渡される。
このキットを構成する医薬品は、当時の欧米メディアの報道では特定できなかった。そのため、内容はマクドナルドのソースのように秘密にされていた。
さらにWHOは、「開始日には、WHOのフィールドオフィサーが2,000以上の政府チームを監視し、少なくとも10,000世帯を訪問した」と続けている。
このニュースは、インドのWHO公式ウェブサイトに掲載された。このサイトにはWHOがインドで行っているCOVID-19対策の詳細も含まれ、「迅速対応チーム(RRT)のためのオンラインコース」についても説明があった。このチームとは、前述したウッタル・プラデーシュ州での全戸検査と治療プログラムを実施する政府のチームのことだ。RRTの役割についてWHOのサイトは次のように報告している。
「RRTは、効率的かつ効果的な対応に不可欠な大規模な緊急対応戦略の重要な構成要素である…WHOは、インド政府保健家族福祉省国立疾病対策センター、および米国疾病対策センターの支援を受けて、パンデミック対応を強化するために、国家レベル、準国家レベル、地区レベルで活動するRRTのための本コースを制作・公開した。」
この緊急対応チームは、WHOの傘下にある米国CDCの支援を受けている。この事実は、ウッタル・プラデーシュ州の検査・治療プログラムをさらに正当化し、WHOとCDCの共同作業であることを裏付けている。これを見てほしい。https://www.who.int/india/news/detail/16-09-2021-online-course-for-rapid-response-teams
おそらくWHOの記事の中で最も重要な部分は、最後の一文である。「WHOはまた、最終レポートの編集においてウッタル・プラデーシュ州政府を支援する。」
しかし何のレポートも公開されていない。
それからわずか5週間後の2021年6月14日には、新規感染者数が97.1%減少という驚異的な記録となり、ウッタル・プラデーシュ州のプログラムは大成功を収めたと評価された。インドのZeeNewsによると、「追跡、テスト&治療の戦略が結果をもたらした 」とのことだ。
「ヨギが率いる州では、COVIDの感染者数も急減しており、4月には310,783人だった数字が、現在は8,986人と、97.10%の顕著な減少を記録した。」
3週間後の2021年7月2日には、感染者数は99%も減少した。
2021年8月6日、インドのイベルメクチンに関する報道管制は、MSNの報道で終わった。MSNをはじめとする欧米のメディアは、ウッタル・プラデーシュ州の医薬品キットに何が入っていたかをようやく認めた。キットの中には、ドキシサイクリンとイベルメクチンが入っていた。
2021年8月25日、インドのメディアは、ウッタル・プラデーシュ州の大成功と、ケララ州のような失敗した州との違いに注目した。ウッタル・プラデーシュ州のワクチン接種率は5%、ケララ州は20%だったが、ウッタル・プラデーシュ州ではCOVIDの新規感染者が(わずか)22人だったのに対し、ケララ州では1日で31,445人という圧倒的な数になっていた。つまり、治療キットの中に入っていた薬はかなりの効果があったに違いないということだ。
News18は、「対照的な状況を見てみよう。人口3,500万人のケララ州では、8月25日時点で31,445件の新規感染者が報告されており、これは国内で報告された感染者数の大部分を占めている。一方、最大の州であるウッタル・プラデーシュ州では、人口約2億4,000万人のうち、同時期に報告された感染者数はわずか22人だった。
2日前には、ウッタル・プラデーシュ州からわずか7件の新たな陽性例が報告されたばかりである。ケーララ州では8月25日に215名の死亡者が報告されたのに対し、ウッタル・プラデーシュ州の死亡者はたった2名だった。。実際、ここ数日、ウッタル・プラデーシュ州からは死亡例が報告されていない。現時点での感染者の数はケララの数字が170,000であるのに対し、ウッタル・プラデーシュは345しかない。”
「ケララ州はワクチン接種率が非常に高く、人口の56%が1回の接種を受け、人口の20%が完全に接種されており、合計で2,660万回の接種が行われている。一方のウッタル・プラデーシュ州では、国内最多の650万回以上の接種を行っていますが、1回目の接種を受けた人は25%に過ぎず、2回目の接種を完了した人は5%にも満たない。現在のCOVIDの数を考えると、ウッタル・プラデーシュ州はケララ州に勝って、COVIDに対する最も成功したモデルとなっているようだ」。
筆者は、「ケララ州の教訓」と「ケララ州のワクチン接種の急増」という2つの記事で、ケララ州の失敗した治療モデルの理由を検討した。
Livemintによると、2021年9月12日までに、34の地区からCOVIDがなくなったか、新規感染がないと報告された。ウッタル・プラデーシュ州全体で新たに記録された症例はわずか14件だった。
2021年9月22日、YouTubeで、人気の科学者ブロガーのジョン・キャンベル博士がウッタル・プラデーシュ州のサクセスストーリーを詳細に説明したビデオを公開した。キャンベル博士は、ウッタル・プラデーシュ州のCOVID撲滅に貢献した魔法の薬の家庭用治療キットの成分と投与量の内訳を説明した。同じキットはゴア州でも使用された。
ジョン・キャンベル博士が、インドのイベルメクチンの報道管制をYouTubeで公開し、秘密のソースの配合を明らかにしたのだ。読者の皆さんは削除される前にこれを見ておきたい。
各家庭用キットには以下のものが含まれていた。パラセタモール錠[タイレノール]、ビタミンC、マルチビタミン、亜鉛、ビタミンD3、イベルメクチン12mg[数量10錠]、ドキシサイクリン100mg[数量10錠]など。その他、薬以外にはフェイスマスク、除菌剤、手袋とアルコールティッシュ、デジタル体温計、パルスオキシメーターなどがはいっていた。(2:33~)
キャンベルは、キットの中で彼の心をつかんだエキサイティングなものを報告している。亜鉛、ビタミンD3、イベルメクチン、そして二次治療としての抗生物質だ。”面白いですね、これを政府は配ると決めたのです。”(3:40~)
ジョン・キャンベルは、以前にもCOVIDについて既存薬剤の転用を検討している。テス・ローリー博士とピエル・コリー博士にインタビューを行った。薬剤の転用は、ウイルスや癌をはじめとする多くの疾患に効果を発揮する可能性を秘めている。
https://www.amazon.com/Surviving-Cancer-COVID-19-Disease-Repurposed/dp/0998055425
キャンベル博士は、59のウッタル・プラデーシュの地区で最近の症例がないことを指摘した。また、24時間以内に完了した191446人の検査のうち陽性はわずか33人で、陽性率はたった0.01%だった。キャンベル博士は、この低い数値を 驚異的だといった。(5:05~)
9月には患者数は激減した。4月のピーク時には310,783人だったが、2億人以上の人口を抱える全州では187人だけが陽性だった。(5:41~)
キャンベル博士はこの成功には、早期発見と一人当たりわずか2.65ドルのキットでの早期治療など、多くの要因があるとした。(6:20~)
キャンベル博士の話から、2億人以上の州全体でイベルメクチンの12mgの錠剤10個で中毒症状を起こした人が一人もいなかったことに注目してほしい。一人の中毒者も報告されていないのだ。インドの毒物管理の記事や電話での報告もなかった。120mgのイベルメクチンが入った数百万個の配布薬キットで、ウッタル・プラデーシュ州では1人も問題が起きなかったのだ。
キャンベル博士は、この薬キットを特例だとか効果がないと批判していないことに注目してほしい。結局のところ、WHOが主催したウッタル・プラデーシュ州の検査と治療プログラムを特例だと非難するのは不適切なのだ。
米国政府が多額な費用をかけて米国民になにも与えていないのとは反対に、これらのキットは効率的で、手袋、体温計、オキシメーターがセットになっている。10年ほど前に私がオキシメーターを購入したときは、200ドルほどした。このキットは、オキシメーターを含めてもわずか2.65ドルである。
また、政府はレムデシビルの1回分の価格で、イベルメクチンを含む1,000個以上の家庭用治療キットを購入することができることに注目してほしい。レムデシビルは3,100ドルもするが、入院中の病気の後期に投与しなければならないので実用的ではない。しかも、命を救うことができない薬だ。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa2007764
https://www.nytimes.com/2020/10/15/health/coronavirus-remdesivir-who.html
一方、イベルメクチンキットは、ウッタル・プラデーシュ州のCOVID-19の撲滅に高い相関性を示している。実際、完全にワクチンを接種しているのは人口の11%以下だが、ウッタル・プラデーシュ州の試験・治療モデルは、ワクチン接種率がはるかに高いケララ州よりも優れている。ウッタル・プラデーシュ州は、COVID感染者数の少なさという点ではイギリスや米国をはじめとする世界のほぼすべての国に勝っている。
ウッタル・プラデーシュ州の成功を見て見ぬふりをするのではなく、その成功を分析する時が来たのかもしれない。イベルメクチンは危険なものではなく、米国の毒物検査の件数から見ても、手指消毒剤や普通のタイレノールよりも安全であることを皆が理解する時が来たのである。
今こそ、ジョージ・ファリード博士、ピーター・マッカロー博士、ハーベイ・リッシュ博士が2020年11月19日に米国上院で行った証言が正しかったことを指摘するべきだ。彼らは、早期の外来治療が不可欠であり、採用されれば何十万人ものアメリカ人の命を救うことができると助言した。そうではならなかった。
そして今こそWHOとCDCが協力して実施しているウッタル・プラデーシュ州の試験治療プログラムで安全性と有効性が証明されたイベルメクチンを、毒物を取締るかのように中傷する記事を米国が書いていることに気づくべきである。
インドのCOVID-19に対するイベルメクチンの使用については、WHOとCDCが直接かつ最新の情報を持っていることをここで知らせることは適切なことである。さらに、WHOとCDCは、ウッタル・プラデーシュ州の何百万もの検査・治療キットに使用されたイベルメクチンの大きな有効性と圧倒的な安全性を、誰よりもよく知っているのだ。
また、なぜテス・ローリー博士の査読付きメタアナリシスにAltimetricスコア26,697点が与えられ、約1,800万件の論文の中で8番目になったのかを問うべき時が来ているのかもしれない。
https://hopepressworks.org/f/ivermectin-meta-analysis-by-dr-tess-lawrie-nears-most-cited-ever
トップ1%にランクインするためには18万のランキングが必要であり、これはトップ1%よりもはるかに優れている。トップ0.1%にランクインするには、18,000のランキングが必要です。トップ0.001%にランクインするには、180位ということになる。したがって、8位であれば、上位0.001%のうちの8/180、つまり上位0.001%のうちの約4.4%になる。この記事はトップ0.001%のうちのトップ5%にランクインしているのである。
言い換えれば、その1,800万個の記事のうち、上位にランクインしているのは世界で7つしかないということだ。
この査読付き論文は、史上最も引用された医学文献の1つである。この論文の歴史的な重要性は、読者の誰もがすぐに理解できるはずだ。テス・ローリー博士は、WHOの証拠統合の専門家として30年の経験を持つベテランで彼女の結論は、この論文の順位と同じくらい意味のあるものだ。その言葉を紹介する。
「中程度の確実性を持つエビデンスによると、イベルメクチンを使用することでCOVID-19による死亡数を大幅に減少させることが可能である。臨床経過の早い段階でイベルメクチンを使用すれば、重症化する人数を減らすことができる。明らかな安全性と低コストであることから、イベルメクチンは世界的なSARS-CoV-2パンデミックに大きな影響を与える可能性がある」と述べている。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34145166/
またはピエール・コーリー博士のイベルメクチンに関する査読付きナラティブ・レビューが、同じ1,800万件の出版物の中で38位にランクインしている理由を問う時が来たのかもしれない。
彼は、「最後に、イベルメクチンの配布キャンペーンが人口全体の罹患率と死亡率の減少を急速にもたらした多くの例は、COVID-19のすべてのフェーズに有効な経口薬剤が特定されたことを示している」と結論づけている。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8088823/
ローリー博士の論文が歴代の医学論文の中でトップ0.001%の中のトップ5%にランクされているとすれば、コーリー博士の論文はそれに遠く及ばない。コーリー博士の論文は、トップ0.001%のうちの38/180、つまりトップ0.001%のうちのトップ21%である。
このように、どちらの論文も100万分の1という希少性を持っている。
したがって、読者は、なぜ2つの異なる大陸からの2つの壮大な独立したレビューが、同じ結論に達しているにもかかわらず、世界の医学界のリーダーたちに無視されているのか、と問わなければならないだろう。
ウッタル・プラデーシュ州は、コーリー博士の論文が2021年4月22日に発表された数ヵ月後に、COVID-19の罹患率と死亡率が大幅に低下した地区の一つである。したがって、もしイベルメクチンがCOVID-19を予測可能かつ安全に根絶するのであれば、コーリー博士やローリー博士が提案するように、なぜ世界中で組織的に展開されていないのか、と問わざるを得ない。
ローリー博士とコーリー博士の、国立医学図書館のPubMedに掲載されている医学文献の中で、最高に評価されている専門家のレビュー記事が、なぜウィキペディアでは禁止されているのだろうか?
インドのイベルメクチンがCOVIDに勝利したことは、ワクチンを打つことに固執する大手製薬会社や大手規制当局にとっては無視したいことだったのかもしれない。しかしこのメッセージは多くの人々にも伝わったようである。Google Trendsが何らかの指標であるならば、イベルメクチンへの関心は爆発的に高まっており、それには正当な理由がある。私たちは皆、利益の名の下に影響力のある組織に、システム的に騙されているのである。
毎日のように流されるメディアのプロパガンダは、私たちを最も安全で効果的な治療法から遠ざけようとするメッセージで溢れている。
イベルメクチンとインドへの関心は高まるばかりで、今では過去最高となっている。インドがコロナを征服したことはもはや隠すことはできない。秘密が暴かれたのだ。そして、おそらくついに、地球上で最も成功したパンデミックキャンペーンについて詳しく述べた待望のWHO最終報告書が発表されることになるだろう。
https://www.amazon.com/Ivermectin-World-Justus-R-Hope/dp/1737415909
出所:https://www.globalresearch.ca/india-ivermectin-blackout-2/5757553