NHKの新型コロナウイルス特設サイトではPCR検査による陽性者をすべて「感染者」と表示している。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/
しかしその中にはPCR検査が陽性になったものの無症状の人もいる。なぜならPCR検査の感度が非常に高く、のどや鼻の中に僅かなウイルスが付いていただけでも陽性になる可能性があり、またPCR検査はウイルスのRNAがあるかを調べる検査なので、感染力のないウイルス(ウイルスの死骸?)があっても陽性になる可能性がある。そんな検査をもとに恐怖をあおり、ワクチン接種を進め、ワクチンパスポートで国民を管理しようとしているのである。(耕助)
WHOがコロナの PCR検査の欠陥を認めた
~陽性患者の推定値は無意味ロックダウンに科学的根拠はない
By Prof Michel Chossudovsky
Global Research, October 15, 2021
ノーベル賞受賞者のKary B. Mullis氏は、この記事に書かれている「ポリメラーゼ連鎖反応法」の発明者である。2019年8月7日に74歳で亡くなったKary B. Mullis博士は、「PCR-RTで正確に診断できる感染症や病気はない」と力強く述べている。
「PCRは プロセスである。病気であることを教えてくれるわけではない。 … 測定は正確ではない」
Mullis氏はPCR-RTを「テスト」ではなく「テクニック」と表現した。
PCR-RTは、「小さなDNAを迅速に増幅する」ことができる有用なテクニックなのである。
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この1年半、広範囲に及ぶ政策決定を正当化するために使われたたくさんの明らかな嘘や捏造がある。
最も大きな嘘は、ウイルス(およびその亜種)の拡散を「検出」するために使用されているRT-PCRテストは欠陥があるだけでなく、全く無効であるというもので、これは科学的見解とWHO(世界保健機関)の両方がともに認識している。
2020年1月の当初から、「命を救うための手段」として支持され、世間に提示されたすべての遠大な政策は、この欠陥のある無効なRT-PCR検査の陽性反応に基づいていた。
これらの無効なコロナの「推定値」が、隔離、ソーシャルディスタンス、マスク、集会やスポーツイベントの禁止、経済活動の閉鎖、さらには2020年11月に提供開始されたmRNA「ワクチン」を正当化するために使用されてきたのである。
リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(rRT-PCR)検査は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の支援を受けたウイルス学研究グループ(本拠地:ベルリンのシャリテ大学病院)の推奨に基づき、2020年1月23日にWHOが新型コロナ(SARS-COV-2)ウイルスの検出手段として採用した。
https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.3.2000045
そしてちょうど1年後の2021年1月20日、WHOはそれを撤回した。彼らは「私たちは間違いを犯した」とは言わない。撤回文は慎重に作成されている (WHOのオリジナル文書はこちら)。
https://www.who.int/news/item/20-01-2021-who-information-notice-for-ivd-users-2020-05
WHOは、2020年1月に発表した誤解を招くようなガイドラインの妥当性を否定していないが、それでも「再検査」を推奨している(これは誰もが不可能だと知っている)。
議論の的となっているのは、増幅閾値サイクル(Ct)の数に関するものだ。Pieter Borgerらは次のように報告している。
増幅サイクル数は、35サイクル以下、望ましくは25~30サイクルにすべきである。ウイルス検出の場合、35サイクル以上では、細胞培養で分離された感染性ウイルスとは相関しないシグナルしか検出されない…(Drosten Studyの批評)。
WHOは1年後に、35サイクル以上の増幅閾値(Ct)で行われたPCR検査はすべて無効であることを黙認している。しかしそれは彼らが2020年1月にベルリンのシャリテ病院のウイルス学チームと相談して推奨したものなのだ。
WHOが推奨していたCt値35以上で検査を行うと、新型コロナウイルスの遺伝子部分が検出されない。つまり過去1年半の間に集計された、いわゆる確認された「陽性例」はすべて無効なのである。
Pieter Borger氏、Bobby Rajesh Malhotra氏、Michael Yeadon氏らによれば、「欧米のほとんどの研究所では」Ct値は35以上が標準であったという。
https://cormandrostenreview.com/report/
WHOの「反省」
以下は、WHOが慎重に作成した 「Retraction(撤回文書)」である。全文と原文へのリンクは別紙。
WHOの新型コロナの診断テストのガイダンスでは、
https://cormandrostenreview.com/report/
弱陽性の結果を慎重に解釈する必要があるとしている(1)。ウイルスを検出するために必要なサイクル閾値(Ct)は、患者のウイルス量に反比例する。検査結果が臨床症状と一致しない場合は、新たに検体を採取し、同じまたは異なるNAT技術を用いて再検査を行うべきである。
WHOは診断用医薬品の利用者に対し、疾患の有病率によって検査結果の予測値が変わることを指摘している。つまり、陽性(SARS-CoV-2検出)の人が本当にSARS-CoV-2に感染している確率は、疾患がなくても検査結果が陽性になる(偽陽性)人もいるため、有病割合の低下とともに低下するということだ。
根底にある概念は「無効な陽性 」
これは、「弱い陽性」や「偽陽性の増加のリスク」の問題ではない。問題は無効な推定値につながる「欠陥のある方法論」だ。
今回のWHOの告白で確認できたことは、PCR検査(増幅閾値が35サイクル以上)によるコロナ陽性の推定値が無効であるということだ。この場合、WHOは「新しい検体を採取して再検査すべきである…」と、再検査を推奨している。
WHOは「再検査」を求めているが、これは「我々はしくじった」ということだ。
「再検査」の推奨は形式だけだ。実際に再検査はなされない。2020年2月上旬から、世界中の何百万人もの人々がすでに検査を受けてきた。ということは、再検証しない限りこれらの推定陽性者は「無効」だとという結論に(WHOによれば)なる。
ここでは述べないがPCR検査にはこの他にも関連する欠陥がある。
PCR検査は当初から、WHOの2020年1月の勧告に従って、Ct増幅閾値35以上で日常的に適用されてきた。これが意味するところは、世界的に適用されているPCR法が、この12~14カ月の間に、誤った、誤解を招くようなコロナ陽性者の統計の作成につながったということである。
これらはいわゆる「パンデミック」の進行度を測るために使われる統計である。増幅サイクルが35以上になると、検査で新型コロナウイルスの断片が検出されなくなる。したがって、公式に発表されている「コロナ患者の数字」は意味がない。
つまり、パンデミックの存在を確認する科学的根拠はないということになる。
ということは、社会的パニック、大量の貧困と失業をもたらしたロックダウン、経済対策(ウイルスの拡散を抑制するためとされる)には、何の正当性もないということなのだ。
以下のような、科学的意見もある。
「35サイクル以上の閾値を用いたPCR検査で陽性と判定された場合(欧米のほとんどの検査機関ではそうなっている)、その人が実際にコロナに感染している確率は3%未満であり、97%の確率で偽陽性である」(Pieter Borger, Bobby Rajesh Malhotra, Michael Yeadon, Clare Craig, Kevin McKernan, et al, Critique of Drosten Study
https://cormandrostenreview.com/report/
上述の通り、「検査結果が偽陽性である確率は97%」なのだ。したがって、35サイクル以上の検出を行うことは、「偽陽性」の数を増加させることにつながると考えられる。
この記事を書いている時点(2021年3月中旬)では、WHOが撤回したにもかかわらず、PCT検査は、恐怖キャンペーンを持続させ、現在進行中の隔離政策やコロナワクチンの導入を正当化するために、ニセの陽性者数を増やすために広範囲に使用されている。
皮肉なことに、「無効な陽性反応」に基づく欠陥のある数字が、コロナの陽性者を確実に増やすために操作されているのである。
さらに、通常これらのPCR検査は検査対象となる患者の医学的診断を伴っていない。
そして今、各国の保健当局は、コロナワクチンを支持するプロパガンダキャンペーンの一環として、「第3の波」を警告する(偽の)警告を発している。
WHOは、コロナのPCR検査手順が無効であることを認めている。コロナワクチンを接種する科学的根拠は全くないのだ。
WHOとPieter Borgerらの科学的アセスメント(上記)は、政府がロックダウンと国家経済の不安定化を正当化するために採用した検査が無効であることを明確に認めている。
無効なデータと数字のゲーム
これらの「無効な推定値」は、「第一の波」と「第二の波」の過程においてメディアが24時間365日、執拗に引用した「数字」であり、これが恐怖キャンペーンの材料となり、政府が打ち出したすべての政策を「正当化」するために使われてきたということ理解するべきだ。
ロックダウン
経済活動の閉鎖
貧困と大量失業
倒産
ソーシャルディスタンス
フェイスマスク
夜間外出禁止令
ワクチン
健康パスポート
無効なデータ。ワクチンを受ける前によく考えよう。
そして今、私たちはいわゆる「第三の波」に突入したという。(しかし、そのデータはどこにあるのか)
これは「嘘の塊」の合成物だ。
これは人類に対する犯罪である。
出所:https://www.globalresearch.ca/nucleic-acid-testing-technologies-use-polymerase-chain-reaction-pcr-detection-sars-cov-2/5739959?utm_source=pocket_mylist