サル痘:“私を二度もだましたなら、私の恥”
by Mike Whitney
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もうサル痘の季節だなんて信じられない、まだウクライナのデコレーションもおろしていないのに。
―ロビン・モノッティ
世界が予期せぬ天然痘の大流行に直面するというビル・ゲイツの予言が奇跡的に展開されている。私たちは驚くべきだろうか?
私は驚かない。これは最初の感染者が出る6ヶ月前にゲイツ氏が言った言葉である。
WHOレベルのパンデミック・タスクフォース、それは監視と、私が「細菌ゲーム」と呼んでいる実践を行う機関だが、それにはおそらく年間10億ドル程度が必要だろう。もし生物兵器テロリストが10の空港に天然痘を持ち込んだとしたら?世界はそれにどう対応するのだろうか?
– ビル・ゲイツ{1}
ゲイツの並外れた洞察力には驚嘆するしかない。まるで動物の内臓から未来を占う「ソフトウェア占い師」のようだ。それともワシントン湖畔の豪邸のどこかに水晶玉を隠し持っているのだろうか?いずれにせよ、実に驚くべきことである。以下はWorld Socialist Web Site(WSWS)の記事である。
前例のないサル痘ウイルスの感染がアフリカ以外の10カ国に公式に広がっている。この記事を書いている時点で107人の確定または疑いのある患者が報告され、英国(9)、ポルトガル(34)、スペイン(32)、フランス(1)、ベルギー(2)、スウェーデン(1)、イタリア(3)、カナダ(22)、米国(2)、オーストラリア(1)となっている。
流行の原因についてまだ多くが不明だが、1958年にサル痘のウイルスが発見されて以来、最も地理的に分散し、急速に拡大している。今後数日、数週間で、より多くのデータと科学的理解が得られるだろうが、すでに科学界や一般市民の間には深い懸念があり、それはソーシャルメディア上で広く見ることができる。{2}
繰り返す。1958年にウイルスが発見されて以来、最も「急速にサル痘の感染が広がっている」。
この「急速に広まる」という部分は、研究者がこれらのユニークな病原体の機能獲得に手を加え、より伝染しやすく、より致死的にしていることと関係があるのだろうか?そうなのだろうか?
私たちが知ることはおそらく決してないだろう。
そして、サル痘もまた、世界中に散らばる300ほどのペンタゴン出資の秘密研究所で作られたウイルスの一つで、その研究所は、今地球上の全ての人に厳しい警察国家の監視を課しながら世界人口の減少に尽力する億万長者のエリートの野望を実現するために、人類に対する大規模な戦争を現在行っているのではないだろうかと尋ねてもいいだろうか?
これに対する答えもおそらく聞くことはないだろう。
しかし、公正を期すために、『ニューズウィーク』誌のような「定評ある」メディアは、ゲイツ氏が上記のような予言をしたという主張に対して反論していることを述べておく必要があるだろう。これは『ニューズウィーク』誌の説明である。
ゲイツ氏は過去に生物兵器テロによる天然痘攻撃の可能性について語ったことがあるが、彼のコメントは文脈を無視して使われており、サル痘については触れていない。{3}
“文脈を無視して?“ つまりゲイツはある感染症(天然痘)が数ヶ月後に魔法のように現れるということに注目していなかったということだろうか?この記者はどのような「文脈」について言っているのだろうか。それを知りたい。
厳密に言えば、ニューズウィークが何を言おうが言うまいが関係ない。結局のところゲイツ氏は、今日の公衆衛生ゲシュタポの悪いところをすべて体現しており、それ故に批判を浴びているのだ。そして彼が公平に扱われていてもいなくても、ゲイツ氏は実験室でつくられた伝染病を使って、世界の人々を服従させ、自分のような貪欲なエリートが支配する専制的な新秩序を築こうとする計画の首謀者だとかなりの数の人が強く信じている。そしてWHOが新たに設立しようとしているパンデミック条約はこの点をさらに強調している。 実際、ゲイツ氏とその仲間たちは、世界を支配するという生涯の野望が今、手の届くところにあると信じているようだ。見てみよう。
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この記事を書くにあたり、読者が興味を持ちそうなネタをいくつも見つけた。例えば、2021年3月に「サル痘」の変異株による世界的なパンデミックを模擬した卓上演習が行われていたのを見つけた。このような「準備訓練」は、特に恐ろしい出来事の直前に行われることが多いのに驚かされる。単なる偶然の一致で片付けてしまっていいのだろうか?ブラウンストーン研究所のこの文章をみてほしい。
… 世界中のメディアが、2022年5月中旬に世界で初めて発生した「サル痘」の世界的流行に厳戒態勢を敷いている。ミュンヘンで行われた国際バイオセキュリティ会議で、2022年5月中旬に始まる「サル痘の変異株による世界的流行」のシミュレーションが行われてからちょうど1年後だ。
サル痘は1958年に初めて確認されたが、これまでアフリカ以外でサル痘が世界的に流行したことはない。 バイオセキュリティの専門家がパンデミックシミュレーションで予測したとおりの月の週に発生したのだ。この人たちをラスベガスに連れていってほしい!
世界的なサル痘のアウトブレイクは、1年前に行われた世界的なサル痘アウトブレイクのバイオセキュリティシミュレーションで予測された通りのタイムラインで発生したが、これは“イベント201”のわずか数カ月後に起きた新型コロナのパンデミックと驚くほど似ている。{4}
そして、上の抜粋を説明するのに役立つ1分半の動画がこちらである。{5} (シミュレーションの)アウトブレイクを報告するキャスターは「科学者はこのサル痘ウイルスが人工的に作られたものだと判断した」と言っている。
なるほど。そしてアナリストの一人は、次のような先見の明のあるアドバイスをしている。「政府が早期かつ果断に行動したところは感染がかなり少なくなってきている」。
これは何を意味するとあなたは思うだろうか?また実験的な血栓をつくる注射の準備をした方がいいということだろうか?そういうことなのだろうか?
ではここで今日のパンデミッククイズ。サル痘のような奇妙な病気が世界の10カ所で、まったく同時に自然発生する可能性はどれくらいあるだろうか?
可能性は「ゼロ」ではどうだろう?それは高すぎる?
私はここで危険をおかしてこの新しい病気が「自然に」発生した可能性はゼロであると断言する。唯一合理的な仮定は、新型コロナ同様サル痘は研究室で作られた病原体で、世界人口に対する生物学的戦争を遂行する秘密諜報員によって撒かれたということだ。しかしこれについてはファウチ博士に相談し、彼が同意するかどうかを確認しなければならないだろう。以下はWSWSの記事である。
以前の投稿で、科学者たちはアフリカの一部で流行しているこのウイルスはより感染力が強く、ヒトからヒトへの感染に適した進化を遂げた可能性があると推測している。さらに、1980年に天然痘が根絶されて以来42歳以下のほぼすべての人は天然痘ワクチン(サル痘の感染予防効果は85%)を接種していない。その結果、免疫がないので若年層でも子供と同じように簡単に感染する可能性がある。{2}
これは、単に別の大規模なワクチン接種キャンペーンが進行中であることを裏付けている。以下は、同じ記事からの引用である。
異なる国で複数の患者が発生することは非常に問題だ。…ポルトガルで感染確認、スペインで感染の疑いが出たことを考えると、世界的に感染の確認と疑いが拡大していることがわかる。我々はこの感染症がどの程度の規模になるのか、誰も把握できていないように感じている…。
疫学者による公式声明のほぼすべてで、彼らは皆、通常極めて稀であるにもかかわらずウイルスがすでに地域社会に定着していることに当惑していることを認めている。ジョンズ・ホプキンス健康セキュリティ・センターのディレクターであるトム・イングレスビー氏は、STAT Newsにこう語った。「これは、より多くの場所でより分散したやり方で始まっており、我々はそれがこれらのネットワークにどのように入ったかわかっていない。」{2}
つまり、すでにどこにでもあるということ?それなら、我々はどうするのか?
明らかな答えは、ロックダウン、マスク着用、そしてできるだけ早くワクチン接種を受ける、である。
さもなければ世界の人々のほとんどが苦痛に満ちた死に直面することになる。新型コロナのようになるのだ、忘れてしまったのか?もちろん人によっては、我々はまた意図的にだまされている、2年に2回のパンデミックは統計的にありえない、と結論づけるかもしれない。しかし集団ヒステリーが日常茶飯事になったとき、人々は合理的になれるだろうか?以下はその続きである。
天然痘ワクチンは重篤な副作用が多いため、集団予防接種キャンペーンでの使用は問題がある。しかし、サル痘は潜伏期間が長いので、天然痘ワクチンは「リングワクチネーション」モデルで曝露後の予防薬として機能することができる … {2} 。
言い換えれば、心臓発作、脳卒中、血栓症、死亡率が非常に高いからといって気を落とさないように。 米国疾病管理予防センター(CDC)の思慮深い勧告に従うだけで、すべてうまくいくだろう。それに政府はこの新しく改良された毒殺用の注射をすでに1300万本購入している{6}から、落ち着いて深呼吸して袖をまくり上げればいい。我々は皆もうこの演習を知っている。
しかし我々はペンタゴンの秘密の生物研究所で起きている怪しげな出来事について読むと困惑する。これらの研究所では数十億の人々を一挙に絶滅させることができる致死性の病原体を工業規模で作り出すなど、倫理的に許されないあらゆる策略に従事しているように見える。夜も眠れなくなる。タス通信のこの記事を見てほしい。
米国はウクライナでエボラウイルスと天然痘ウイルスを研究していたと、ウクライナの米国生物学研究所調査に関する国会委員会のイリーナ・ヤロバヤ共同議長は述べている。
今日、我々は米国がウクライナで特に興味を持っていた病原体の分析を発表した、と彼女は金曜日に記者団に語った。「ウクライナの領土に限られる病原体は別として、(研究所では)エボラ出血熱や天然痘など、ウクライナから遠く離れた場所に生息するウイルスや病原体も研究していた。」
議員によると、入手した情報は、「ウクライナで事実上米国防省によって行われているこれらのプログラムの基礎を支える積極的な目標設定」を示しているという...
今日、ロシア調査庁長官と行った対話と、委員会が入手した証拠は、米国が世界中に構築した生物情報ネットワークと、世界、特にウクライナに軍事的・生物的搾取を行っていることを完全に裏付けていることを強調したい。これは本質的に、深刻な世界的脅威をもたらしている。
しかし同時に、米国が実施するこの秘密かつ危険な軍事生物学的活動の真相を真剣に究明するよう、国際社会に促すべきである。そうすれば、共通の、平等で不可分の安全保障に関わる包括的な措置が開発されるだろう。細菌学的研究および毒素研究の非平和的利用と平和的利用の区別を考えると、それは完全に透明で管理されたものでなければならない。そして世界にはいかなる細菌兵器も絶対に存在させてはならない、これがロシアの主要な立場である。{7}
さて、ここで何が起こっているのだろうか?なぜ国防総省は世界中に300以上の生物研究所を持ち、人類に明らかな脅威をもたらす病原体の機能拡張研究を極秘に行っているのだろうか?そしてなぜ国防総省は、重大な犠牲を伴う特定の戦略的課題に沿ったものである可能性があることが示唆されている研究をする優生学、人口削減、気候変動運動などと関係のある悪名高いエリートをパートナーにしているのだろうか?
そして、もしサル痘が自然発生的なウイルスではなく、憲法に基づいた政府や個人の自由、現代文明の基本的な制度に対する容赦ない戦争の次の段階に過ぎないとしたら?もしかすると我々は、まったく異なる文明、つまり、見識ある年長者、企業のステークホールダー、そして、善意の慈善家たちがわれわれのためにすべての決定を下すような文明のための準備をされているのかもしれない。それは可能だろうか?
たしかにそれは考える価値がある。
Links:
{1} https://news.sky.com/story/microsoft-founder-bill-gates-warns-of-bioterrorist-attacks-and-urges-world-leaders-to-use-germ-games-to-prepare-in-interview-with-jeremy-hunt-12459391
{2} https://www.wsws.org/en/articles/2022/05/20/monk-m20.html
{3} https://www.newsweek.com/fact-check-did-bill-gates-predict-monkeypox-outbreak-1708171
{4}https://brownstone.org/articles/monkeypox-was-a-table-top-simulation-only-last-year/
{5} https://t.me/robinmg/19665
{6} https://nypost.com/2022/05/19/us-buys-millions-of-monkeypox-vaccines-after-massachusetts-case/
{7} https://tass.com/politics/1453907
https://www.unz.com/mwhitney/monkey-pox-fool-me-twice-shame-on-me/