No. 1482 中国、台湾のために「何としてでも戦う」と米国に伝える

中国、台湾のために「何としてでも戦う」と米国に伝える

https://www.rt.com (June 10 2022)

中国政府は国防長官会議において、台湾の独立に向けたいかなる動きも「押しつぶす」と明言した。

中国国防省のWei Fenghe上将は金曜日、米国のロイド・オースティン国防長官に、台湾が中国大陸から離脱するのを防ぐために北京は「どんな犠牲を払ってでも戦う」と述べた。この警告は、米国が台湾との数百万ドルの武器取引をしようとして、台湾の地位についてワシントンから矛盾したメッセージが出される中で出されたものである。

“台湾を中国から分割しようとする者がいれば、中国軍は全力で戦い、『台湾分離主義者』による台湾を祖国から分割しようとする試みを粉砕するために必要なあらゆる措置を取るしかない。”とWeiはオースティンに語ったと中国国防省のWu Qian報道官は述べた。

「中国軍は国家主権と領土保全を断固として守る」と、Wuは付け加えた。

Weiとオースティンの会談は金曜日、シンガポールで開かれた恒例のシャングリラ・ダイアローグ(Shangri-La Dialogue)という防衛会議の傍らで行われた。英国のシンクタンク、国際戦略研究所(IISS)が主催したこの会合には40カ国以上から参加者が集まり、岸田文雄首相のスピーチで開幕した。

オースティンとWeiの会談に先立ち、ジョー・バイデン米大統領は先月、中国と台湾の間で起こりうる紛争に米国は軍を参加させると宣言し、台湾と北京との関係における米国の長年の「戦略的あいまいさ」政策を無視するかのような態度を示した。

オースティンとアントニー・ブリンケン米国務長官はバイデンの発言を撤回し{1}、米国は「一つの中国政策」を堅持していると宣言した。つまり北京の台湾に対する主権を認めるが支持はせず、中国が武力によって台湾を同化させると脅した場合、米国の軍事介入を保証も排除もしないというものである。

しかしブリンケンが、中国が台湾に対して「挑発的なレトリックと活動」をしていると主張していること、さらに水曜日にペンタゴンが台北への1億2000万ドルの武器売却を承認したことは中国政府を激怒させた。中国外交部のZhao Lijian報道官は木曜日、このような取引は「一つの中国政策の原則に著しく反する」と発表した。

金曜日にシンガポールで講演したWuは、この武器取引に対する中国の反対を繰り返し、北京が台湾海峡の安定を脅かしているというブリンケンの主張を否定した。その代わりに、いかなる変化にも責任があるのは「台湾の独立と外国勢力」であると主張した。

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