欧米の政治家へ、これまでと違う公開書簡
An Alternative Open Letter to Western Politicians
by Asia Teacher for the Saker blog
親愛なる欧米の政治家たちへ!
ミサイル攻撃で中東に自由と民主主義をもたらそうとすること、単なる信念で地球の気候を変えようとすること、未知の資源をグリーンエネルギーだと約束すること、その一方で、インフルエンザのようなもので死ぬのを救うためにワクチンを推奨することを賞賛するといういつものおべっかではなく、これはいつもと違う公開書簡である。
アジアと極東で10年以上暮らし、仕事をして、最近引退して英国に戻ってきた英国人として、周囲の呆れた様子に私は唖然としている。うっかり私は別世界の不思議の国のアリスのウサギの穴に落ちてしまったのだろうか?それとも、どこかにバカな政治家を大量生産する秘密の工場でもあるのだろうか?
前任の二人に続いてまた一人、英国の首相が、経済破綻、インフレ、大増税、エネルギー危機、ポンドの下落を引き起こして辞任した。すっかり洗脳されている人々はドレスを着たヒゲの男を応援し、どんどん減っていく少数派は、社会的に操作されたイデオロギー的ディストピアでなぜニンジンが木に生えないかを説明することになるのです。その結果あなた方は、米国が今誰と仲たがいしているかによって、ロシアだったり、中国だったりを非難するのだ。
あなた方が税金で作られたれたエリート主義の象牙の塔に座っている間に生み出した混乱と騒乱を簡単に説明しよう。
あなた方は中東に自由と民主主義をもたらそうとしているのであって、ペトロダラーを見捨てた世界の主要な石油生産国を支配しようとしているのではないと言っているが、外の世界がそれを信じると思ったのだろうか?その冒険の失敗で何百万人が命を落としたのだろうか?
アスペルガー症候群、強迫性障害、選択的緘黙症で、スウェーデンの学校を中退した16歳の自閉症で母親から「死にゆく地球から立ち上る炭素を見ることができる特別な目を持っている」と言われた少女に、どれだけの人が心を奪われたことだろうか?自ら招いたエネルギー危機が迫り、イギリスとドイツが石炭火力発電所を再稼働させる中、あなたはまだ精神を病んでいるグレタと風力発電を応援しているのだろうか?
どうしてあなた方は、もし新型コロナワクチンを打たなければ、たとえ感染してもいなくてもコロナ(インフルエンザ)を他の人に移すことになると、真顔で何百万人もの人に言えるのだろうか?ワクチン詐欺の利益のうち、どれだけが製薬会社やロビイスト、そしてあなた自身の懐に消えていったのだろうか?優遇された企業への縁故契約の中、ワクチンを作っている製薬会社の株が高騰し、国中が札束の鳴る音を聞いていた。金儲けをしようとしていたのがばれて辞職した前英国保健大臣マット・ハンコック、聞いているか?
予想通り、捏造されたヒステリーが消え、人々の関心が薄れると、英国国民保健サービスからのアドバイスは、窓を開けてウイルスを外に出すようにとなった。どうやらウイルスはずっと私たちの家に潜んでいたようだ。さらに、「ニューノーマル」と呼ばれるロックダウンやマスク強制の実験も新型コロナ・パスポート導入の試みとともに失敗した。事実上の軟禁と移動の自由の実施に抗議して、何十万人もの人々がイギリスやヨーロッパ中の街頭に出て、大規模なデモを行ったからである。この後、次に来るのは気候変動のロックダウンだろうか?
次の話題は、ロシアは偶然にもNATOのミサイル基地に囲まれたもう一つの主要なエネルギー生産国であり、経済が崩壊し、別の「政権に交代する」ことを期待されて制裁を受けている。なぜこれが既視感があるのだろう?
核保有国が、国境に向かって前進する攻撃的な米国主導のNATOをいつまで容認すると思っていたのか? 西側の軍隊がロシア国境に集結したのは1941年で、それは良い結果をもたらさなかった。
皮肉なことにいまあなた方は祖父たちが戦ったナチスを応援し、今また彼らと戦わなければならないロシア人を誹謗中傷している。あなた方のうち何人が、過去8年間、クリミアとドンバスで行われたナチス民兵によるロシア人殺害を非難しただろうか?あなた方が彼らを武装し、訓練するのを手伝っていたが、その結果には目をつぶっていたのではなかっただろうか?ロシアの民間人が殺されているときにあなた方からそら涙や憤りのコメントはなかった。別の時代なら間違いなくあなた方の大部分は、以前の精神病質者と同じニュルンベルクの被告席に座っていただろう!
この四半世紀、あなた方はまぎれもなく英国歴史上最も役立たずで、腐敗し、破壊的な政治家たちだ。何世紀にもわたる文化的伝統や価値観を排除しようとするあなた方の「Woke」(社会問題に対する過剰な意識の高さ)によって、一世代でイギリス国民を低レベルにしてしまった。自殺者統計は急増し、精神衛生上の問題が過去最高に達し、現実の恐怖を遮断するために多くの人がドラッグをライフスタイルの選択肢としているように、あなた方が生み出したのは多様で平等な多文化ユートピアではなく、悪夢である!
そして、米国のデマゴーグとリベラルなファシストである欧州委員会。あなた方はこの20年間、そのイデオロギー的にゆがんだ権力追求で世界をより安全な場所にすることができなかっただけでなく、核戦争の危機をももたらした。ここだけの話、あなた方は経済を破壊し、街にテロを持ち込み、1970年代以来最悪のエネルギー危機を引き起こしたが、その一方で自分たちはとてつもなく裕福になったのだ。そう、私たちは気づいている。あなた方が一刻も早く権力の座から降りれば、我々西側諸国民も外の世界も、あなた方の無能さと殺人行為から休息をとることができるのだ!
私がこうしてイギリスでこれを書いている一方で、窓の外では、排気口が取り外され、窓が開け放たれた車が、耳をつんざくような音でラップミュージックを響かせて走っていく。歩道には半ズボンにタトゥーの入った無表情なハゲの中年男を乗せた無音の電気スクーターが走っていく。
筆者(Asia Teacher)は英国籍で、退職した英語と社会・政治学の教師。