No. 1646 消える光、灯る光

Some Lights Go Out, Some Lights Go On

民主党全国委員会(DNC)とバイデン陣営は選挙期間中、自分たちの言いなりになる友人がTwitterにいることを知っていた。そしてTwitterはその影響力について連邦選挙委員会(FEC)に嘘をついていた。しかし、それは表面上のことに過ぎない。
– TechnoFog on Substack

by James Howard Kunstler

この何年もの間、アメリカ人に浴びせられる誤情報や偽情報のほぼ全てが、実は政府とそれに奉仕するメディアからのものであることをアメリカ人は理解しただろうか?今この国にあるのは、この国の人々に対して心理作戦(PsyOps)戦争を仕掛ける「人を操る産業複合体」なのだ。それはなぜだろう?

基本的にこれは公務員による国に対する過去の犯罪を隠蔽するためである。イーロン・マスク以前のTwitterはすべての犯罪の主要な共犯者で助長者であったが、突然そうではなくなった。そのため今、政府の中枢にいるすべての人が恐れている。主な犯罪はアメリカの未来を売り渡すことに関わるもので、「ジョー・バイデン」とその仲間たちは全体像の中の最も露骨な犯人に過ぎない。

その前にはヒラリー・クリントンがDNCを買収し、国務長官としての任期中にウラニウム・ワン取引、スコルコボ軍事技術移転作戦のような儲かる作戦を行い、そしてそれらが明るみに出ないようにするためにロシア共謀作戦を行った。諜報機関全体もそれに深く関わっており、ロシア疑惑を4年にわたるクーデターにまで発展させた。ニューヨーク・タイムズ紙はヒラリーのデマを本物だとして報道しピューリッツァー賞を受賞したのを覚えているだろうか。2020年の選挙でトランプを追い出して以来、現在進行中の人種とジェンダーのペテン、気候詐欺、グリーン・ニューディールのでたらめなど、すべてがよりグロテスクになっている。

新型コロナは間違いなく意図的に撒かれたもので、エド・ダウドが言うようにそれは世界的な破綻を隠すためだった。これほど多くの政府が自国民に対して同じように行動するという驚くべき連携を説明するものは他にない。ロックダウン、ワクチンの義務化、ワクチンパスポート、等々。もちろん、公衆衛生当局が新型コロナについてあなたに語ったことはすべて明らかに嘘で不誠実であり、省いたわけでも、単なる無能によるものではなかった。実際、このウイルスはファウチ博士と同僚の助けを借りて中国の研究所で作られたものである。イベルメクチンとヒドロキシクロロキンはこのウイルスに対して効果的に作用した。「ワクチン」はきちんとテストされず、有害であることが判明した。そして今、新型コロナのメロドラマはワクチン接種者の死と、前述のすべての嘘の暴露で終わりつつあり、一方、騙しと偽装にもかかわらず世界的な破産はぞっとするようなクライマックスに近づいている。

選挙後の政治ショー(レームダック・クリスマスの間奏曲)を見ていると、アメリカのあらゆるものが崩壊と破滅に向かって南下していることを感じざるを得ない。現場経済は崩壊し、スーパーマーケットではインフレが起こり、供給ラインは壊れ、石油とガス産業は首を絞められ、医療は燃えて煙を出し、学校教育は不名誉と失敗でで折れ曲がり、ウォール街は音を立てて消え、ジョン・フェッターマンは歴史にその名を残す準備を進めている。

米国政府のウクライナ作戦は、その悲しい旧ロシア領と、驚くなかれ、EU、NATO、そして米国にとっても大失敗に終わりつつある。米国はついに、ポーカーテーブルでカモにされるように、ロシアというカードを切ってしまった。我々の手札はデュースのペアと最高がダイヤモンドの5だった。ロシアは巨大な天然資源と世界で最も安定した通貨でチップをかき集め、まもなく金に裏付けられる。結果はどうなったんだ、ビクトリア・ヌーランド?

EUはすでに機能的に破綻した。今では、燃料不足のために産業基盤をすべて失い、国家的な規模での自給自足とでも言おうか、中世の生活水準に戻るだけでなく、多くの小国が互いに争い、悪条件をさらに悪化させるような、競争の激しい野蛮な状況に直面している。悲しいことだ。2000年の変わり目に訪れたユーロランドは、とてもいいところだった。今、その灯が消えようとしている。まるで親しい親戚が、死の床で虚ろな目をして息を引き取るのを見ているように、その灯が消えていくのだろう。

西洋文明は結局のところ、家族のようなものである。そして今、その家族が崩壊しつつある。旧家がそうなるように、受け継がれてきた悪徳と無能の悪臭を放つ霧の中で。ここアメリカでは、政治的野党とされる共和党を信頼することは難しい。ミッチ・マコーネルとケビン・マッカーシーがまだ牛耳ってるのだから。彼らは、贅沢な報酬と嫌な特権を司る自分たちの同人会を主宰している。もし彼らが、アメリカが「ジョー・バイデン」の手によって歴史の中に崩れ落ちる間ただ傍観していても、ショックを受けてはいけない。米国を救うには、この二人を排除しなければならない。しかし少なくとも米国を窮乏・堕落・老衰から救い、私たちが知っていて愛した古い連邦共和国の形にすることは、ますます不可能に見えつつある。

「The Long Emergency」 (2006)で述べたように、大きなトレンドは非常に明確である。これから起きるのは世界政府とは正反対のことである。国家政府はむしろますます無力で非合法になっていき、小さな地域は、何かを継続するために、必然的に自立に向かわざるを得なくなる。私たちにとって、それはワシントンDCが無関係に沈んでいくことを意味し、一方で州か、州の一部は自分たちのことは自分でやらなければならなくなることを意味する。

その回復プロセスは、Twitterのイーロン・マスク革命によって急加速されたかもしれない。この重要な人物が反旗を翻したことで、人を操る産業複合体は活動がずっと難しくなったであろう。これまで覆されていた嘘が大規模に争われるようになる。ぼやけていたものが、はっきり見えてくる。冬の冷たい風に乗って、新鮮な空気が流れ込んでくる。中央銀行のデジタル・ドルの脅威など、国民に対する新たな作戦は、舞台から一笑に付されることになるだろう。ある光は消えていくが、点灯する光もある。

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