ドミトリー・メドベージェフ、ジョー・バイデンとの会談後、岸田文雄の恥ずべき対米従属を非難
Reuters (January 14 2023)
ロシアのドミトリー・メドベージェフ前大統領{1}は、日本の岸田文雄首相を恥ずべき対米従属と非難し、割腹するよう提案した。
土曜日のこの発言は、メドベージェフの衝撃的で挑発的な発言の中でも最も新しいものであった。メドベージェフは、かつては西側の改革派と見られていたが、昨年ロシアがウクライナに侵攻して以来、極端なタカ派{2}に変わった。
金曜日に行われたジョー・バイデン米大統領との首脳会談{3}の翌日、土曜日にワシントンで行われた記者会見で、岸田はメドベージェフの発言について言及することも、それについて聞かれることもなかった。
岸田と共に渡航した日本政府関係者は、コメントを求める声にすぐには応じず、日本では{4}首相官邸や外務省の通常業務時間外での発言について、誰もすぐにコメントすることはなかった。
メドベージェフはプーチン大統領の強い味方であり、ロシアの安全保障理事会と国防産業を監督する機関の副議長を務めている。
この発言は金曜日に行われた岸田とバイデンとの会談で次のような共同声明を発表したことに対してなされた。「我々は、ロシアがウクライナで核兵器を使用することは、人道に対する敵対行為であり、いかなる形でも正当化できないことを明確に表明する」。
土曜日、岸田は5月に広島で開かれる主要先進国首脳会議(G7サミット)で、ロシアのウクライナ侵攻後、国際秩序と法の支配を守る強い意志を示すべきだと述べた。
メドベージェフは、核発言はロシアに対する「パラノイア」を示しており、「広島と長崎の核の炎に焼かれた何十万人もの日本人の記憶にそむくものである」と言った。つまり原爆を投下したのは第二次世界大戦末期にアメリカが日本に降伏を促すために行ったということである。
岸田はアメリカに悔い改めることを求めるのではなく、自分が「アメリカ人のためのサービス係に過ぎない」ことを示したのである。
その上で、メドベージェフはこのような恥は岸田首相が帰国後の閣議で切腹することでしか洗い流せない、とした。
ロシアのウクライナ侵攻以来、メドベージェフは西側諸国の危機への干渉は核戦争につながりかねないと繰り返し警告し、キエフが公然と大量虐殺だと言っている言葉でウクライナ人を「ゴキブリ」と呼んだ。
プーチンは、核戦争の危険性が高まっていると述べたが、ロシアは「狂っていない」と主張し、自国の核兵器は純粋に防衛的な抑止力であると見ていると述べた。
Links:
{1} https://www.theguardian.com/world/dmitry-medvedev
{2} https://www.theguardian.com/world/2022/aug/01/dmitry-medvedev-journey-liberal-anti-west-hawk-russia
{3} https://www.theguardian.com/us-news/joebiden
{4} https://www.theguardian.com/world/japan