A Most Perfect Genocide
by Dr Emanuel Garcia
私は装飾が施された革張りの椅子に座り、肘にはカスクストレングスのスコッチ、そして唇にはキューバ産の葉巻をくわえている。煙の輪が高い天井に向かって昇っていくのを眺めながら、仲間たちのほうを向いて私の計画を提案する。
そう、私たちはずっと気持ちの悪い人間の屑に憂慮し、嫌悪感を抱いてきた。多すぎる人、悪い趣味、ピアスや入れ墨、ひどい音楽、彼らの繁殖力。私たちは皆、何かをしなければならないと思っている。この広大な世界は、無知な連中や想像力のない人、権力の行使に関して創造的才能がない人のための混雑した収容所ではなく、緑豊かな丘、雪に覆われた斜面、魅力的な水辺など、私たちの遊び場であるべきなのだ。
私たちはこれまで、多くの人が錯覚して、いわゆる彼らの個性と自律性を大切にしてきたことを知っている。彼らは本来あるべき姿よりはるかにはば広く、これまでよりもずっと安く旅をしてきた。正義と機会、平等、譲れない権利……それらが単なる儚い蜃気楼であることに彼らは気づくことはなかった。もしかしたら私たちは彼らに機会を与えすぎたのだろうか?
しかし今こそ彼らを抑制し、誰が誰であるかを示す時なのだ。
私たちの計画は長い間練られてきたものである。私たちは、彼らがどう考え、どう欲望し、どう反応し、どう行動するかを知っている。そして彼らが心の中でどれほど怖がりか、どれほど騙されやすく、どれほど素朴かを知っている。私たちは煽られると彼らがどれほど分裂しやすいかを知っている。どのように餌に食いつくかも知っている。
そして私たちはそのスペクタクルを完成させた。壮大なショーは人々を魅了し、畏敬の念を抱かせる。ダラスのテキサス学校図書倉庫6階で単独犯が銃を乱射、月への旅、重力で崩れ落ちるツインタワーに不思議なことにしかし巧みに操縦されたジェット旅客機が激突する…
しかしこれ、これこそが我々の傑作、我々の完全犯罪でなければならない。
ナチスは機械的な殺人ビジネスで大きな成果を上げたが、彼らのやり方では決してうまくいかないだろう。世界はあまりにも広すぎるし、さらに、私たちは手を汚したくない。
そこで私たちは、遠い異国の地で病原体を放つことにした。この病原体は特に有害なものではないがそれなりの苦痛や苦しみを与え、元々健康でない人には死をもたらすこともある。
実はこの病原体はいろいろなところで放出しているのだが、まず最初に物語は焦点を絞る必要がある。中国、武漢。抑圧的な政府とその子分たちが、疫病にどのように対処し、それがどれほど危険で、どのような対策を講じなければならないかを世界に示すのだ。それが世界の模範になる!
世界中の人々が投獄され、閉じ込められ、経済は崩壊し、死の脅威と恐怖がすべてとなり、誰もがその犠牲を受け入れる。それは健康のためなのだろうか?
確かに、「なぜ “治療 “方法を探そうという試みがなされなかったのか」と疑問を投げかける医師などがいるだろう。しかしこれらは下っ端だ。私たちは必ず彼らを抑えて、ワクチン接種という私たちの科学と解決策を行わせるようにするだろう。そしてもし彼らがインフォームド・コンセントや治療について詮索してきたら、 私たちは逆切れする。国民を危険にさらすとは何事か?そのような考えで、どうして診療ができるというのか?彼らの医師免許を交付する組織は何をすべきかよくわかっている。
ワクチン接種の準備が整えば、大衆は恐怖に駆られているので妊娠中はコーヒーを一滴も飲まない妊婦でさえ未検証の遺伝子改変免疫システム破壊注射を喜んで打つだろう。
しかし、人間と同じように、すべてのワクチンが同じというわけではない。あるものは何年も経ってからその害を表すだろうし、あるものはもっと早く壊滅的な影響を与えるだろう。異なるバッチ、異なるロットで。天才的アイデアだ。
小児用ワクチン接種が長年にわたって受け入れられてきたのと同じ考え方で、私たちはそれをワクチンと呼ぶがこの新しい「ワクチン」はまったく違う働きをする。実際このワクチンは病気にかかるのを防ぐことはできないし、病気を人に感染させるのを防ぐこともできない。
でも大丈夫。定義は再定義すればいい!突然でも徐々にでもワクチンの悪影響が問われることはないだろう。
医学の因果関係がいかに複雑なものであるか私たちは十分承知している。脳卒中や心臓発作がなぜ起こるのか、誰が説明できるのだろうか?多くの要因を考慮し、1つの要因を証明するのは難しい…… 調査員が原因を探るのを見るのはどれだけ愉快で楽しいことか!
大衆は私たちの懸念に、また政府、医療当局、そして彼らが信頼するメディアの辛辣な慈悲の心に感謝するだろう。
そして何年もかけて、一人ずつ、あるいは大勢が、倒れ、病んでいくのだ。
それは最もきれいな様子ではないが、選別され、慎重に切り取られるだろう。
それからどうなる?
私たちは、反乱分子や拒否分子、明らかにワクチンを打っていない人々から目を離さないようにしなければならないだろう。彼らの懸念が、減っていく大勢の人たちの間に伝わらないように。そう多くはないだろう?そして、彼らは簡単に識別されるだろう。
一方で私たちは夢を見る。私たちの富は3倍になった。私たちは機械的な人生観を機械と融合させる。そして私たちは永遠の存在になるのだ。他の生き残る人たちは感謝して奉仕するのではないだろうか?
クラブに暖かい同意のつぶやきが鳴り響き、グラスが鳴らされ、さらに葉巻が切られ、少年たちが私たちの言いなりになる準備が整った。
「諸君、これを何と呼ぼうか?」と私は尋ねる。
すこし時間をかけて‥昼夜長いこと「リセット」、「浄化」、「ルネッサンス」、そして「ジェノサイド」という趣味の悪い言葉を議論する。しかし、どんな言葉を使おうとも私たちは同意している:それが最も完璧なことなのだ。
違う?
Dr.Garciaはフィラデルフィア生まれの精神分析医・精神科医。2006年にニュージーランドに移住