No. 1809 戦争屋のアメリカ帝国は崩壊しつつある

The Warmongering US Empire Is Crashing, ……

嘘つき西側メディアはもう限界にきている

by Finian Cunningham

西側主流メディアは、アメリカ帝国のためのプロパガンダをこれほど露骨におこなったことはない。

虚勢は一糸乱れぬものである。戦争屋のアメリカ政府・政権と、その欧米・NATO帝国主義者の手下たちがよりあからさまになり、信用を維持するのに必死になっているように、彼らのメディアツールも同様である。ニューヨーク・タイムズ』、『BBC』、『CNN』その他多くのメディアは、一般大衆に対する情けないジョークである。一般的な知性を侮辱しているのだ。

フェイクニュースは何世紀にもわたって存在してきたが、今やそれは目に余るほど明白であり、自滅的なものになっている。アメリカの戦争屋帝国が、目に余るほど明白で自滅的なものになっているのと同じように。

現実との乖離と独立したジャーナリズムの劣化により、欧米の人々の間で、企業に支配された主流ニュースメディアに対する不信感が記録的なレベルに達している。

このインタビューでは、米国在住の作家ブルース・ギャニオンとダニエル・ラザールが、欧米メディアの虚飾をはいでいる。

米国とその同盟国であるNATOによるノルドストリーム破壊工作(戦争行為、国家テロ行為)の組織的隠蔽は、独立したニュースと情報の自由の柱であると主張する西側メディアが隷属的に機能していることを示している。

ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、英国国営BBCなどのメディアは、米国と他のNATO帝国主義政権のための哀れなプロパガンダの道具であることを露呈している。

すべての西側メディアは、米国によるノルドストリーム破壊工作がジョー・バイデン米国大統領の指示のもとで行われたことをほのめかしているシーモア・ハーシュ(およびその他の人々)による信頼できる調査報道を無視している。

もう一つの重要な問題はジュリアン・アサンジに対する卑劣な迫害である。西側メディアは、内部告発組織ウィキリークスを通じたアサンジの権利と原則的な出版に対する衝撃的な侵害を再び隠蔽した。ジュリアン・アサンジの唯一の「罪」は、米国とその帝国主義者の手先が犯した戦争犯罪を明らかにしたことなのである。

アサンジへのまさに拷問ともいえる、偽りの「スパイ容疑」で米国への引き渡しを待つ英国の独房での4年間というひどい虐待は、ジャーナリズムと国民の知る権利に対する悪質な攻撃である。しかし、「真実」と「事実に基づく」客観的情報の擁護者を自認する欧米メディアは、沈黙を守り、アサンジの迫害を容認することに共謀しているのだ。西側メディアは自分たちが守ると主張するジャーナリズムの原則そのものを破壊することに加担していることは明白ある。

ブルース・ギャニオンとダニエル・ラザールが指摘するように、真実を伝えることは犯罪であり、西側メディアは、独立した報道をする義務を著しく放棄していることが露呈している。欧米のメディアは、これまで以上に帝国の道具とみなされるようになったのである。

ノルドストリーム破壊工作とジュリアン・アサンジの事件を正しく理解すれば、西側諸国民は、自国政府の帝国主義的性質(戦争資本主義の利益に奉仕する政権)についての重要な洞察ができるだろう。帝国メディアの下僕たちによってなんとしてでもクリティカル・マスは阻止しなければならないのだ。

アメリカ主導の西側帝国主義勢力からすれば、ノルド・ストリーム攻撃やジュリアン・アサンジなどのスキャンダルを隠蔽することは必須であり、絶対不可欠である。もし国民が広く認識するようになれば、欧米政府の建前はすべて崩壊してしまう。だからこそ、西側メディアはこれまで以上に露骨に隠蔽を図るのだ。しかし、真実はいずれ勝つだろう。

ウクライナでの戦争は、ロシアに対する戦争屋と帝国主義の代理戦争であることがより明らかになりつつある。その戦争は、核の大災害を解き放つような全面的な世界戦争に飛び火する絶望的な危険にさらされている。

米国主導のNATOによる中国への侵略に関しても、同じように西側メディアの隠蔽工作が働いている。ここでも、西側メディアは、中国と対立し、アメリカの覇権主義的野心を支えるという狂気の温暖化政策を正当化するために、中国の脅威という帝国主義的プロパガンダを紡ぎ出している。

しかし、批判的で独立したメディアが、欧米のプロパガンダ・メディアの独占を徐々に、そして容赦なく打ち破りつつあることは、心ときめく明るい展望である。西側政権による陰険な検閲にもかかわらず、インターネットとグローバル・コミュニケーションがそれをもたらしている。

それとは関係なく、西側メディアは西側諸国の国民から、そして世界的にも、ますます不信と軽蔑の念を抱かれるようになっている。

私たちは、「裸の王様」の模範的な時代に生きている。欧米の支配的な政権とその嘘つき企業メディアの虚像は、これほどまでに劣化したことはないが、ここまで脆くなったこともない。欧米の嘘製造機の日々は残り少なくなっている。それは公共の利益に対する完全な不作為の結果であり、自業自得なのである。

西側国家の共犯メディアは「自由」であると主張する。皮肉だが彼らは嘘とプロパガンダの奴隷になる「自由」があるということだ。

破滅が延び延びになっている。

The Warmongering U.S. Empire Is Crashing, the Lying Western Media’s Days Are Numbered