No. 1883 普通の人がめざめる!

Normies Awake!

by James Howard Kunstler

西側諸国は一般的に外交をうまく進められず、都市も国を経営することもできずむしろ衰退に向かわせ、ハイテク・プロジェクトはほとんど失敗し、インフラは崩れ、経済は崩壊し、すべての公共政策は文明の自殺を最終目標としているように見える。

– ガイアス・バルター 

精神的に怠惰でいることが認められている8月、いわゆる「ノーミーズ(普通の人)」はあらゆる種類のニュースを隠そうとする強い力が動いているため、我々の逸脱した国の真の傾向を隠してしまい、このような異常な時代に普通でいることは可能なのだろうかと考えるかもしれない。

どんなニュースが隠されているのか?アメリカは破綻していること。国民が明らかに意図的に毒を盛られたこと。妖怪「ジョー・バイデン」が国を売ったこと。我々が意図的に、無意味な理由でウクライナで始めた戦争が負けようとしていること、そしてそれとともに世界における米国の地位も失われようとしていること。政府内に生き物のような犯罪組織が存在し、我々を取り巻く驚くべき異常の原因となっていること。しかし、そんなことは気にしないで……今はバービーに会いに行くといい。クラムサンドイッチを食べて、海に浸かって、マルガリータをもう一杯……9月はすぐにやってくるだろう。

いずれ政府のお金の倒錯は、特に返済するつもりもないのにお金を大量に借りることは、お金が消失して誰もお金を持たなくなるという不幸な状況につながる。そしてその結果政府の財政破たんは国全体に広がり、多くの人が困窮することになる。多くの銀行も破産する。お金を象徴するようなものを貯め込んでいた成功者たちも破綻する。そうなると、誰も何も買えなくなる。何も売れないビジネスは、ビジネスとしての機能を失う。しばらくすると、土を耕し食物を育てるか、土を耕し食物を育てた人々から食物を盗む以外、何の活動も意味をなさなくなる。そのころにはそれを社会と呼ぶことさえ難しいだろう。

9月までには、その行き先がある程度見えてくるだろう。債券市場がぐらついているのは、政府が支出増を止められないからだ。アメリカはますます多くの国債を発行して借金を増やしているが、世界の国債の買い手(別名貸し手)にとっては、以前は事実上リスクがないと考えられていたものが、今では悪い賭けに見える。そのため、金利と呼ばれる購買意欲をそそる要素は上昇せざるを得ない。しかし、金利が上がれば上がるほど、既存の債券の現金価値は下がる(新しい債券の方が金利が高いのに、誰が古い債券を欲しがるのか?)

債券の保有者は、主に銀行、年金基金、保険会社、政府系ファンド(他国)といった大きな機関である。平時であれば債券は安全で信頼できる投資対象だからだ。しかし、今は異常な時代だ。債券の価値が大きく下がれば、準備金の価値も下がる。そして、金融機関の負債(債務)に対して引当金が減りすぎると、金融機関は破綻する。

そうなると金融機関の既得権益を持つ人々も資金を失い、結局は債務を履行するために株式やその他の財産を売却しなければならなくなる。これは我々が「暴落」と呼ぶものになる。これは普通の人の注意を引くだろう。

アメリカを毒することはどうなっているのだろうか?イーロン・マスクがツイッター(現在は「X」)を買収して以来、このアプリはFBI、CIA、DHS、ホワイトハウスによる検閲に対して強化された免疫システムを開発した。ツイッターは再び情報交換のメディアとして人気を博し、最近ではかなり自由にニュースが流れている。以前の検閲や中止のニュースさえも流出し、興味深い結果をもたらす可能性がある。

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「ワクチン」の物語に疑問を呈した多くの勇敢な医師たちの声が今届いている。例えば、エドワード・ダウド、The Unity Project、”The Ethical Skeptic”、”Chief Nerd “などである。ツイッター上では起業家的なアナリストたちが定期的にデータやグラフを発表し、mRNA注射が何百万人もの人々にどれだけのダメージを与えたか、どれだけの人々がそれによって障害を負い、命を落としたかをアメリカやその他の国々に示している。9月までに、何が行われたかという認識と、それに関する公式の嘘のサイコパス的な程度は誰もが知っていて大罪が明らかになる閾値を超えるかもしれない。アメリカの政治的態度が大きく調整されることが期待される。

「ジョー・バイデン」に対する弾劾訴追を行うのに十分な公けにみられる証拠が確かにある。そのプロセスは、議会が伝統的な不活発さによりゆっくりと進んでいるが、他のすべての国家的大失敗が、ひどい行政指導のために危機的状況に向かっているため、勢いは増している。その証拠に、バイデン一族は彼が副大統領だった頃、”JB”の影響力を売り込むために国際的な企業のスキームに関与していた。それは贈賄行為であり、まさにその言葉は、高官を罷免する根拠を記した憲法の短い一節に含まれている。

コマー議員率いる下院監視委員会はすでにバイデン一家の銀行口座の不審な活動報告を大量に掘り起こし、オフショアの隠し口座情報などさらなる情報を約束している。ジム・ジョーダンの予備弾劾調査委員会は、最初の証人リストを作成した。その中には、影の「JB」補佐官マイケル・カーペンターと、トランプ弾劾の「内部告発者」であるCIA諜報員エリック・チャラメラが含まれている。彼は本質的に、最近暴露されたバイデン一族の賄賂犯罪そのものを調べようとしているとしてトランプを非難したのだが、これは痛烈な皮肉である。この秋、弾劾プロセスが本格化すれば、「ジョー・バイデン」は辞任し、ハリス女史は影の大統領バラク・オバマに管理されることになると思われる。それ自体が危機となるだろう。

我が国は、あらゆる要素を完全に誤った判断をしてばかげたウクライナの代理戦争に名声と財産を投じたが、少なくともまだ私たちの血は流されていない。しかし、その戦争の要素を完全に誤った判断をしている。多くの「ブロブ(米国国家安全保障関係者などのエスタブリッシュメント)」の役人のロシア恐怖症は、自国の国民生活のあらゆる自作自演の悪事をロシアのロシアのせいにしようとするかれらの不誠実な試みによって増幅された。ウクライナ戦争の汚れた秘密は、私たちはもはや自体をコントロールできないということだ。ロシアが事態を収拾し、哀れなウクライナは彼らの伝統的な勢力圏に引き戻される。我々の傀儡であるゼレンスキーがハロウィンまで政権を握っているとは思えない。NATOは消滅し、ヨーロッパの各国は産業経済がほとんど残っていない状態で自国の主権を確立するために奮闘することになるだろう。政府の崩壊が予想される。

それまでの間、クラムサンドイッチやサーフィン、お祭りのアメリカンドッグなど、気だるい8月の恵みを楽しむといい。普通の人が目覚めたときに起きることに備えて、ゆっくり休んでください!

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