No. 2243 永遠の戦争は「完全なテロとの戦い 」になる

The Forever Wars go full War OF Terror

by Pepe Escobar

これは極めて簡単な論証だ。2つの証拠、AとBをお見せしよう。

証拠A

この驚くべき確証はロシアのリャブコフ外務副大臣がロシアTVのインタビュー{1}で明らかにしたものだ。リャブコフは非常に有能で、10月にカザンで開催されるBRICS+のサミットを準備しているロシアの代表的な高級官僚でもある。

基本的に、ロシアの諜報機関は先月末にサンクトペテルブルクで行われた海軍記念日のパレードの間にキエフの諜報機関がプーチン大統領とベローゾフ国防相の共同暗殺を準備していたことを突き止めた。

リャブコフは非常に慎重だった。これは複数のトップ機関が関与する国家安全保障に関わる問題である。リャブコフは、プーチン大統領に対する「海軍大パレードでの行動が準備されているのか」という直接の質問に対しては、明言しなかった。ロシア外務省によれば、彼は「この種のイベントとの一定の関連性」があることを認めただけだった。

リャブコフは、キエフが準備しているこの挑発は「非常に憂慮すべき」ことであり、「最大限のダメージを与え、彼らが必要とする最大限のメディア効果を得るために、ロシアの国内行事に関連して計画された」と述べた。

興味深いのは、この筋書きがどのように展開したかということだ。

通常なら、ボルトニコフ(ロシア連邦保安庁)かパトルシェフ(プーチン大統領特別顧問)が、CIAのバーンズに電話をかけて真剣に説明を求めるところだろう。

今回はもっと過激だった。ベローゾフ自身が、ペンタゴンのトップである武器商人ロイド・「レイセオン」・オースティンに電話をかけ、キエフのチンピラどもを締め上げろ、さもなければ、と明言したのである。

さて、その露骨なロシアからのメッセージがどのように読めるか想像してみよう。

アンドレイ・マルティアノフが言ったように、ベローゾフは、キエフは単に存在しなくなり、もし米国が攻撃を許可するなら、やがて「ワシントンDCもそうなる」だろうと言ったに違いない。

リャブコフはまた、「他のいくつかの国」についても言及した。それはイギリスとポーランドである。

この小話からわかるのは、モスクワがようやく大局を理解したようだ、ということである。テロ組織と理性的に話をするには、ある条件が満たされれば容赦なく焼却処分すると面と向かって丁寧に伝える以外に方法はないということだ。

証拠B

これは、シオニスト・プロジェクトに浸透している宇宙的認知症に関するものである。

何が本当に危機に瀕しているのかを皆に注意喚起した{2}称賛に値するアラステア・クルークを除けば、西側全体で(ディランの言葉を借りれば)「長い黒雲」が降りてくるかもしれないということを理解している人はごく少数しかいない。

これはテルアビブ政府が「極右を制御できなくなった」こと{3}をはるかに超えている。

その始まりは、元イスラエル国防軍(IDF)参謀総長で元国防相でもあるモシェ・「ボギー」・ヤアロンとのインタビューの重要な部分にある。

スモトリッチとベン・グヴィールには、ラビがついている。ラビの名前はドブ・リオール。ユダヤ人地下組織のラビで、岩のドーム、そしてその前にはエルサレムのバスを爆破するつもりだった。なぜか?「最終戦争」を急ぐためである。

つまりネタニヤフ内閣の最も過激な二人は同じラビに従っており、そのラビはアル・アクサ・モスクを爆破してユダヤ神殿を再建し、パレスチナ人を追放するか皆殺しにし、来るべきハルマゲドンで勝利することを望んでいるのだ。

そしてヤアロンはこう言った。「この構想はユダヤ人至上主義に基づいている。我が闘争(ヒトラーの著作)の逆バージョンだ」。この場合、「ゴグとマゴグの戦争」(旧約聖書にでてくる神にさからう勢力)だ。ヤアロンは、「これがイスラエル政府の意思決定プロセスなのだ」と付け加えた。

最も重要なことは、テルアビブには数十万人の入植者からなる大規模な自警団、あるいは連動した民兵組織があり、それらは武装していて、制御不能で、軍やイスラエル国家そのものを攻撃することさえいとわない。

この狂信的な暴徒を説得したり正気に返らせる方法はない。彼らに対処する方法はただ一つしかない。そして事実、抵抗の枢軸はそこまでいっていないのだ、今のところは。

逆の我が闘争が抵抗の枢軸と対戦

このAとBを合わせると、米国の永遠の戦争は、ガザでの大規模なジェノサイドの中のミニ・ジェノサイドから、ベイルートからテヘランまでの連続的な暗殺、ベルゴロドからクルスクまでの民間人への攻撃と、継ぎ目のないテロとの戦争になっている。

グローバル・マジョリティ全域で、抵抗の枢軸がタルムードの精神病者たちに大恥をかかせることを期待しているのに、現状ではペルシャ人が孫子の達人ぶりを見せつける光景を目の当たりにしているに過ぎないのだ。

心理作戦(Psy ops)、戦略的曖昧さ、待ちのゲームである。イランの孫子の応用は完璧であり、タルムードの精神病者たちや例外主義者たちを完全に狂わせている。

その一方でウクライナ戦線では、新たな危機感がついに避けられなくなるかもしれない。ドミトリー・メドベージェフはこれまでになくはっきりと方針を打ち出したのだ。「これからは、一切の妥協を許さない」 

    今後、SMOは、領土外においても行われなければならない。これはもはや、わが国の公式領土を取り戻し、ナチスを罰するためだけの作戦ではない。我々は現存するウクライナの土地に行くことができるし、行かなければならない。オデッサへ、ハリコフへ、ドニエプロペトロフスクへ、ニコラエフへ。キエフにも、さらにその先にも。誰かが認めたウクライナ帝国の国境という意味での制限があってはならない。そして今、我々はこのことについて、恥ずかしがったり外交辞令なしにオープンに話すことができるし、話さなければならない。バンデラ主義者のテロ作戦は、この話題からいかなるタブーも取り除かなければならない。英国のやつらを含め、誰でもこのことを理解させよう。我々は、それが受け入れられ、我々自身にとって有益であると考えたときにのみ、それを止めるだろう。

というわけで我々は今、「論より証拠」という崖っぷちに急接近している。抵抗の枢軸とキリスト教正統派ロシアはともにゲームをステップアップさせる必要がある。劇的に。さもなければ絡み合ったテロ戦争は不吉なほど手に負えなくなるかもしれない。

Links:

{1} https://globalsouth.co/2024/08/06/the-time-for-moscows-concessions-is-in-the-past/

{2} https://strategic-culture.su/news/2024/08/05/the-1948-irgun-re-born/

{3} https://www.haaretz.com/opinion/editorial/2024-07-30/ty-article-opinion/the-netanyahu-state-has-lost-control-of-israels-extreme-right/00000191-000d-d76c-abf3-d26fa1c80000

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