Blessings from Heaven
by Israel Shamir
今日はニュースが2つある。良いニュースと悪いニュースだ。まずは良いニュースから始めよう。
良いニュース
中東の乾燥した土地では、雨はめったに降らない。アメリカやイギリス、ドイツなど、温暖な気候の地域に住む読者ならたまに雨が降らなくなるのは良いことだと思うかもしれない。なぜならそこには川や湖が、それも数多くあるからだ。我々の乾燥した土地では、水は思いやりの同義語だ。なぜなら我々にはその両方が不足しているからだ。井戸は枯れ、山々の泉はほとんど消滅した。歴史は、雨が降らなければ、溶けた鉛や鋳造された鉛の雨が代わりに降るだろうと教えている。
米国とイスラエルによるイラン攻撃によって、誰もが恐ろしいことになるのを予想していたが、全く予想外のことに、事態は好転した。イラン、イラク、シリア、トルコの報道機関は、それぞれの国で豪雨が発生し、気温が急激に低下し、場所によっては雪が降ったと報じている(そう、4月末の今!)。
結果は驚くべきものだった。ティグリス川とユーフラテス川は水で満たされ(モスルの住民は特に驚いている)、砂漠は花を咲かせ、イランのウルミア湖のような干上がった湖には水と生命が戻ってきた。一部のダム(イラク最大のダムであるダルバンディカンダムを含む)は、満水状態になったため放水を開始した。これは何年も見られなかった状態だ。イランは近年、歴史上最悪の干ばつの一つに何年も苦しんできた。川は干上がり、ダムの水位は危機的な低水位に達し、当局は水不足のために首都を移転することさえ囁いていた。そして突然、空が開いた。イランと隣国イラクに大雨が戻ってきたのだ。
短期間にこれほど劇的な天候の変化が起こることは、戦争や気象操作といった文脈以外では説明がつかない。歴史的に見ても、地域規模の干ばつがこれほど短期間でしかも決定的に解消されることはあり得ない。当然ながら、公式には説明がつかない現象に対して、人々は説明を求める。そして、彼らは見事な説明を見出したのだ!
この前例のない異常気象は、イランが湾岸諸国全域の米軍レーダーを爆撃したことが原因だとされている。正確な数は不明だが、その結果は中東の誰もが知っている。
伝えられるところによると、これらの強力なNEXRAD型ステーションは「雲を盗んでいた」(つまり、化学物質を散布したり、HAARP波やマイクロ波を使って雲の形成を妨げたり、風向きを変えてペルシャ湾に湿気を引き寄せたりしていた)というのだ。この科学は発展途上であり、その詳細は秘匿されているため、気象操作に関する我々の理解度について批判はしないでほしいが、その存在を否定できる者は誰もいない。その有効性については議論の余地があるかもしれないが、もちろん政府は気象を操作しようとしている。我々はそれを期待するだろうし、実際、要求するかもしれない。
気象操作を兵器として利用することは間違いなく最初の応用例の一つであり、おそらく国内での使用よりも先に行われる。つまりバグをなくすためだ。アメリカの大都市で気象操作をすれば何千件もの訴訟を招くことになるため、国内では絶対に否定できる範囲にとどめておく必要がある。しかし、海外、特にイランのような公式に非難されている「ならず者国家」なら……当然実験場となるのだ。
気候工学は1990年代にUAEとイスラエルの協力プロジェクトを通じて開始されたとされている(なぜ驚かないのだろうか?)。この地域の現在の水問題は概ね10~15年前に始まった。つまり、噂によれば指導者たちが自分たちのオアシスにクラウドファームを設置することを決めた頃だという。指導者たちのせいにするのはいいだろう。2011年、イランのマフムード・アフマディネジャド大統領は「彼らは我々の雨を盗んでいる」と言った。
もちろん、誰もアフマディネジャドの言葉を信じなかった。しかし、時が経つにつれ、気候変動は様々な国や地域で顕著になり、降水量(特に雪)の減少や消失、異常な夏の気温上昇などが見られるようになった。こうした絶望的な状況の中、イランに対してイスラエル・米国による戦争が勃発したのである。
https://x.com/IR_Press/status/2046944908246913457?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E2046944908246913457%7Ctwgr%5Ebb61567f2385c17356db1d950ff8e79041d6d194%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.unz.com%2Fishamir%2Fblessings-from-heaven%2F
イランがペルシャ湾岸地域の様々な標的に攻撃を開始するやいなや気候が変化し、数十年にわたる干ばつが文字通り一週間で終息した。つまり、現在の異常な寒さの春は、まさにこの理由(そしてこの理由のみ)で説明できるというわけだ。もしこれが事実なら、我々は早急に新たな陰謀論を必要とするだろう!
私は著名な物理学者であるRZ教授に尋ねたところ、快く見解を共有してくれた。:
言い換えれば、問題はレーダーと気候が関連しているかどうかだ。私は気象学者ではないが、おそらく関連していると思う。雲の形成過程は実際には十分に解明されていない。気相から雲の微小な水滴に水蒸気が凝結する際、核生成はまさにこの過程の開始時に起こる。レーダーのエネルギーは、この過程の開始時に小さな核を破壊してしまう可能性があり、その結果、雲が形成されないか、あるいは拡散雲となり、雨が降らない可能性がある。水蒸気で飽和した空気は風によって別の場所に運ばれ、そこで雨雲が形成される。しかし因果関係を証明するのは容易ではなく、長年の観測が必要である。
だから内部告発者が情報を開示しない限り、干ばつがイランのミサイルによって破壊されたアメリカ/イスラエルのレーダーによって引き起こされたのか、あるいは破壊された別の謎のHAARPシステムによるものなのかは確実には分からないが、結果は素晴らしい。10年間続いた干ばつが終わり、雨が戻ってきたのだ。正義の人が戦争から受ける奇妙な恩恵とはこういうことだろう。相関関係はあるが因果関係は立証されていないと言う人もいるだろう。確かにそうだが、不当な戦争の最中においては健全な疑念を抱くのは当然ではないだろうか?
イランがUAEにある秘密の人工降雨・気象制御センターを攻撃した際、標的としたのは単なる「基地」ではなく、イラクとイラン東部で意図的に干ばつを引き起こしていた気候制御システムの「中枢」だったのだ。
アル・ハッサニによれば、UAEにあるこの「秘密センター」は、世界的な気候管理ネットワークの一部だったという。
いわゆる地球温暖化現象は、ビル・ゲイツとその会社によって意図的に引き起こされた可能性もある。アメリカは億万長者たちをもっと厳しく監視し、彼らが意図的であろうとなかろうと地球を居住不可能な状態にしないようにすべきかもしれない。少数の人間が世界規模の権力を握ることは、まさに災厄の元だ。それぞれの億万長者は莫大な富と権力を振るい、世界のあらゆる場所にそれを向けることができる。それは非民主的であり、王権への回帰だ。誰もそんなコスモポリタンたちの恐怖の中で暮らしたいとは思わないだろう。
しかし、なぜ彼らはそんなことをするのか、とあなたは尋ねるだろう。干ばつが起きれば、彼らは私たちにボトル入りの水を売るかもしれない。空気が汚染されれば、彼らはボトル入りの空気を売るかもしれない。あるいは、売らないかもしれない。なぜなら支配は貪欲に勝るからだ。偶然にも、このような強力な存在がいるのはアメリカだけだ。彼らを制御するのは、あなた方アメリカ人にかかっている。もしあなた方がそうしなければ、最終的には中国とロシアの兵士によって制御され、全人類がその代償を払うことになだろう。
G・K・チェスタトンはこう評した。「現代、すなわち我々が生きるこの時代の、際立って驚くべき特異性は、富裕層がかつて世界で見られなかった全く新しい異常な権力を振るっているという事実である。過去のどの富豪も、今日の億万長者や金融家が持つような、人類に対する権力を持ったことはなかったと言えるだろう。」
さて、これは良いニュースだった。では次と対比してみよう。
悪いニュース
米国を訪問したチャールズ3世イギリス国王は、米議会での演説で、ウクライナ防衛のために英米の「揺るぎない決意」を維持するよう改めて呼びかけた。「議長、今日、ウクライナとその勇敢な国民を守るためには、まさにその揺るぎない決意が必要である」と国王は述べた。言い換えれば、国王は残存する英米帝国に対し、ロシアとの戦争に踏み切るよう呼びかけたのであり、これは自殺行為に等しい、人類にとって実に悪いニュースである。
さらに、 トランプ大統領と国王の会話を読唇術師が解釈した奇妙な話もある。それによるとトランプは、プーチンと会談した際プーチンは追い詰められたら英国と西ヨーロッパを破壊する用意があると述べたと言う。どうやらトランプは、ウクライナを巡るロシアとの戦争を続けるのを国王に思いとどまらせようとしたようだ。
イギリスが、第一次世界大戦や第二次世界大戦の時と同じように、米軍に窮地を救ってほしいと願うのは当然のことだ。トランプはイランとの戦争で身動きが取れなくなっている。いくら「オレンジマン」でも、二つの大戦に同時に国を巻き込むほど無謀ではない。トランプはプーチンの妥当な要求を受け入れることで、彼をなだめようとしているようだ。しかし、西ヨーロッパとイギリスを代表する国王は平和を望んでいない。
プーチンは平和を愛する人物だが、国王が要求する屈辱的な条件には決して同意しないだろう。こうして我々は再び核戦争の瀬戸際に立たされるのだ。
つい最近、Unzの読者はUFO理論家の記事を読んだことがあるので、地球上に本物の宇宙からの旅行者が存在しないのは、宇宙進出の瀬戸際にあった文明がことごとく自滅したためだという説があることをご存知かもしれない。今、私たちは自滅の瀬戸際に立たされているようだ。それは、ハルマゲドンを煽る死を求めるユダヤ人によるものか、あるいは一番を競う死を求めるイギリス人によるものかは定かではない。私たちの文明が、自国の億万長者や戦争屋の個人的な野心から逃れられる可能性は、あまり高くないだろう。
では、私たちに降り注ぐものは何だろう? 天からの恵み、つまり穏やかな雨、緑豊かな畑、そして豊かな収穫だろうか? 億万長者は、豊かな収穫によって穀物先物への投資価値が下がるのではないかと心配するかもしれない。好戦的な人物は、平和の到来によって人気が損なわれ、お気に入りの兵器システムの効果が薄れるのではないかと心配するだろう。こうした人々は、四半期ごとの配当を増やすためならどんなことでもするだろうし、誰も彼らを止めることはできない。億万長者の気まぐれ一つで、いつか私たちの頭上に、恵みの雨よりもはるかに深刻で破壊的なものが降り注ぐことになるかもしれない。いまこそ彼らを抑え込むべき時だ。おそらくは富裕税を導入して。