No. 2138 ガザ:戦略的必要性

Gaza: The Strategic Imperative

マイケル・ハドソン教授、ガザ破壊の真実 – アニア・K

アニア:皆さん、こんにちは。私のチャンネルへようこそ。今日で4回目ですがまだ続きます。とても特別なゲストで、経済学と金融アナリストの世界最高の教授の一人、ハドソン教授との再会をとても嬉しく思います。ハドソン教授、今日は対談にお付き合いいただきありがとうございます。

マイケル・ハドソン:またお招きありがとうございます。

アニア:視聴者にもお伝えしたいのは、この動画は特にガザとイスラエルで起きていることに特化したものです。もちろんこの状況に関連する他の国々についても取り上げますが、ハドソン教授は、1週間前、それも金曜日に行った前回のライブ配信の後、非常に詳細なメールを送ってくれました。ハドソン教授、会話をどこから始めたいですか?

マイケル・ハドソン:私自身の経歴から始めたいと思う。なぜなら私は50年前の1974年、ハドソン研究所でハーマン・カーンと共に働いていたからだ。同僚にはモサドの諜報員が何人もいて、彼らはそこで訓練を受けていた。ウジ・アラッドもそこにいた。彼はモサドのトップとなり、現在はベンヤミン・ネタニヤフの主要顧問を務めている。

つまり今日起きていることはすべて、50年前に、イスラエル人だけでなく米国の国防関係者の多くとも議論されていたことなのだ。なぜなら私は、国家安全保障機関であるハドソン研究所にいて、『スーパー・インペリアリズム』という本を書いた。私の専門は国際収支だが国防総省はその本を暴露本としてではなく、ハウツー本として利用した。だから国防総省は国際収支の専門家として私を連れてきた。ハーマンは私をホワイトハウスに何度も連れて行き、国際収支について議論するために閣僚と会談した。彼はまた私を陸軍大学校や空軍のシンクタンクにも連れて行った。

今起きていることはすべて、ずっと前から説明されていたことで、ハーマンは未来学者として知られていた。彼が映画の『ストレンジラブ博士』だった。あれはすべて、彼の原子戦争理論に基づいたものだが、彼はベトナム戦争の主要理論家でもあった。誰も気づかないようだが、今、ガザやヨルダン川西岸で起きていることは、すべてベトナム戦争時の米国の戦略に基づいている。それは「戦略的ハムレット」という考え方に基づいている。つまり、ベトナム全体を小さな区域に分ければ、それぞれの区域の移行ポイントに警備員を配置することができる。イスラエルがガザやイスラエル全土でパレスチナ人にしていることは、すべてベトナム戦争で行われていたことだ。

ハーマンは私に、それを説明するために現地の将軍たちに会わせた。ウジ・アラッドと一緒にアジアに2回行ったことも話したと思う。私たちはお互いをよく知るようになった。だから私は、当初からパレスチナ人を排除し、イスラエルを米国の近東石油支配の基盤として利用するつもりだったことを理解した。米国の視点からは、常にそのことが議論されていた。石油の一部としてのイスラエルだった。

だからハーマンの分析はシステム分析に基づいていた。全体的な目的を定義し、そこから逆算していく。どうやるのか?今日のイスラエルの政策を見ればわかる。まず第一に、パレスチナ人と戦略的ハムレットを孤立させる。この15年間でガザはすでにそうなっていた。イスラエルに行くにも、エルサレムに行くにも、イスラエルで仕事をするにも、地区ごとに電子パスが必要だ。

その目的は当初から彼らを殺すことだった。あるいはまず、彼らが出て行くような不愉快な生活をさせることだった。それが簡単な方法だ。今のようなことが起こっているのに、なぜガザに留まろうとするのか。出て行くだろう。しかし、もし彼らが出て行かないのであれば、彼らを殺さなければならない。理想的には、爆撃によって殺すことだ。イスラエルは米国人以上に、兵士の死を望んでいない。だから、ベトナム戦争でもそうだったように、米国の戦争形態は空爆だ。自分の命と自由のために戦っている人たちは、本当に必要な戦いなので、より強い戦士になる傾向がある。そうでない人々にとっては、兵士という仕事をこなしているに過ぎない。

つまり、今日あなたが目にしている大量虐殺は明確な政策であり、それは先祖たち、つまりイスラエルの建国者たちの政策だった。人のいない土地というのはアラブ人のいない土地、つまり非ユダヤ人のいない土地のことである。それが本当の意味だった。アラブ人はイスラエルの正式な建国以前、最初のナクバ、アラブ・ホロコーストの前から追い出されることになっていた。イスラエルの2人の首相はテロリストのシュテルン一味のメンバーだった。テロリストたちがイスラエルの支配者となったのだ。彼らはイギリスの刑務所から出て、イスラエルを建国するために加わった。つまり今日あなたが目にしているのはこの計画の最終解決策なのだ。イスラエルの創設者たちはナチスに執着し、本質的に、彼らが自分たちにしたことを彼らにもしたかったのだ。

米国にとっては、欲しかったのは中東の石油だ。そして何度も何度も、『お前はイスラエルに上陸した空母だ』という言葉を耳にした。後にモサドのトップとなるウジ・アラッドは、イスラエルがイスラエル人によって運営されることを望んでいたので、これを非常に不快に思っていただろう。しかし彼らは、イスラエルが国際収支に必要な資金を得るためには米国とパートナーシップを結ばなければならないことを理解していた。

つまり、今日あなたが目にしているのは、ベンヤミン・ネタニヤフという一人の人間の仕事ではない。バイデン大統領がまとめたチームの仕事だ。ジェイク・サリバン、ブリンケン国家安全保障顧問、そしてディープステート全体、彼らの背後にいるネオコングループ全体、ビクトリア・ヌーランド、そして皆だ。彼らは全員、自称シオニストだ。そして彼らは本質的に、米国が近東を支配するためのこの計画を10年ごとに繰り返してきた。

しかしベトナム戦争で学んだように、米国民は反対する。米国民はベトナム戦争に抗議した。バイデン政権が避けたいのは、1968年にジョンソン大統領が経験したような事態だ。ジョンソン大統領が再選キャンペーンの演説をするため、どのホテルや建物に行っても、「LBJ、LBJ、今日は何人の子供を殺したんだ」、と叫ぶ群衆がいた。ジョンソン大統領は自分が何をしているのか誰にも見られないように、報道陣から逃れるために使用人用の入り口を使わなければならなかった。そして基本的に、彼はテレビに出て、辞任した。

そしてジャーナリストのシーモア・ハーシュが(マイライの)虐殺について報道し、ジョンソンへの反対を煽ったが、ジャーナリストによって恥をかかされないようにした。ネタニヤフの計画を承認したバイデン大統領が最初に殺さなければならないのはジャーナリストだった。大量殺戮を許可するなら、米国内や世界の人々が米国やイスラエルに反対させたくはないはずだ。ジャーナリストを殺すのだ。10月2日のアル・アクサの事件以来、イスラエルでは毎週1人のジャーナリストが殺されている。それも計画の一部だ。

いらない人を空爆するなら、まず病院やすべての重要拠点を空爆しなければならない。これはベトナム戦争の考え方の一部でもある。どうやって住民を破壊するのか?これはすべて1970年代に解明されたことで、人々はシステム分析を使って、どうすれば必要なものを見つけ出せるかを考えようとしていた。住民を爆撃すれば、たとえジャーナリストを殺したとしても、それを隠すことはできない。住民を受動的に殺すにはどうすればいいか?つまり、目に見える爆撃を最小限に抑えるのだ。最も抵抗が少ないのは飢えさせることだ。それが2008年以降のユダヤ人、イスラエルの政策だ。

ニューヨーク・レビュー誌に掲載されたサラ・ロイの記事によると、2008年にテルアビブから大使館に送られた電報を引用し、ガザに対する全体的な禁輸計画の一環として、イスラエル政府高官は何度も大使館高官に、ガザ経済を破綻寸前に追い込むことなく維持するつもりであることを確認したという。そして今、ガザは崖っぷちに立たされている。

またイスラエルは特にジャーナリストや病院を狙い、温室を爆撃し、木を爆撃し、住民に食料を供給していた漁船を沈めた。そして国連の救援隊との戦いも狙っている。

先週のニュースでは、アラブ人ではない7人の食糧提供者が襲撃された。これは、システムアナリストの立場から言えば、まさに教科書に書かれている戦略的な行動だった。援助物資を提供する人びとを空爆して目立たせれば、他の援助物資提供者は行くのをためらうだろう。 援助物資を提供する人々が銃撃されるなら、我々もそうなるだろうと考えるからだ。

米国はこの件に全面的に協力している。ガザの人々を飢えさせるために、バイデンは国際司法裁判所(ICJ)が虐殺の可能性があると判断した直後、国連の援助機関からすべての資金を引き揚げた。これは、国連が食糧を供給する資金を持たないようにするためだった。

今米国はネタニヤフ一人の責任にしようとしている。そしてバイデンがネタニヤフとのテレビ録画の通話で、「爆弾を投下する際は人道的に行ってほしい、人道的な方法でやってくれ」と言った時、それは純粋に米国民に向けたものだ。これはあからさまで驚くほど偽善的だ。

10月2日にアル・アクサ・モスクがイスラエルの入植者によって襲撃され、10月7日にハマスのアル・アクサの洪水による報復に至って以来、バイデン政権と密接に連携している。すべての爆弾は、連日連夜、毎週毎週、米国の総力を挙げて投下されたのだ。そしてバイデンは何度も、パレスチナ人は敵だと言った。

だから、これは単にハマスに対するイスラエルの戦争ではないということを明確にしておきたいと思う。米国が支援するイスラエルの戦争だ。それぞれに目的がある。イスラエルの目的は、非ユダヤ系住民のいない土地を手に入れること。そして米国の目的は、ISISやISISの司令官との連携を図り米国が提供する標的にイスラエルを向かわせることである。

基本的に、これが作られた二重支配だ。

アラステア・クルークは、トリタ・パルシ(米イラン関係学者)の言葉を引用し、イスラエルの紛争とバイデンの黙認の実際の目的は、イスラエルが戦争に関する既存の法律や規範を意図的かつ体系的に破壊しようとしていることだと言った。それが実際の状況なのである。

ペペ・エスコバルのような記者が、米国はカオスのエージェントだと言っている。しかしそこには論理がある。米国は、近東、ウクライナ、そして特にシナ海や台湾でこれからやることを楽しみにしているのだ。楽しみにしているのは、他国が国際法廷で米国に不利な動きをしたり、訴えたり、何らかの形で制裁を加えたりするのをどう防ぐか?イスラエルはそのテストケースであり、単にイスラエルやパレスチナで起きていることだけを問題にしているわけではなく、米国が他の国々を通じて行おうとしているあらゆることに対するテストケースなのだ。

だから、米国連大使は「ジェノサイドに対する司法裁判所の裁定は拘束力のない判決だ」と言ったし、ブリンケンや他のアメリカ政府高官も同じことを言った。もちろん拘束力はあるが、強制力はない。そして昨日もブリンケンと米軍のトップが、ガザで大量虐殺は行われていないと言った。つまり裁判を起こす必要があり、それには何年も何年もかかるということだ。裁判が終わって賠償の判決が出る頃には、ガザ住民は全員死んでいる。つまり、米国の目的は国際法の支配を終わらせることであり、そのために1945年に国連が設立されたのだ。

実際、この国際法は30年戦争が終わり1648年にドイツで結ばれたウェストファリア講和に遡る。ヨーロッパ諸国はすべて、他国の内政に干渉しないことに合意した。これは国連の原則の一部でもある。

それでも米国は、他国、特にロシアや中東全域での政権交代を明確に提唱している。つまり、法の支配というものをすべて終わらせることができるのなら、米国のルールに基づく秩序に代わるものはないということになる。つまり、やりたい放題、カオスということだ。

ガザで起きていることを見れば、国連という秩序ある世界から、カオスへの移行が促進されていることがわかる。そして基本的に、全体像を理解することになる。その全体像、長期的な構図が何十年にもわたってどのようなものであったかが理解できるはずだ。だから米国にはプランBがない。反作用やフィードバックを考慮していない。それについては、もう少し後で議論しよう。質問はあなたにお任せする。

アニア:ありがとうございます。紹介の中ですでに私の質問の多くに答えてくれていますが、今お聞きしたいことがあります。あなたがEメールに書いてくれたことについて質問があります。
世界で起きている多くの状況を見ていると、本当に必要なのはお金の出どころを追え、ということであり、そうすれば多くの答えが得られると私は信じています。あなたのメールにあったように、確認したいのですが、イスラエルの開発業者たちはすでにガザを豪華なビーチフロントの土地にする計画を立てています。ハドソン教授にお聞きしたいのですが、イスラエルの存在意義とは何なのでしょうか?そしてこの場合、それは本当に彼らの豪華な不動産や石油のためなのでしょうか?この地域の本当の目的は他にあるのでしょうか?なぜそれほど重要なのでしょうか?

マイケル・ハドソン:まあ、それはビーチの土地だけではない。ビーチの沖合で発見された天然ガスはガザのものだ。イスラエルはそのガスを狙っている。

しかし、私への基本的な質問の順序に従えば、あなたが本当に聞きたいのはイスラエルが存在する主なゴールは何かということだ。もし本当に正義感が強すぎたら、彼らのゴールを信じられないだろう。その初期のゴールは19世紀、ヨーロッパが反ユダヤ主義的な時代に形成された。最も反ユダヤ主義的な地域はウクライナだった。レオン・トロツキーのオデッサ時代の自伝を読むと、そこでのポグロム(ユダヤ人に対しておこなわれる集団的迫害行為)のことが書かれている。そして最初のシオニストたちは、ユダヤ人がこの反ユダヤ主義からどのように逃れるかを模索していた。

問題はここからだ。イスラエルが建国した1947年までに、反ユダヤ主義は過去のものとなっていた。私が育った米国ではユダヤ人のほとんどは同化していた。もちろん彼らはイスラエルには好意的だった。アラブ人のことはほとんど口にしなかった。しかしユダヤ教には2つの派閥があった。

一つはウクライナやロシア、特にヒトラーやホロコーストで自分たちがされたことを覚えていて復讐心に燃えている人たちだ。彼らは分離し、保護されることを望んだ。

しかし米国やヨーロッパのユダヤ系住民のほとんどは徹底的に同化していた。そして、彼らが一番望んだのは分離することではなかった。彼らが望んだのはその反対だった。反ユダヤ主義を終わらせたかったのだ。

しかしイスラエルを牛耳っていたシオニストたち、シュテルン一味の指導者たちは、旧来の対立に執着していた。ある意味で、彼らはナチズムに取りつかれ、自分たちがされたことを彼らにしたいと言った。

そしてまた、民のいない土地という考えは、イスラエルをユダヤ人以外の民のいない土地にする、という意味だった。それが彼らのスローガンである「人なき土地」の意味だ。そして彼らは最初からアラブ人をパレスチナから追い出し、彼らのオリーブの木を破壊し、果樹園を破壊し、家を奪い、殺すことから始めた。それが、イギリスが彼らを投獄する前に、「まあ、確かに私たちはすべての指導者を投獄したが、牢屋に入れる前の指導者たちがやっていたことをやるためにイスラエルを承認し、イスラエルを一つの国にしよう」と言った理由なのだ。

アニア:ありがとうございます。あなたはメールの中で、ISISは米国の外人部隊の一部であるとも述べています。それについて詳しく説明していただけますか?

マイケル・ハドソン:ISISはもともとアフガニスタンでロシア軍と戦うために組織された。そしてISISの母体であるアルカイダは、単に米国の指揮下で戦う意思のある人々の名簿だった。

まあ、アルカイダの一部は9.11で米国に反旗を翻したが、大半、特にワッハーブ神学を信奉するスンニ派は、シーア派との戦いを強く望んでいた。イスラム教は、サウジアラビア、アラブ連合共和国、および近東地域の多くのスンニ派と、イラン、イラクの半分、シリアの一部のシーア派に分かれている。

それぞれの宗派が互いに戦っていた状況で、米国は彼らに資金と組織を提供し、実質的にイスラエルにISISを組織する大部分の組織を委任した。これは、アサド政権や、米国が敵と指定した相手と戦うためだ。つまり米国は彼らの石油を奪いたいと考えている。米国はイラクの石油を奪い、去らないでシリアの石油も奪い、シリアからも去っていない。

つまり本質的にはイスラム教シーア派はすべてイランに支配されているという理論に基づいて、米国はISISを使って全シーア派と戦っている。ガザでやっているように、シーア派を一掃しようとしている。パレスチナ人は主にスンニ派だと思うが、ISISは米国の外人部隊だと考えるべきだ。米国がISISを雇い、報酬を支払い、彼らをリクルートしているのだ。

ロシアで起きたウクライナ人の事件を見ればわかるだろう。ウクライナはタジキスタンからスンニ派のテロリストをリクルートした。米国はISISをリクルートし、中央アジアのロシア南部周辺地域で戦わせ、中国西部の新疆ウイグル自治区で戦わせようとしている。米国はISISを利用して、中国、ロシア、シリアなどの国々の統合を実質的に攻撃しようとしている。そして米国が自分たちの顧客であるオリガルキーを置くために体制変更を望む他の地域にも同様に使用している。

アニア:興味深い。彼らはISISを敵でありテロリストであるという説明しており、国民はまだこれを信じています。どうしてこんなことが可能なのでしょうか?

マイケル・ハドソン:まあ、これは偽善である。世界中の誰もがISISの残酷さと野蛮さに驚愕している。米国は、戦っている彼らは我々だ、我々は大統領府からISISを指揮している。我々はISISを愛している、とは言わないだろう。

バイデンはISISが大好きだし、ブリンケンはISISが大好きだ。ネオコンもCIAもISISを愛している。しかし米国民にそれを言えない。ネタニヤフにやっているのと同じように、ISISがやっていることを見ろ!というふりをしなければならない。私たちは本当にISISと戦わなければならない。

例えば、ISISにホワイトヘルメット(シリア内戦のNGO)を投入したとき、彼らは米国が提供する広報部隊であり、本質的に偽のプロパガンダ、偽のイメージ、偽旗攻撃を行う部隊だ。これらの偽旗攻撃や、ホワイトヘルメット、プロパガンダをコーディネートしているのは米国なのだ。

アニア:ある程度はすでにお答えになっている質問をしたいと思います。イスラエルは、ガザ空爆に関して、米国に相談することなく独自の決定を下しているのでしょうか?

マイケル・ハドソン:その問題は、米国とは何か、米国とは何を意味するのか、ということだ。公式な承認は必要ない。原則的にはすでに大筋合意している。やるべきことは何でもやればいい。

米国は彼らに自由裁量権を与えている。あなた方は現地の管理者だ。ISISを管理しているように、自分の国を管理すればいい。米国はイスラエルの大量虐殺を全面的に承認している。だから虐殺はないと言っているのだ。

そして、イランと戦うために戦争を拡大するという目的を共有している。ネタニヤフが何度も何度も言っているのは、イランを倒すまでは安全ではないということだ。それは米国が、1990年代にネオコンが描いたプランである。最初にアフガニスタン、次にイラク、シリア、そしてイランというのが、ウェスリー・クラークによって綴られたと思う。これらすべては最初から計画されていた。米国が考えているのは、どうすればそれを実現できるかということだ。

一般的な予想では、イスラエルに偽旗攻撃を仕掛けさせ、イランがイスラエルに報復するようなひどいことをさせ、その後、イスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したようにイランがイスラエルに何かする。そこに米国がイスラエルの同胞と世界の平和を守るためにやってきて、ガザがイスラエルに対して行おうとしている大量虐殺と、イランが世界に対して行おうとしている大量虐殺を阻止するためにイランを空爆する。

1970年代には、どうするかという議論があった。イランはどう反撃するだろうか?シリアやイラクの米軍を空爆する必要はない。イスラエルを爆撃する必要もない。ホルムズ海峡で船を沈めるだけでいい。大きな海峡だ。フーシ派が紅海で何をしたか見ただろう。大きな交通路はホルムズ海峡だ。そこにはサウジアラビアの石油があり、石油湾と呼ぶこともできる。ペルシャ湾と呼ばれているが実際は石油湾だ。すべての石油貿易がそこで行われている。石油湾で船を1隻か2隻沈没させれば、イランが望む限り、世界の大半が中東の石油供給から遮断されることになるからだ。

バイデンが本当に恐れているのはその点だ。なぜなら彼は、米国にはインフレはなく経済はかなり潤っているふりをしているからだ。イランがホルムズで船を沈没させれば、その後に起こるであろうインフレは、バイデンに対する米国の反発を高めることになるだろう。

大量虐殺や人殺しに反対するのは一つあるが、ガソリン代が上がるかどうかのほうがはるかに重要だ。米国民は、大量虐殺や人道に対する罪の事実よりも、そのことの方がはるかに重要だと考えている。それが米国を恐怖に陥れるのだ。

現在の問題は、イランへのイスラエルの挑発を、米国がNATOとヨーロッパの支援を得て、イランがホルムズ海峡を閉鎖する力を何とか阻止する口実としてどのように利用するかである。彼らは今、それを解決しようとしている。彼らが何をするかわからないが、ブリンケンはイスラエルはルールを破ったわけではないと言っている。すべて大丈夫だと言っている。米国が本当に言っていることは、彼らがこれで逃げ切れれば、世界中のルールは実際には存在しないと言えるということだ。やりたい放題だ。それが今ピークに達している。それは全て、ガザへのイスラエルの動き全体が事前に考えていたことのフォローアップなのだ。

アニア:ハドソン教授、ありがとうございました。次の質問は、民間人、ジャーナリスト、労働者の標的についてです。これについても、あなたはすでに取り上げていますが、なぜイスラエル軍はこれらすべてのグループを標的にしているのでしょうか?

マイケル・ハドソン:すべての人を標的にしている。パレスチナ人のいない土地を望んでいるのだから。ガザの社会が生き残るために必要な最も重要な人々を標的にしている。ジャーナリストが標的にされているのは、イスラエルがやっていることを世界に知られたくないからだ。米国は特に、ジャーナリストを殺さなければ、バイデン政権の印象が悪くなる。すでに米国人は戦争に反対している。

今年11月の大統領選挙に立候補している反戦候補はただ一人。ジル・スタインだ。他の候補者は皆、戦争においてイスラエルを完全に支持しているが、米国民は、大多数はイスラエルで起きていることを大量虐殺であり、人道に対する犯罪であると考えている。彼らはバイデンに投票するつもりはない。バイデンは選挙に負けるか、あるいは確実に勝てないだろう。誰も勝たなければ、下院に持ち込まれるかもしれない。

ガザの他の住民を追い出すためには、第一にジャーナリストを排除しなければならない。二つ目は、病院をなくすことだ。民衆を空爆している間に、多くの人々が負傷することになる。爆撃で負傷した人たちを全員死なせたいのだろう。そのためには病院を爆撃しなければならない。特に医者を殺す対象にしなければならない。負傷者を治療する医師がいなくなるだけでなく、他の国から来た国境なき医師たちも、ガザに行くのを怖がるようになる。なぜなら、もしあなたが援助物資を運ぶ食糧労働者であったり、医師であったり、援助活動家であったりすれば、ターゲットリストの上位に入るので、撃たれることが分かっているからだ。

アニア:恐ろしいことです。聞いているだけで、とても…

マイケル・ハドソン:そう、私が会議に出席していたとき、これらすべてがゲームの一部として語られ、そうやってすべてが計画されているのを聞いていて、どのように感じていたかを想像してほしい。議論されていたのはすべてこういう内容だった。我々はどのように悪を行うのか?という・・・

アニア:ええ、人間とは思えません。人間じゃない。

マイケル・ハドソン: その通り。

アニア:人間ではない魂のない存在。それしか言えない。

ハドソン教授、次の質問は、あなたがEメールで述べたように、すでにガザを豪華なビーチフロントの土地に変えようと計画しているイスラエルの開発業者についてです。あなたはこのことについて何を知っているのですか?彼らはすでにこの計画を立てているのですか?そのような不動産の計画があるのですか?

マイケル・ハドソン:米国人はスタートを切っている。彼らは埠頭の建設を始めている。ビーチフロントの土地が欲しいだけでなく、ヨットやヨットを繋いでおくための船着き場が欲しいのだ。

だから米国は埠頭を建設している。その理由のひとつは、埠頭の建設は、イスラエルの資産家がヨットを所有するためではなく食料を運ぶために建設しているのだ、と見せかけることができるからだ。しかし埠頭の建設が終わるころには、ガザの人々はいなくなっている。つまり、そこが重要だ。埠頭を建設することで、イスラエルは南から食料トラックが入ってくるのを防ぐことができる。つまり埠頭を建設することは、イスラエルに食糧を供給するための手助けをすることなく、手助けをするふりをすることなのだ。

そう、ニュースではイスラエルの不動産会社が、ガザはアラブ人がいなければ住みやすい場所になったのに、と言っている。もしアラブ人がいなければ、ガザは素晴らしい土地になっただろう。天然ガスがイスラエルの国際収支を助けてくれる。つまり、イスラエルのラグジュアリー開発の中心地にしようということなのだ。

アニア:繰り返しますが、聞いているだけで、まったくうんざりします。ガザが完全に消滅した場合、生き残ったパレスチナ人はどうなるのでしょうか?

マイケル・ハドソン:そうですね、土地はそこにあり、ビーチフロントの不動産は残るでしょう。アラステア・クルークは、最も明確なライターだと思う。彼はイスラエルとパレスチナ間の交渉担当者の一人だった。彼は2国間解決はもうあり得ないと説明している。

イスラエル側は、パレスチナ人を皆殺しにすると言っている。パレスチナ人は、イスラエル人とは共存できない、私たちが彼らを殺さなければ、彼らが私たちを殺すだろう、と言っている。だからイスラエルは、パレスチナかイスラエルか、どちらかのものにならなければならない。両方はありえない。永遠に終わりだ。だから2国家による解決策を口にする人は、ただそれを調べていないだけなのだ。

問題は、ガザがどのように存在するかということだ。ガザはイスラエルに占領され、ガザの人は逃げざるを得なくなる。イスラエルは、ガザの人がボートで逃げ、地中海で沈められることを望んでいる。リビア人はボートで逃げようとして沈められた。

だから、彼らは溺死するか、エジプトとその指導者がガザの難民のために設置している収容所にどうにかして入ることになるだろう。そして、ガザの人たちは、どうにかしてヨーロッパや他の国に入国しようとするだろう。だから、ヨーロッパにガザ人が大量に流入することが予想される。

一部の人々はこう提案している。ウクライナが人のいない土地に変わりつつあるので、もしかしたらガザ人がウクライナをパレスチナにするか、あるいはウクライナをイスラエルに与えることができる。なぜならウクライナはイスラエルの祖先の土地であり、シオニズムの始まりを告げるポグロムがすべてここで起こったからだ。今、あなたたちはそこに戻って行ける。もうウクライナ人はいない。彼らはあなたたちに対するプログラムを持っている。もしかしたら、イスラエル人はウクライナに行くべきかもしれない。どちらかの住民が移住しなければならない。

イスラエル人はすでに人口の大部分を失っている。特に生産年齢人口、特に情報技術や高賃金の仕事に就いている人口だ。つまり、すでに人口流出が起きているのだ。したがってガザは地理的には存在するだろうが、人口構成がどうなるかはまったくわからない。

イスラエル国防軍のヘルツィ・ハレヴィ長官は、先週の日曜日に、イスラエルはイランへの対処法を知っていると発表した。イスラエルには優れた防衛システムがある。そして、我々は米国やこの地域の戦略的問題のパートナーと協力し、活動していると述べた。つまり米国はエジプトに圧力をかけ、強制収容所を拡大させ、ヨーロッパに圧力をかけようとしている。多くのドイツ人が国を去り、彼らの仕事がなくなっているのかもしれない。パレスチナ人は、ドイツや他のヨーロッパ諸国、そして彼らが何らかの避難場所を見つけられるところならどこにでも行くだろう。

米国は、ユダヤ人が近東の石油を支配するというヨーロッパ帝国主義の目的にかなう限り、ユダヤ人に避難所を与えることを厭わなかった。しかしパレスチナが保護されるために何を提供できるだろうか?もしパレスチナ人がヨーロッパ人や米国人に提供するものがなければ、政府は単に関心がないだけだ。彼らはパレスチナ人を保護するために全く何もしてこなかった。また、サウジアラビアやアラブ連合共和国など、資金力のあるアラブ諸国も、パレスチナ救済に手を貸していない。サウジアラビアではすでにパレスチナ人の労働力が多いにもかかわらず、これ以上パレスチナ人を増やす必要はないのだ。それが基本的におきていることなのだ。

アニア:ハドソン教授、ありがとうございました。最後の質問の前に、政府が自分たちのことを気にかけてくれているという人々の思い込みについてお聞かせください。このような状況を見ても、世界のどの政府も自分たちのことを本当に心配してくれていると信じることができるのか、私には理解できません。胸が張り裂けそうです。あなたの話を聞くだけで、一杯一杯です。最後の質問は、いつ爆撃が止むのか、そして誰がガザ地区を再建するのか、ということです。

マイケル・ハドソン:爆撃するパレスチナ人がいなくなれば爆撃はやむだろう。イスラエルには再建する資金もなければ、再建する意思もない。仮にイスラエルが海辺に立派な家を建てて再建したいと思っても、誰がその建設をするのだろうか?

すでにイスラエルはインドと協定を結んでおり、インドの貧しい地方から多くのインド人建設労働者がやってくることになっている。しかし誰が彼らに給料を払うのか?労働許可証を与えることはできるが、彼らに給料を払うのは、ガザにある住宅やオフィス、イスラエルの新しい施設の再建を請け負う建設業者だ。それも、世界が動いて、いや、イスラエルはすべての土地を返還しなければならない、と言えば、パレスチナ政府のもとではイスラエルは少数派になるだろう。

イスラエル政府はパレスチナ人を殺すことを政策としているため、この地域全体を支配することはできない。だから、2国間解決は不可能だと思う。今、パレスチナ人を支援している人はいないようだ。

誰が再建を助けるのか?トルコの建設業者が来て建てるかもしれない。他の中東諸国も再建するだろう。サウジアラビアは大規模な開発に資金を提供できるだろう。アラブ連合共和国は土地を買うことができるだろう。米国の投資家、もしかしたらブラックストーンも開発を手伝うかもしれない。

そしてもしこれらすべての国の外国人投資家が、パレスチナ人に対する大虐殺から得られるものを探しているという事実を見れば、なぜ起こっている大虐殺に本当の反対がないのかがわかるだろう。

そして、米国にとっての大きな利点は、あなたが今表現したような道徳的感情のようなものが存在しない結果、米国に対して、イラン、中国、ロシア、そしてアフリカやラテンアメリカで行っているような戦争や政権交代や干渉について、何の主張もなされないということだ。これまで米国がアフリカやラテンアメリカで行ってきたようなことも同様だ。したがってイスラエルとガザ、ヨルダン川西岸地区は、新たな冷戦の幕開けと見るべきだろう。ガザ住民を追い出した後、ガザで何が起ころうと、それは米国が中国、ロシア、アフリカ、その他すべての国で行おうとしていることの計画なのだ。基本的には、大量虐殺と社会の破壊をどのように金融化し、金儲けにつなげるかという計画なのだ。そのためには、国連のような権威のある組織が存在しないようにしなければならない。

しかし皮肉にも、今起きているのは米国は自分たちがやりたかったことと正反対のことだ。つまり、ガザでこれが起きている間に、以前に話したようなグローバル・マジョリティ、つまりNATOと米国とヨーロッパ以外の世界は明らかに愕然としている。そして、ガザで起きていることを、このグローバル・マジョリティが止める唯一の方法は、国連に代わるもの、世界銀行やIMFに代わるもの、米国が支配してきたすべての組織に代わるものを作ることなのだ。

アニア:ハドソン博士、今日はありがとうございました。私は個人的に、私たちは悪と戦っていると信じています。そして、私が微力ながらこのことに貢献していると感じる方法は、真実を追求し、知識と理解を持ち、事実と真実を世界と分かち合える人々を連れてこようとすることです。なぜなら、自分が何と戦っているのか、何と戦っているのかを知らなければ、ドン・キホーテと同じだからです。何が問題なのかを知らなければなりません。そして、あなたのようなゲストが登場し、視聴者と知識を分かち合ってくれることに心から感謝しています。あなたが今日私たちと分かち合ってくれたこと、そのすべてを知り、何年もそのことと向き合い、世界で起きている出来事の[展開]を見てきたことは想像に難くありません。感情や情緒を持つ者にとって、それはとても耐え難いことです。私には想像することしかできません。ありがとうございました。

マイケル・ハドソン:私があなたの番組に出演しているのは、あなたがこれが悪であることを理解しているからだ。そして、それは悪なのだ。

動画URL: https://youtu.be/gNu_OGbqyWk

https://www.unz.com/mhudson/the-truth-about-the-destruction-of-gaza/