The Kursk offensive: A foolish move
by John J Mearsheimer
ウクライナのクルスク侵攻は重大な戦略的誤りであり、敗北を早めることになるだろう。
消耗戦における成功の鍵となるのは、欧米の論者がこだわる領土の占領ではなく死傷者数比率である。クルスク攻勢における死傷者数比率は次の2つの理由からロシアに決定的に有利である。第一に、事実上無防備な域をウクライナ軍は制圧したため、ロシア側の死傷者は比較的少なかった。第二に、モスクワは攻撃に気づくと、広々とした攻撃しやすい場所を前進中のウクライナ軍に対してすぐに大量の航空戦力を投入した。当然のことながらウクライナの攻撃部隊は多くの兵士と装備の大部分を失った。
さらに悪いことに、キエフは最も必要とされているウクライナ東部の最前線から最強の戦闘部隊をクルスク攻撃部隊に編入した。この動きにより、すでに圧倒的に不利な戦況がさらにロシア側に有利に傾くことになる。クルスク侵攻がどれほど愚かな考えであったかを考えれば、ロシアが不意をつかれたのも不思議ではない。
この記事はResponsible Statecraft主催のシンポジウムでの「ウクライナによるロシアへの侵攻が本当に意味するものは何か?」という質問からの抜粋である。
https://responsiblestatecraft.org/ukraine-kursk-incursion/?utm_source=substack
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Republished from John’s Substack, August 15 2024