No. 2653 米国人が明かす中国の真実

American Reveals TRUTH About China After 18 Years

by Cyrus Janssen

米国には民主主義がある。中国にはそれ以外の全てがある。ちょうど私は2ヶ月の壮大な中国の旅から戻ったところだ。6つの都市を訪れ、工場、展示会と回り、顧客と会う喜びを味わった。そして言っておくが、世界は米国のメディアが日々伝えるものとは全く違う。今年初め、デンマークのシンクタンクが民主主義に関する報告書をまとめたが、世界100カ国以上を調査した結果が実に衝撃的だった。世界の79%の国々が今や米国より中国に対して好意的な見方をしている。どうしてそんなことがあり得るのか?実際に中国に行き、自ら体験し、そして最も重要なのは、西側メディアの洗脳から解かれれば真実が理解できるだろう。

この動画では、私が最近2ヶ月かけて中国を旅して学んだ5つのことを共有する。中国と世界の未来を理解する助けになるだろう。5つ目はきっと驚くはずだ。

1つ目は、わずか数年で中国の空気の質がどれほど改善したかということだ。正直言うとこれは私が今まで見た中で最も驚くべき中国の変貌の一つだった。2007年に初めて中国を訪れたが、その時期中国は最も深刻な汚染に苦しんでいた。上海を車で走っていた時、信号の色さえ見分けられなかったのを覚えている。汚染がそれほど濃く、重かったからだ。だがこの広州の映像を見てほしい。これはAIでもなければフォトショップ加工でもない。単に今夏に私のiPhoneで撮影した普通の動画だ。中国がどうやってこんなことを成し遂げられたのか?と思うだろう。その答えはもっと大きな物語に関わる。それは中国政府の5カ年計画から始まる。5年ごとに、中国政府は今後5年間で達成すべき一連の目標と目的を定める。2021年から2025年にかけて、中国政府は8つの主要目標を設定した。注目してほしいのは5番目の目標だ。それは中国国民の平均寿命を1年延ばす、であった。中国政府は国民に「今後5年間であなたが長生きできる環境を整えることが我々の目標だ」と宣言したのだ。このグラフの6番目の項目がグリーン開発の推進である。中国は今や再生可能エネルギーの世界的リーダーで、これが大気の浄化と汚染削減の主要な要因となっている。これは米国市民として驚くべき変革だと思う。なぜなら米国政府がこんなことを考慮するはずがないからだ。ほとんどの米政治家は次の選挙に勝つこと、あるいは裏で利益を得ることしか考えていない。それが真の違いだ。中国を好きか嫌いかは別として、評価すべき点は評価せねばならない。これが次のことにつながる。

2つ目は電気自動車の台頭である。2025年に中国を訪れ、EV革命が国を完全に変えたその規模に圧倒された。1つ目は大気質の改善だったが、それはEVの台頭と深く関わっている。25年前、ドイツ、日本、米国が自動車産業を支配していたがいずれもガソリン車に焦点を当てていた。2000年当時のEVはコンセプトカーに過ぎなかったが、中国にはそれを現実にするというビジョンがあった。中国政府は産業を支援し、税制優遇措置を講じた。その税制優遇は外国企業にも拡大され、このためテスラ(イーロン・マスク)は上海に直接ギガファクトリーを建設したのである。中国の道路を走る車の約60%が今やEVだと推定される。この国には数十もの素晴らしいEVブランドが存在し、イノベーションの限界を押し広げている。そしてこれが中国がAIロボティクスをリードする理由だ。今月上海で開催された世界AI会議を訪れたが、そこで目にした技術は正直言って未来から来たように感じられた。このチャンネルは深圳に拠点を置くX Originがスポンサーで同社は驚異的な新型AI家庭用ロボット「Yonbo」を開発している。

私には3人の幼い子どもがいる。夏になると家族と最新技術を見に中国に来るが、今年はYonboが印象に残った。Yonboは子供と家族向けに設計されたAI搭載のコンパニオンロボットで、聞いて見て、誕生日や日課といった重要なことを覚えている。Yonboは表情や声のトーン、言葉から感情を察知し、人間らしい感情で応えるのだ。子供が喜べば一緒に興奮し、落ち込めば心配するロボットだ。親として私が特に気に入っているのは、Yonboが教育と健康を核に設計されている点だ。絵本やインタラクティブゲームが付属し、宿題のサポートや言語翻訳まで可能だ。私はX OriginのCEOにインタビューする機会を得たが、彼らは明らかに単なる子供向けコンパニオンロボット以上のものを構想している。大きな革新は常に夢から生まれる。同社が追い求めたい夢は、「真の友人」と呼べるものを創造することだという。例えば飛行機は単に移動を楽にするために発明されたわけじゃない。人間が空を飛ぶというより深い夢から生まれた。真の革新の原動力は夢を追い求めることだとCEOは語った。もしロボット技術の未来に興味があるなら、あるいは子供たちに安全で楽しいAI体験をさせたいならYonboをチェックしてほしい。

さて、3つ目は中国はもはや模倣国家ではないということだ。これは正直、中国についてよく耳にする最大の誤解の一つだ。2025年の今日でさえ中国から数多くの新技術が生まれる中、西側はいまだに中国人は革新できない、コピーしか知らないと言っている。だがこれは真実から程遠い。中国が世界の製造業大国として台頭したのはまさにそうだった。外国企業を国内に迎え入れ、彼らの製品を生産し、製造と模倣に非常に長けていたからだ。しかしこの20年で中国は変貌を遂げた。単なる製造業者ではなくイノベーターとしての道を歩み始めた。外国企業向けの製品を作る代わりに「自社ブランド」を作り始めた。広州滞在中、私はシャオポン・エアローホール本社を見学する機会を得た。中国は文字通り空飛ぶ車を開発中だ。空飛ぶ車なんて単なる目新しさだけのもの、あるいは時間の無駄だと思うかもしれない。だが実はここから非常に重要な教訓が得られる。中国企業はイノベーションの境界を押し広げているのだ。空飛ぶ車が主流になるか? なるかもしれないし、ならないかもしれない。だが空飛ぶ車を発明することで、中国は我々が発明し得るものの限界を押し広げている。これが新たな産業と革新を前進させる方法なのだ。そしてなぜ中国ブランドが支配的か。これが4つ目につながる。

4つ目は中国ブランドの台頭だ。これは過去数年間で私が中国市場で目撃した最大の変化の一つだ。2007年に初めて中国を訪れた時、アメリカのソフトパワーが支配的だった。中国の人々はナイキのスニーカーを履き、スターバックスのコーヒーを飲み、アップルのiPhoneを使い、マクドナルドで食事をし、ビュイックのようなアメリカ車に乗りたがった。当時の中国人は国産品を買わなかった。海外ブランドを買うことは贅沢のステータスシンボルだった。その状況が完全に変わった。何年もの間、私はスターバックスの株主だった。当時スターバックスは中国で15時間ごとに新店舗を出店していたからだ。2017年当時、スターバックス株が長年上昇を続け、成長をもたらし続けた主な理由は中国だったのだ。だが今日、スターバックスは中国で他社との競争に苦戦している。これは私が共有した3つ目のことに遡る。中国はもはや模倣国家ではない。中国は産業を創造し、推進している。中国はコーヒー産業でさえ自ら発明し推進している。中国は世界で最も成長が速いコーヒー市場であり、上海にはニューヨークとロンドンを合わせた数より多くのコーヒーショップがある。スターバックスを追い詰めている中国企業がより多くのコーヒーフレーバーや楽しいコラボレーションを提供し、中国国内の顧客層を的確に捉えている。率直に言って、スターバックスのような米国ブランドからコーヒーを買うという魅力はもはや中国では色あせた。そしてその傾向が他の産業にも広がっている。この夏、私が特に気に入った発見の一つが「Benlai」という衣料品ブランドだ。この店はユニクロの中国版とも言える存在で、驚くほど高品質なスポーツ・アクティブウェアを非常に手頃な価格で提供している。その品質は他のブランドと遜色ない。だが価格は60%以下だ。迷う余地はない。さらに一歩踏み込んで、中国製バスケットボールシューズがNBAをどう変えたか見てみよう。2000年代半ば以降、50人以上のNBA選手がコート上で中国ブランドを着用する契約を結んだ。これもまた中国製EVの話につながる。コーヒーにも、食品にも、ブランドにも及んでいる。我々の日常生活で消費される多くのものが、かつては外国ブランドだったが、今や中国の競合他社に取って代わられているのだ。そしてその理由は極めて単純だ。中国はもはや模倣国家ではないからだ。中国は未来を創造している。これらの教訓は全て相互に関連している。そしてだからこそあなたが実際に中国を訪ねてみることが極めて重要である。これが実は中国について知るべき5つめのことにつながる。

それは中国がかつてないほど人気があることだ。これは大胆な意見だと承知しているが、動画の最初に述べたように世界の79%の国々が、今や米国よりも中国に対してより好意的な見方をしている。米国と中国は全く異なる道を歩んでいるということだ。中国は一帯一路構想を構築した。世界120カ国以上が中国を最大の貿易相手国と認めている。そして今年初め、中国はアフリカ54カ国のうち53カ国と新たなパートナーシップ協定を締結した。アフリカ大陸の未来を変革していくだろう。一方、ドナルド・トランプが率いる米国政府は、地球上のあらゆる国々と関税戦争を始めている。トランプは米国の最も親密な同盟国の一部を孤立させると同時に、米国の敵国数カ国との関係を深めた。率直に言ってトランプは米国の基盤そのものである憲法、そして国家の実際の機能の根幹を損なう多くのことを行ってきた。だがこれは米国の問題を説明する動画ではない。その話は別の動画で取り上げる。単純な真実は、世界中でより多くの人々が目覚めつつあるということだ。中国が実際どんな国なのかという新たな現実にである。そして我々はそのことについて、SNSに感謝するべきだ。昨年の夏、中国はビザ政策を緩和し始め、世界中の外国人が中国を訪れるようになった。実際、今YouTubeで検索すれば初めて中国を訪れた旅行ブロガーたちが率直な感想を語っているのがわかる。中国のソフトパワーはアメリカのソフトパワーと同等の強さになりつつある。

Labubu人形を見るといい。この中国製の人形が世界中で爆発的人気を博し、所有者(中国企業Pop Mart)の資産を今年だけで200億ドルも増やした。また今年初めに中国がDeepseekを発表した時、シリコンバレーの誰もが不意を突かれた。中国は予算のほんの一部で全てをオープンソース化し、世界へ贈った。これが中国のやり方だ。しかし繰り返すが、中国に行かなければ体験できず西側メディアだけをみていればこれらの話は決して耳に入らないだろう。「なぜ中国が未来なのか」という洞察は、ドイツ連邦経済開発貿易協会の会長であるマイケル・シューマン(Michael Schumann)の言葉である:「私は1971年に生まれた。ドイツで育った私たちは、皆、西を見上げていた。親が子供を米国に留学させられる学校の友達を羨ましく思ったものだ。当時、究極の成功とはューヨークのセントラルパークを見渡せるアパートを所有することだった。しかし中国の9都市を巡る2週間の旅を終えた今、私はこれまで以上に確信している。我々の未来は中国によって形作られると。その進歩は息をのむほどだ。日常生活へのAIの統合、先進ロボット技術の利用、ライドシェアや完全自動運転タクシー、時間厳守の高速列車でのスムーズな移動、比類なきインフラを備えた社会。将来の世代は東を向き、おそらく間もなく、究極の成功とは北京の朝陽公園を見下ろすアパートを所有することになるだろう」

これは驚くべき証言だ。世界中を駆け回り貿易取引を確保しようとしているシューマンが将来に向けて中国とより緊密に連携するのは間違いないだろう。繰り返すが、中国を見逃すことは未来を見逃すことだ。だからこそ今回の動画で、最近の中国訪問で学んだ最重要の5つのことを共有した。しかし最も重要なのは、今日の動画であなたが中国訪問の必要性を理解することだ。今日の動画が中国へ行くきっかけになればと願っている。なぜなら、あなた自身でその体験をしてほしいからだ。メディアやこのYouTubeチャンネルだけを情報源に頼ってはいけない。自分で調べ、探求し、好奇心を持ち続け、そして何より、オープンマインドを保つこと。そうすれば、世界のどこへ行っても迎されるだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=3O47_hIL7Bk