China Doesn’t Talk About America At All
indi.ca (2025年11月7日)
アメリカはいつも中国の悪口ばかり言っているが、中国はモノを作るだけでアメリカについてほとんど語らない。ちょっと恥ずかしいと思わないか? あなたが誰かを憎むことに時間を費やしても、相手はあなたを憎み返そうともしない。 中国の最新5カ年計画にアメリカは出てこないし非難もされていない。中国が遠回しに言うのは 「国際的な勢力均衡に大きな変化が起こっている」 ということだけで、それに対してアメリカは激しく怒っている。中国は「新たな技術革命と産業変革の新しい波の中でブレークスルーが加速している」と述べている。一方でアメリカはヨーロッパの産業を縮小させ、AIバブルで経済を再生しようとしている。これらの国は同じではなく、それはページを見ればわかる。中国はビジョンを貫き、一方でアメリカは盲目的な怒りで攻撃している。
少なくともオバマ政権以降、アメリカは必死に中国への政策転換を図ってきたが、いまだくすぶる歴史の熾火の中では、そこにたどり着くことができていない。アメリカは敵を相手に帝国主義の新たな一章を刻もうと必死に望んでいるが、ロシアとの戦争や中東での大量虐殺で手が回らない。アメリカの停滞、ヨーロッパの産業空洞化、そして白人帝国全体の崩壊に対して、中国は 「これらすべてが、中国が国際舞台で積極的に行動し、好ましい外部環境を形成するためのプラス要因を生み出した」としている。 あるいは、ナポレオンの言葉を借りれば、「相手が自滅している時は、放っておけばいい」ということだ。
白人帝国がアジアにおける数々の陸戦で崩壊に気を取られている間、中国は誰とも戦わず、自国民の生活向上に注力している。これが、大きく異なる展望と文書となっているのだ。アメリカの政策文書は帝国主義に焦点を当てており、中国を新たな赤狩りの標的として新たな支出を促し、冷戦を再開しようと躍起になっている。一方で中国はそのようには考えていない。彼らは自国のビジネスに集中している。
習近平国家主席は5カ年計画に関してこう述べている: 「我々は国内経済を強化し、国内経済の流れを活性化させ、その安定を国際経済の不確実性に対するヘッジとして活用しなければならない」。アメリカが関税を通じて他国の経済に課税しようとする一方で(最終的にはアメリカが支払うことになるが)、中国は自国の発展にのみ取り組んでいる。アメリカが他国のインフラを爆撃で粉々にしようとしている一方で、中国はインフラ建設を進めている。これらは全く異なるビジョンである。現時点でアメリカはただ憎んでいるだけで、憎しみを抱く者にとって最も腹立たしいことに中国はこれらをほとんど無視している。
もちろん、中国は間接的にアメリカについて言及している: 「我々は平等で秩序ある多極世界と普遍的に利益のある包摂的な経済グローバル化を推進し、世界的なパートナーシップのネットワークを拡大し、新しいタイプの国際関係を育むべきである」。 「我々はあらゆる覇権主義的、横暴、威圧的な行為に断固として反対し、国際的な公正と正義を守り、世界中の人々の共通の利益を守ら なければならない」。こう中国が言うとき、彼らがどの国のことを言っているのか誰もが知っている。しかし中国は名前を挙げていない。これはアメリカにとって少々恥ずかしいことだ。トランプは本当にみんなの注目を集めようと派手に振る舞っているが、中国はただゆっくりと締め付けを強めるだけだ。
事実、今世紀に大国間の競争は存在しない。アメリカがヨーロッパやその他の属国を貪り食う中で、白人帝国は 共食いし 、一方では、中国、ロシア、パレスチナが暴力で、あるいは静かに反抗することでアジアは解放されている。もちろんアメリカは、かつてクーデターでウクライナでスラブ人同士の暴力を引き起こしたように、中国人同士の暴力を渇望しているが、中国はそれに乗ってこない。台湾に関する中国の発言を聞くと、非常に友好的で忍耐強いように聞こえる。
台湾に関してはたった1段落しかなく、これはその半分だ。中国は 「(我々は)外部からの干渉に反対し、台湾海峡の平和と安定を守り、両岸関係における主導権と舵取り能力をしっかりと維持しなければならない。両岸間の交流と協力を深め、両岸の人々は協力して中国文化を守り、発展させなければならない」と述べている。 中国は、過去50年間アメリカを打ち負かしてきたすべての人が知っていることを知っている。それは、ただ待っていればいいということだ。
こうした状況すべてがアメリカを激怒させているに違いない。アメリカには当然5カ年計画などなく、4年ごとに政権交代を繰り返している。そうすることで寡頭政治家が争いを巻き起こさずに統治できるからだ。しかし、アメリカは多くの報告書を発表している。それらはすべて、中国を自国の軍事力にとっての「ペースを脅かす脅威」、あるいはAIやテクノロジー分野における「同等の競争相手」と表現している。一方、中国はアメリカをそのような言葉で表現していない。これもアメリカを激怒させているに違いない。
軍事に関して、中国は 「軍事力の増強は勤勉と倹約によるという原則を 完全に実行し、軍事開発の 効率性、費用対効果、持続可能性を確保しなければならない」としている。 アメリカは自国の軍事力についてこのように語らず、ただ資金を投じるだけだ。しかし中国は自国の軍事力が、たとえ血に飢えていないとしても、技術的にはアメリカより優れていることを既に認識している。血の金に汚されていないため軍事予算を膨らませる必要はないのである。
AIに関して、これは本題ではないが、中国は 「AIをはじめとするデジタル・インテリジェント技術のイノベーションを加速し、基礎理論とコア技術の飛躍的進歩を遂げ、 計算能力、アルゴリズム、データのより効率的な供給を確保する必要がある」と述べている。 中国はすでにAIをより効率的に作れることをDeepSeekで証明しているが、OpenAIはそれがなかったかのように振る舞い、GPUの利益を維持しようとしている。しかし中国はテクノロジーのお金に腐敗していないため、AIバブルを膨らませる必要はない。
見ての通り、そして私が述べた通り、アメリカと中国は全く異なっている。アメリカの目標は世界征服だが、中国は 「人々のより良い生活への願望を満たすことが中国の近代化の不変の目標だ」とシンプルに言っている。 これらは全く異なる主張である。多くの点でアメリカは中国に対して独り善がりの議論を展開している。中国はアメリカを打倒しようとしているわけではなく、単に植民地化以前の相対的な地位まで自らの文明を成長させようとしているだけである。一方、アメリカはあらゆる方向に激しいヒステリーを起こすことで、自らを瓦解させている。アメリカは必死に中国を誹謗中傷しようとしているが、中国はそれを無視してただ彼らの傍らを歩き去っていく。それはテレビドラマ『マッドメン』におけるドン・ドレイパーとギンズバーグのエレベーターのシーンのようだ。コピーライターのギンズバーグが「お前が哀れだ」と言うと、クリエイティブディレクターのドレイパーは「お前のことは一切考えていない」と言い返すのである。