No. 2727 台湾をめぐる日中の緊張

China-Japan tensions over Taiwan:

「チキンゲーム」? そうではない。

 By James Wood

正直に言うと、これを中国と日本の間の「凄惨なチキンゲーム」と呼ぶのは、単なる西側メディアの愚かな見解だ。

実際に起きていることははるかに単純だ:

日本の新首相・高市早苗は、長年にわたり中国を挑発してきた強硬なナショナリストだ。彼女は台湾をめぐる紛争に日本の「集団的自衛権」を公に結びつけることで政治的得点を得ようとした。彼女は自分が何をしているかを完全に理解しており、北京の反応も予想通りだった。

中国の対応は「理由のない攻撃」ではない。台湾を侵略して占領し、今もなお自らの過去と真摯に向き合おうとしない国への警告なのだ。そして今、東京の指導部は米国の安全保障の傘に隠れながら、自らを新たな「軍事大国」と見せかけようとしている。

現状の実情:

もしだれかがここでチキンレースをしているとすれば、米軍を駐留させ、米国の核の傘に依存し、外交政策をワシントンに操られている日本だ

一方、中国の立場は数十年間変わっていない。台湾は内政問題であり、外国の軍事的冒険主義を招くものではない。

さらに興味深いのは、日本がいかに素早く事態をエスカレートさせようとし、米国がいかに素早く「我々は日本と共にある…尖閣諸島問題も含め」というメッセージで介入するかだ。

毎回同じシナリオである:

日本が中国を挑発する
中国が応酬する
米国が「民主主義の防衛」に飛び込む
メディアが中国を非難する

しかし経済的現実はシンプルだ:

中国は一発も撃たずに日本経済を壊滅させられる。渡航禁止、留学生への警告、貿易制限(特にレアアース)で日本は数十億ドルの損失を被る。野村證券は既に2.2兆円の潜在的損害を試算している。これは北京が本格的な制裁を検討する前の段階だ。

忘れてはならないこと:

中国は「攻撃的」だと非難されながらも国内は安定を保っている。大規模な反日デモも、街に繰り出す民族主義的な暴徒も存在しない。一方、日本の右派指導部は公然と国内の対立を煽り、戦後の制約を書き換えようとしている。

真のリスクは中国ではない

ワシントンの軍国主義的な軌道に深く引き込まれ、一般の日本国民が望んでもいないし利益にもならないアメリカの対立の最前線に押しやられる日本なのだ。

日本政府が台湾問題で威嚇の姿勢を強めれば強めるほど事態は悪化する。習近平の2027年軍事目標が迫り、高市が「強硬姿勢」を貫こうとする中、緊張は急速に高まっていく。

この崖っぷちから退く必要があるとすれば、それは日本である。なぜなら中国がひるむことはないからだ。

日本は独自に行動しているのか、それともまたワシントンの代理役を演じているだけなのか、あなたはどう思う?

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