No. 2501 ユダヤ人の未来計画

Jewish Plan for the Future

あなたの土地を奪い、あなたをユダヤ人に変えること。

著名なユダヤ人未来学者がユダヤ人の未来について語っている。

by Hua Bin

マックス・シンガーはハドソン研究所のユダヤ人共同設立者で自称未来学者である。ハドソン研究所は同所のマーケティング資料によると「ユニークな未来志向の視点を持つ」ランド・コーポレーションを起源とする右翼系シンクタンクだという。

シンガーの共同設立者としてよく知られているのは、同じユダヤ人で当時最も有名な核戦略家であったハーマン・カーンで、同じくユダヤ人の有名人スタンリー・キューブリックが監督した映画『ストレンジラブ博士』(1964年)の狂気の元ナチ科学者のモデルとなったという不名誉を持つ人物である。

ユダヤ人の未来学者であるマックス・シンガーは、1987年に「未来学者が見たユダヤ人の未来」と題する記事を書き、「ユダヤ人の思想、宗教、政治、文化に関する」ユダヤ人のオンライン出版物である雑誌『Mosaic』が2020年にそれを転載した。

https://mosaicmagazine.com/observation/history-ideas/2020/04/a-futurist-looks-at-the-jewish-future/

以下は、ユダヤ人とユダヤ教の未来に対する、ユダヤ人を代表する未来学者の考えに光を当てる彼の記事からの引用である。もちろん、これらは彼の見解に過ぎず、イスラエルやユダヤの宗教的な公式見解ではない。あなたがどのように解釈しても構わない。私自身の考えはそれぞれの引用の後の括弧内に太字で記した。

「もっとも重要なことは、われわれユダヤ人は、過去2000年の大半の間に持っていたよりもはるかに多くの自衛力を持っているということだ。私たちはもはや、注意を引けば攻撃され、破壊されるという恐怖に支配される必要はない。

このことはすべて、ユダヤ教を拡大する途方もないチャンスにつながる。もし古典的なユダヤ教が優れた生き方であり、神が人々に望んでいる生き方であるならば、何千万、何億という人々がユダヤ人になることを選ぶべきではないだろうか?『ユダヤ人になることを選択する』とは、ユダヤ人と運命を共にし、ユダヤ人を愛し、ユダヤ人の掟に従ってユダヤ人の生活を送ることを決意することである」

 (欧米の多くの人々は、イスラム教徒が非イスラム教徒にシャリーア法の下で生活することを望んでいると非難している。彼らはこれをどう考えているのだろうか?西側諸国の何割が、「優れた生き方 」や 「神が人々に望む生き方-今日のイスラエルに代表されるように-」に加わりたいと思っているのだろうか?)

 「将来のユダヤ人の可能性についてのこの見解は、今日のユダヤ人としての私たちの役割について何かを教えてくれる。私たち、とりわけイスラエルのユダヤ人は、ユダヤ教がどのような生活、どのような人々、どのような国家を生み出すかを世界に示すことによって、ユダヤ教の未来を決定しているのである」 

(実際、世界はイスラエルがこの2年間にガザと西岸でとった極めて道徳的な行動から、ユダヤ教が祖国イスラエルでどのような生活、国民、国家を生み出すかを学んだ)。

「ではユダヤ教を、人々がどのように生きるか、何のために生きるかを決める際の市場における競争相手として見てみよう。ユダヤ教が市場で大きなシェアを獲得するのに十分だと考える根拠はプライドだけではない。ユダヤ教は、人間の基本的な欲求を満たす生き方を教えることを目的としている。それは、人々が善人になることを助けることによって世界をより良くするための非常に賢明で繊細なシステムである。それはまた、以前からあるものを破壊するのではなく、その上に築き上げるような方法で、両親の世界を改善しようとする若者の決意を惹きつけ、それを利用することができる理想主義の表現でもある」

 (興味深い。イスラエルは今日、パレスチナで「創造的破壊」に躍起になっているようだ。過去に築かれたものを壊すのではなく、そこを基盤にしてさらに発展させるのだ。もしかしたら、彼らは本気で言ってないのかもしれない。彼らの神聖なコル・ニドレ(ユダヤ教の贖罪の日に唱えられる祈りで1年の間に軽率にまたは無意識に行った誓いが無効になることを宣言する)について話さなかっただろうか?)

「将来の人口統計の事実は明らかだ。100年かそこらで、世界には約100億人の人口が存在することになる。もしユダヤ人がこの人口の1パーセントでも占めるとしたら、(私たちがその一部であった文明の中でユダヤ人がそれほど少数であったことはない)少なくとも1億人のユダヤ人(その多くは改宗者または改宗者の子孫)がいることになる。このことは、最終的にどのラインが我々の東部国境になるにせよ、イスラエルには多数派となるユダヤ人がたくさんいることを意味する」

 (これでイスラエルがなぜ国境を持たないのかが理解できる–イスラエルは「なりつつある」状態にあるため、東部の国境は有機的に成長するのだ。ムハンマド・ビン・サルマン、気をつけたほうがいい)。

「我々は1世紀で1億人、2世紀で5億人になれるだろう、たとえ新規改宗者が人口の1パーセントに達する年が一度もなかったとしても。

たった2世紀でどれほどの変化が起こりうるかを知るには、200年前に憲法を制定した米国を思い返してみるといい。米国人はすでに存在していたが、少数で、貧しく、教育を受けておらず、一部は奴隷で、世界において比較的重要ではなかった。今、それらはすべて変わったが、我々は今でも米国人だ(そして2人の祖父が移民で2人の息子がイスラエル人である熱心なユダヤ人として、私は今でも 『我々』と気楽に言える)。

「米国がこれほど大きく強力になったのは、主として米国人ではなく英語も話せなかったが米国人になった人々の移民のおかげだ。(そして米国は決して大量の移民を求めたわけでも、望んだわけでもない)。米国とユダヤ教には明らかな違いがあるが、米国の歴史は、200年の間にどれだけのことが起こりうるか、そしてどれだけの連続性が、どれだけの変化と組み合わされうるかを教えてくれる」

(この米国との比較は、さまざまな面で示唆に富んでいる:(1)米国はすでにユダヤ人支配階級に支配された新エルサレムではないのか?(2)もう一つの米国のようなユダヤ人の国と世界は共存できるのだろうか?人々は米国の覇権の上にさらにユダヤの覇権を背負って生きていかなければならないのだろうか?米国覇権は、世界支配のためにユダヤ覇権と戦うのか、それともまた別のフランケンシュタイン国家に統合されるのか?(3) 「5億人」のユダヤ人を収容するために、彼らはどれだけの土地を手に入れる必要があるのか?米国の面積に達するには、51番目の州であるカナダとグリーンランドを差し引いても大イスラエルはアラビア半島、イラン、トルコ、エジプト、アフガニスタン、パキスタン、インドを占領する必要がある。ユダヤ人による大量虐殺を含むあらゆるユダヤ的なものに対する彼らの熱烈な賞賛を考えるとインドは喜んでユダヤ人の国の一部になるだろう。 X、フェイスブック、その他のソーシャル・メディアで自分の目で確かめてほしい。他の国もひざまずいて屈服するだろうか?)

「……私たちは一般的に、ほとんどのユダヤ人がイスラエルに住むようになればイスラエルは成功だと考えているが、実は200年後、ほとんどのユダヤ人がイスラエルに住むようになれば、この時代のユダヤ教は失敗したことになる。つまり、たとえ3000万人のユダヤ人が古代の国境を埋め尽くしたとしても、イスラエルの外にもっと多くのユダヤ人が住んでいなければ、私たちは、世界の人々のために神の希望を証しする生き方をするという任務を果たせなかったことになる。

「私にとって、これまでのユダヤ教はすべて序章に過ぎずこれから本当のショーが始まるのだ。役者たちが初めて大勢舞台に登場する。我々の道を選ぶ人が多く現れるように我々が生きられる、という信念を持たなければ、我々は何者なのだろうか。」

 (戦線は引かれた。これまでやってきたことは序章に過ぎず、ユダヤ人計画はもっと大きな願望を持っている。彼らはあなたの土地を求め、あなたの子供たちをユダヤ人に改宗させようとしている。問題はこれをゴイムがどう選ぶかだ)。

https://www.unz.com/bhua/jewish-plan-for-the-future-take-your-land-and-turn-you-into-a-jew/