No 2308 バイデンの意図は混乱を巻き起こすこと

Biden’s Intent is to Sow Chaos

ネタニヤフとゼレンスキーはバイデンのために動いている

by b

主流メディアでは、バイデン政権がシオニストをガザやレバノン、その他の地域での破壊的な行動から引き止めようとしているが、残念ながら失敗しているという見方が広まっている。一部のコメンテーターは、これはイスラエル・ロビーが米国の政策において非常に強い立場を占めており、米国政府を思い通りに操ることができるためだと主張している。

私の直感では、これは順番が逆である。

これは実際にはバイデン政権がイスラエル(とウクライナ)政府を利用して、自らの外交政策の目的を達成しようとしているのだ。私が述べたように:

 「ネタニヤフはバイデンにごり押ししている。かわいそうなバイデンはどうすることもできない」というのが、しばらくの間メディアキャンペーンの一般的なテーマであった。

 私はそうは思わない。ホワイトハウスからペンタゴンに電話一本かければ、米国からイスラエルへの補給飛行機を差し止められる。絶え間なく補給が続けられなければ、イスラエル空軍は数時間以内にせよ、数日以内にせよ、ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、レバノン、シリア、イエメンへの爆撃作戦を中止せざるを得なくなるだろう。

 しかし、ペンタゴンに電話する代わりに、バイデン、アントニー・ブリンケン、ブレット・マクガーク、イスラエル国防軍(IDF)の兵士アモス・ホックスタインを中心とする中東チームはイスラエルに空爆作戦の延長を強く求めてきた。

 彼らは、2006年のブッシュ政権下におけるネオコンたちと同様に、「新しい中東の誕生」を期待している。それによって現地の戦略的状況は永遠に変わることになるだろう。

・・・

    このことから導かれる結論は、ネタニヤフはバイデン政権が望む通りの行動をほぼ完全に取っているということだ。{1}

著名な歴史家でありジャーナリストでもあるギルバート・ドクトロウも同様の意見である:

しっぽを振る犬とその逆のケースについてさらに詳しく{2}

読者の中には、米国が中東における代理人としてイスラエルを利用しており、同地域でイスラエルが暴れるのを黙認しているだけでなく、米国の世界覇権に沿う形で米国の同地域における優位性を強化するためにイスラエルを利用しているという私の主張を支持する人もいる。イスラエルの残虐行為に憤慨するどころか、米国政府はイスラエルがこれまで米国が中東で受けた数々の屈辱、最近では無秩序で不名誉なアフガニスタンからの撤退、さらにさかのぼれば米国が支援する国王を打倒したイランの革命指導部によるテヘランの米大使館占拠事件などの報復をしてくれることを満足している。

私の読者の中には私が間違っているとはっきり言う人もいるし、実際、ネタニヤフ首相はジョー・バイデンとその仲間たちをうまく操っているというのが、主流メディアのコンセンサスである。

このような議論はほとんど一般の人々には見えない。しかし、「Judging Freedom」チャンネルは45万人の購読者を抱え、ホストのアンドリュー・ナポリターノ判事は私のインタビューの翌日24時間以内に私の提案を犬(米国)が尻尾(イスラエル)を振るという比喩で、彼の最も有名なパネリスト数人に提示した。確かに、私の考えはあまりにも「へそまがり」的であったため、オルタナティブメディア陣営の最も影響力のある人々からの反応を求めた。そして彼らは応えてくれた。一人の例外を除き、最も影響力のある識者たちは、より敬意を払う形、あるいは敬意を払わない形で、私の解釈を否定した。

ジョン・ミアシャイマー教授とラリー・ジョンソンは、ナポリターノの番組に登場したゲストのうち、ドクトロウの論文を否定した2人である。

しかし、この難問を掘り下げているのはドクトロウと私だけではない。コロンビア大学の歴史学教授で有名な論評家であるアダム・トゥーズは、ガーディアン紙の最新のコラムで次のように述べている:

中東とウクライナでの戦争に直面する米国は弱々しく見える。しかしそれはただの演技なのだろうか?

バイデン政権は場当たり的に行動しているという見方もある。壮大な計画などない。ウクライナ人やイスラエル人を統制したり、指導したりする意志も手段も欠いている。その結果、主に第三次世界大戦を回避することに重点を置いている。

しかし、もしこの解釈が優しすぎるとしたらどうだろうか?もしワシントンの意図を過小評価しているとしたら?もし政権の主要人物たちは、これを歴史を左右する瞬間であり、世界の勢力バランスを再構築する機会だと考えているとしたら?もし私たちが目撃しているのは、緊張戦略を通じて、米国が意図的かつ包括的な修正主義へと軸足を移していることだとしたら?

修正主義勢力とは現状を覆そうとする勢力である。拡大解釈すれば、事態の流れを変えようとする意図、例えばグローバル化の流れを逆転させたり、停止させたりしようとする意図を意味することもある。修正主義は往々にして、過去のより良い時代への憤りや郷愁と結びついている。{3}

トゥーズは、バイデン政権がロシア、中国、中東に対して行ったさまざまな行動を掘り下げている。そして、次のように結論づけた:

中国、ウクライナ、中東という3つの舞台は、侵略への対応であると米国は言うだろう。しかし、実際には現状への回帰を一貫して目指しているのではなく、むしろ事態を悪化させている。ルールに基づく秩序を支持していると言いながら、私たちが目撃しているのは、1990年代と2000年代の破滅的なネオコンの野望の復活に近い。…

ここで起こっているのは、単に泥縄式に事を進めているという以上のことだ。トランプ大統領に続き、バイデン大統領も、1990年代の冷戦後の秩序を意図的に破壊する積極的な推進者である。

人々は、バイデンが進歩的な意味でのリベラル派では決してなかったことを忘れているようだ。連邦議会議員1年目から、バイデン氏は常に保守派の側に立ってきた:

人種隔離主義者との同盟

1975年:バイデンは、ノースカロライナ州選出の共和党人で人種隔離主義者であったジェシー・ヘルムス上院議員とともに、教育支出法案にバス通学反対の修正案を支持した。修正案が否決された後、バイデンは、学校が人種によって教師や生徒を振り分けるために連邦政府の資金を使用することを禁じる、より限定的な修正案を提出した。修正案は50対43で可決された。

テレビのインタビューで、バイデンはバス通学を「愚かな概念」と呼び、「バス通学を廃止するには、憲法改正しか方法がないかもしれないと思うようになった」と述べた。 {4}

2002年、バイデンはネオコンと一心同体であった。上院外交委員長として、バイデンはイラク戦争の開始を熱心に主張した:

2002年のイラク戦争に関する投票の数日前に行われた演説で、ブッシュ大統領は決議案を承認することは「軍事行動が差し迫っている、あるいは不可避であることを意味するものではない」と述べたが、彼はまた軍事行動が必要となる「可能性」についても詳細に説明した。そして、戦争が勃発した日、バイデンは、「我々は彼にその戦争を遂行する権限を与えるために投票した。一歩下がって、彼を支援すべきだ」と言った。{5}

バイデン政権が現在のように世界的な混乱を巻き起こしている時、それはバイデンが以前から好んできた路線に沿って行動し、混乱を巻き起こす意図があるからであり、外部の特定の勢力からそうするように迫られているからではない。

Links:

{1} https://www.moonofalabama.org/2024/10/the-birth-pangs-of-the-new-middle-east-may-not-be-the-ones-the-us-has-wished-for.html

{2} https://gilbertdoctorow.com/2024/10/06/more-on-tails-wagging-dogs-and-vice-versa/

{3} https://www.theguardian.com/commentisfree/2024/oct/10/war-middle-east-ukraine-us-feeble-biden-trump

{4} https://www.nytimes.com/2019/07/15/us/joe-biden-busing-timeline.html

{5} https://www.factcheck.org/2019/09/bidens-record-on-iraq-war/

https://www.moonofalabama.org/2024/10/bidens-intent-is-to-sow-chaos-it-is-netanyahoo-who-works-for-him.html