No. 1661 「Twitterファイル」が明らかにしたこと FBIは廃止しなければならない

‘Twitter Files’ Make It Clear

We Must Abolish the FBI

by Ron Paul

“Twitterファイル “からさらに多くのことがわかるにつれ、FBIのような連邦機関が憲法修正第1条を迷惑で邪魔なものだと考えていたことはあまりにも明白になっている。金曜日に公開されたイ―ロン・マスク以前の時代の資料の中で、ジャーナリストのマット・タイビが鋭い指摘をした。「Twitterは本質的にFBIの子会社だった」。

今明らかになったのはFBIはTwitterに執着していたことである。2020年から2022年にかけて、Twitterの信頼と安全のチーフであるYoel Rothに捜査官が150通ほどのメールを送っていたことがわかったのだ。それらのメールには、米国政府関係者が “民間の “ソーシャルメディア企業に対して、コメントの検閲や気に入らないコメンターの追放を要求する内容が定期的に含まれていた。

海外影響力タスクフォース(FITF)は、FBIをはじめ国内での活動を禁じられた他の米国情報機関を含む米国政府の組織で、80人の捜査官は定期的にツイッターにどのツイートを検閲するか、どのアカウントを禁止するか指示することに従事していた。国土安全保障省は外部の政府委託業者や(政府出資の)非政府組織を引き入れ、米国政府が好まない言論を弾圧するようツイッターに別途圧力をかけていた。

米連邦政府機関は、黙らせたいアメリカ人のリストを文字通りツイッターに渡し、ツイッターはそれに従った。このことを十分に理解してほしい。

これは大規模なスキャンダルになるはずで、トランプ政権下で起きていたらそうなっていただろう。実際、トランプ関連の職員がこのようなひどい行為に及んでいれば、議会は弾劾3.0の準備を進めていることだろう。しかし、これらの米国政府職員は、概して親トランプ的な感情を抑えるために行動していたので何も聞こえてこない。

今回のTwitterの暴露で興味深いのは、FBIとその政府パートナーが風刺やユーモアにこだわっていたことである。フォロワー数の少ないマイナーなTwitterアカウントでさえ、連邦政府によって検閲や削除のフラグが立てられ続けていた。しかし、歴史を知ればこの強迫観念を理解することができる。ソ連時代、ソ連の国民は常に政治家の無能さ、腐敗、馬鹿さ加減を冗談で言い合っていた。サミズダートと呼ばれる地下出版物は、風刺、ユーモア、嘲笑に富んでいた。

暴君はユーモアを嫌い、風刺に耐えることができないのだ。FBI(とCIA)が、ディープ・ステートをからかうアメリカ人に対して重い手を挙げようとしたのは、明らかにこのためである。

しかし、この中には良いニュースもある。憲法学のジョナサン・ターリー教授が週末に書いたように、主流メディアが「Twitterファイル」を無視しても、アメリカ人は無視しないことがハーバード大学の新しいCAPS/Harris世論調査で明らかになったのだ。回答者のほぼ3分の2は、Twitterが2020年の選挙に先立って政治的動機による検閲に関与していたと考えている。世論調査対象者の約70%が、この企業・国家による検閲に対して議会が対策を講じる必要があると考えている。

ターリー教授は、憲法修正第1条は米国政府にしか適用されないが、「政府の代理人や代用品にも適用される。Twitterは今、元職員と政府の間にそのような関係があったことを認めている」と指摘した。

つまり今、FBI(米国情報機関や国土安全保障省とともに)が「民間」ソーシャルメディア企業を通じて、アメリカ人が互いにコミュニケーションする際に許される発言を操作してきたという証拠が揃ったのである。

これほどまでに非アメリカ的なことがあるだろうか?個人的に、私は吐き気を覚える。

私たちを敵とみなし、憲法を攻撃するようなFBIやCIA、その他の連邦機関など必要ない。連邦準備制度(FED)を廃止し、連邦捜査局(FBI)を廃止せよ!

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