No. 1998 他の全ての宗教に対する一つの宗教の戦争

One Religion’s War Against All Others

by b

アラステア・クルーク {1}:

 イスラエル国民の感情はかつてのリベラル派でさえ「大ナクバ」に向かっている。(ナクバは1948年、イスラエルの建国に伴い約70万人のパレスチナ人が周辺国などに難民として追いやられた日。)

ガザはナクバの圧力下にある。ヨルダン川西岸も同様で、パレスチナ人に対する入植者の暴力が急増している。かつての野党指導者ラピドのような「リベラル派」でさえ、今では占領下のヨルダン川西岸にいる「入植者」は「入植者」ではなく、その土地は「聖書に出てくるイスラエルの土地」であることに同意している。

ナクバの「野望」は南レバノン(リタニ川まで)にまで広がっている。ネタニヤフ政権の急進派はヒズボラが国境地帯から排除されなければ、イスラエル人がレバノンに隣接するキブツに戻ることはないだろうと言う。

 だから「イスラエル」はレバノンをリタニ川(重要な水源)まで『奪取』せよという呼びかけがあり、すると『思いがけなく』イスラエル空軍はレバノン国内40キロまで作戦を開始したのである。閣僚たちは今、イスラエル占領軍(IOF)は、ハマスが「消滅」したらヒズボラに目を向ける必要があると公然と語っている。

    …ホワイトハウスは明らかにレバノンとイラクの両方で状況が緊迫化する中、完全な地域戦争に転落することを避けようと必死になっている。日曜日には、イラクの勢力が再びシャダディの米軍基地にミサイルを発射した。

 「イスラエル」は現在の危機を、存亡の危機であると同時に「好機」でもあると感じている。長期的に「イスラエル」を「聖書の地」全体に確立するための好機なのだ。間違いない。これがイスラエル国民の感情であり、左派から右派までの血塗られた終末論に対するものなのである。

3週間前に私が指摘したように{2}、ジョー・バイデン大統領は撤退を余儀なくされる前、イスラエルのナクバ戦略を支持していた:

 米国はガザの住民のための安全な通路の確立に「積極的に取り組んでいる」{3}。ホワイトハウスは水曜日、イスラエルとエジプトとの協議が進行中であり、ガザで続くイスラエルの空爆から逃れるための「安全な通路」を確立するための積極的な努力が行われていると述べた。これは包囲された飛び領地での予想される陸上攻撃の中での発言である。

 「我々は、イスラエルやエジプトの担当者と積極的に話し合っている。我々は市民の安全な通行を支持する。ハマスがやったことについて市民は非難される筋合いはない。彼らは何も悪いことはしていない」と、国家安全保障会議のジョン・カービー報道官はホワイトハウスで記者団に語った。

 「我々は、エジプトやイスラエルの担当者とともにこの問題に積極的に取り組んでいる。民間人は武力紛争法のもとで保護されており、戦闘を避けるあらゆる機会が与えられるべきだ」と付け加えた。

イスラエルは、ガザに住む230万人の人々をエジプト国境に追い詰め続けている:

イスラエルはガザ南部の町から逃げるよう警告するビラを投下している{4}。

イスラエルはガザ南部にビラを投下し、パレスチナ市民にカーン・ユーニスの東端にある4つの町から出て行くよう伝え、ハマスとの戦争が以前は安全だと言っていた地域にまで拡大するのではないかという懸念を引き起こした。地元住民がロイターに語ったところによるとチラシはバニ・シュハイラ、クザア、アバサン、アルカララの市民に対し、武装勢力やその陣地の近くにいる者は「命が危険にさらされている」と警告している。

    …

国連の人権担当者、フォルカー・テュルクは、戦争が進行してから5週間が経過した段階で、「感染症の大規模な発生と飢餓」がパレスチナの人口密集地域で避けられないと述べた。燃料供給が途絶えると、下水システムと医療が崩壊し、すでに不足している人道支援物資も底をつくと予測し、これにより壊滅的な結果が生じる可能性があると警告した。

意図的に引き起こされた苦難は、エジプトや他の国々に対して難民への国境開放を迫るために利用されるだろう。その後、同じ方法がヨルダン川西岸にも適用されるだろう。リタニ川の上流にある南レバノンは、ヒズボラが一度解き放たれればイスラエルにとって現実的な脅威となるため、より難しい問題となる。ここでの策略はアメリカに血なまぐさい作業をやらせることだ。

一部の過激な入植者たちはさらに多くの外国の土地を望んでいるため、これだけでは終わらないだろう{5}。

 ユダヤ人国家の国境は?

ユダヤ人の祖国の国境は、東のユーフラテス川と南西のナイル川である。(これはイスラエルが今日支配している領土だけでなく、中東の複数の国々の領土を含むことになる。)

パレスチナのスローガンで物議を醸しているものがある。”From the river to the sea”(川から海まで)というもので、ヨルダン川から地中海までを意味している。これが問題なのは、現在イスラエルを構成しているすべての土地が含まれるためだ。しかし、あなたは川から・・・

どこが問題なんだ?

パレスチナ人は “川から海まで “というスローガンを使うことがある。しかしあなたはユダヤ人の祖国は川からナイル川まで、と言っている。そうだろう?

もちろん。もし誰かが今日新しい宗教を作ると決めたら、そのルールを決めるのは誰になるか?それは最初に神からの言葉や約束を得た国であり、その最初の国に権利があるのだ。キリスト教やイスラム教などのその他の宗教は、すでにある要求や認識などをマネしているだけだ。だからなぜイスラエルに作るのだ?世界のどこだっていいはずだ。その二重の意味で彼らは我々の後に来たのだから。

これは、一つの宗教のかなりの数の信者による、その他すべての宗教に対する戦争なのである。

Links:

{1} https://english.almayadeen.net/articles/opinion/-israel-s—nakba-doctrine

{2} https://www.moonofalabama.org/2023/10/biden-forced-to-call-off-his-plans-for-ethenic-cleansing-of-gaza.html

{3} https://www.yenisafak.com/en/news/us-actively-working-to-establish-safe-corridor-for-gaza-civilians-white-house-3671746

{4} https://www.theguardian.com/world/2023/nov/16/israel-drops-leaflets-warning-people-to-flee-southern-gaza-towns

{5} https://www.newyorker.com/news/q-and-a/the-extreme-ambitions-of-west-bank-settlers

https://www.moonofalabama.org/2023/11/one-religions-war-against-all-others.html