Jeffrey Sachs ‘EXPOSES’ NATO Power Dynamics, Links Alliance To U.S. Control Over Europe
米国同盟と欧州支配の関係
Mint
ジェフリー・サックス:なぜドイツは第二次世界大戦終結から80年経った今も米軍基地を抱えているのか?80年もだ。なぜ日本は第二次世界大戦終結から80年経った今も米軍基地を抱えているのか?そしてこれはNATO加盟国全体に当てはまる。米国がこれらの国々を支配しているからだ。これらは独立した国ではない。まともな文章にさえならない。残念ながら国連で彼らが口にするのはイランを攻撃することばかりだ。しかも、イランが攻撃されていることさえ言わない。国連安全保障理事会の会合でスコアカードをつけるのは予測可能だ。もしその国に米軍基地があれば、イランは侵略者だと言う。なぜなら彼らは自分たちを占領している国についての真実を絶対に口にできないからだ。だから私はずっとインドに言ってきた。「お願いだからクアッドに参加するな」と。インドは植民地支配を十分に味わってきた、だからアメリカの帝国の一部になるな、それは大きな間違いだ、と。しかしこれらの国々は過去80年間、アメリカ帝国の一部だった。だから彼らはまともに考えることさえできない。独立して考えるとはどういうことかさえ知らない。唯一、まともなことを言ったのはスペインのペドロ・サンチェス大統領で、彼は「私はこの戦争には関与しない」と言った。するとトランプは「スペインを地図から消し去ってやる」と言った。彼がどう言ったかは正確には覚えていないが、ワシントンのアメリカ人の一般的な考え方は「我々がすべてを支配する」というものだ。そしてトランプの考え方は、それを妄想的なレベルにまで押し上げ、「俺がすべてを支配し、誰も反論できず、俺が望む者を罰する」というものだ。だからこれらの国々は皆、口に出すのを恐れている。ただただ恐れている。彼らがどれほど恐れているかには驚かされるが、事実なのだ。去年の秋、湾岸諸国の指導者たちと話した際、私はこう言った。「君たちは恐ろしいリスクにさらされているのに、なぜイスラエルと手を組むのか?」するとそのうちの1人が私にこう言った。「ああ、でもNvidiaのチップを約束されている。データセンターも約束されている。」・・・これが正直なところ現実の仕組みなのだ!信じられないが。そして今、彼らはそのNvidiaのチップやデータセンターのために猛烈な爆撃を受けている。いいかげんに大人になって、こんな振る舞いを続けていては世界を守り抜くことはできないと理解しなければいけない。
Mint:サックス教授、NATOに対するあなたの不満はよくわかる。私が聞きたかったのは、ヨーロッパ、特にNATO加盟国が長い間、アメリカにイエスマンになってきたことは理解しているが、彼らが中東でのトランプの戦争への参加を断固として拒否したという事実は、彼らが自らの立場を確立し始める第一歩だと言えないだろうか? またご存知の通りトランプは「NATOは廃止すべきだ」と言っている。
サックス:皆のためにも彼がそうしてくれることを願っている。それはヨーロッパにとって可能な限り最良のことであり、ようやく大人になれるだろう。独立を取り戻し、再び主権国家になれるのだ。ヨーロッパにとって植民地時代が終わったことを祝うことができる。そしてこれらの国々の独立を祝うことができるだろう。これは素晴らしいことだが、彼は実行に移さないだろう。実行に移さない理由は、NATOがヨーロッパのためではないから。NATOはアメリカへの恩恵なのだ。それはアメリカが帝国を運営するための手段なのだ。だからトランプはこう言われる。「ありえない。4億5000万人に対するこの支配権をすべて手放すなんてありえない」と。そして彼はやらないだろう。でも私はそれが実現することを願っている。
Mint:トランプは中東の件についてヨーロッパの裏切りをウクライナ戦争で報復する理由と見なす可能性があると思うか?
サックス:そう願っている。なぜならウクライナとロシアの戦争は、ヨーロッパがウクライナへの支援を止め、米国がウクライナへの支援を止め、そしてウクライナが「わかった、我々は中立になる」と言うことで終わるべきだからだ。というのも、ウクライナでの戦争全体が今回の戦争と同じように狂った戦争だった。なぜなら、ロシアが「我々の国境に軍隊を配置するな」と30年間言い続けてきたのに米国はそれを聞き入れようとしなかった。そして米国は、「我々の軍事基地をどこに置くかについて、お前たちが指図できる立場か?」と言い放った。その結果、戦争に至った。そしてウクライナは世間知らずで、国家としての経験が乏しすぎたため、米国が彼らを導こうとしていた破滅的な結末を理解できなかった。だからもし米国と欧州が……
Mint:教授、私の聞き間違いかもしれないが、米国がウクライナへの支援を撤回することを望んでいると?
サックス:もちろん、何百万ものウクライナ人を死なせるような支援に、何の意味があるというか?それは支援ではない。
Mint:それはウクライナの崩壊を意味するのか?
サックス:ウクライナは単に中立を宣言すればよく、崩壊することはない。ロシアはウクライナを支配しようとしているわけではない。ロシアはウクライナの領土に米軍が駐留することを望んでいないだけだ。だからこの戦争は当初からNATOの拡大が1990年2月に米国とドイツがソ連と交わした約束に反していたことが原因で始まったのだ。その約束とは、NATOが東へ一寸たりとも進まないというもので、いつものように米国は裏切った。なぜなら米国は今日の世界における帝国だからだ。そして米国は、「我々はNATOを好きな場所に配置する」と言った。そして2014年、ウクライナ政府が「我々はNATOを望まない。中立を望む。NATOに加盟するのは賢明ではない。我々はロシアの隣国だ」と述べた時、米国はその政府の転覆を助けた。それが「カラー革命」と呼ばれるものだ。マイダンとして知られている。ヤヌコビッチ政権の転覆には至る所に米国の関与の痕跡がある。これは1990年代に米国が仕組んだ戦争だ。実のところ、彼らはこれが戦争になるとは考えていなかった。イランで「イランは1日で降伏する」と考えたのと同じようにウクライナがNATOに加盟すればロシアは決して抵抗しないと彼らは考えていた。そしてそれは彼らの誤算だった。彼らはこう考えた。「ロシアに何ができるというのか?我々はウクライナに進出する。ロシアには全く関係ない。」 私はアメリカの政策立案者たちと話をした。ちなみに私はこの仕事を40年以上続けている。彼らは賢くない。これは理解しにくいことかもしれないが、彼らは賢くない。自分たちが何をしているのか分かっていない。私は2021年12月、国家安全保障会議の高官と話し、彼にこう言った。「NATOは拡大しないとプーチン大統領に伝えてはどうだ?」すると彼は、「ああ、ジェフリー、NATOはウクライナまで拡大しない」と言った。私は「なぜ公言しないんだ?」というと彼は、「いや、公言はできない。我々は『オープンドア政策』をとっているから」と言った。私は 「実際には起こらないことのために戦争を起こすことになるぞ」と言うと彼は言った。「ああ、ジェフリー、戦争なんて起きないよ。外交的に解決するつもりだ。」それが2021年12月のことだ。この天才は今どこにいるのか?何をしているのか?今彼はハーバードで教鞭をとっている。本当にこの話は作り話じゃない。正直なところ、我々は適切な指導を受けていない。だからこそ戦争が多すぎる。人々は考えず、耳を傾けず、理解せず、相手側を尊重せず、交渉もしない。そしてアメリカ人は、自分たちがすべてを支配していると思い込んでいる。その点で最悪だ。だから、申し訳ないが、これは考え方の問題なのだ。そしてあなたはこう思うかもしれない、「ああ、この賢い人たちは、きっと素晴らしい助言を受けているに違いない。彼らは自分が何をしているか分かっているはずだ」と。うーん、不可解だ。なぜ彼らはそれを考えつかなかったのか? なぜなら彼らは賢くないからだ。彼らは計算せず、耳を傾けず、他者への敬意を欠いている。だから、それが根本的な問題なのだ。「高慢は転落の前触れ」の通りだ。まあ、アメリカ政府には想像を絶するほどの傲慢さがある。すべてが最高だ。すべてが最強だ。すべてがドナルド・トランプの個人的な指揮下にある。彼は明日にもイランのすべてを破壊するつもりだ。彼はそうしようとするかもしれないが、だからこそ何も理にかなっていない。彼らはあまりにも傲慢で、止まることができない。そして、その傲慢さに乗っかるな、というのが私が他の指導者たちに懇願したいことだ。もし皇帝が本当に裸なら、彼の服がどれほど美しいかといつも言い続けてはいけない。そうすれば、その狂気はただ続くだけだからだ。もしそれが単なる狂気ならいいが、そうではない。おそらく明日にも、何千人もの人々が殺されることになるだろう。この狂気のために、そして誰も立ち上がって「そんなことは許されない」と明確に言わなかったために。