No. 1797 ローマクラブ「成長の限界」著者 …世界人口86%の殺戮を売り込む

Club of Rome “Limits to Growth” Author …
… Promotes Genocide of 86% of the World’s Population

by Rhoda Wilson

ローマクラブの『成長の限界』{1}の主著者の一人であるデニス・メドウズはローマクラブの名誉会員{2}であり、世界経済フォーラム(WEF{3})のメンバーでもある。著書の出版以降、彼の思想が軟化し、反人間的でなくなったと思ったら大間違いだ。

2017年のビデオでメドウズは、来るべき世界人口の86%の不可避な虐殺が、「慈悲深い」独裁者の下で平和的に達成されることを望んでいると言った。彼はこう述べている。

     私たちはスマートな非常に強力な独裁政権があれば、おそらく80億人か90億人になれるだろう…そして[人々の]生活水準は低くなる…しかし私たちは、自由を求め、高い生活水準を望むので10億人になるだろう。つまり今は70億人なので減らさなければならない。私は、これがゆっくりと、比較的ゆっくりで人々が経験を共有できるような、比較的平等な方法で行われることを望んでいる。https://youtu.be/Dbo6uvJBtZg

この記事の最後で明らかにしているように、メドウズの言葉が1995年国連の気候変動会議COP1で初めて発表された「世界生物多様性評価」{4}の言葉と重なるのは決して偶然ではない: 

    ほとんどの人間が農民である「農業世界」 は50〜70億人を支えることができるはずだ。一方、現在の北米の物質的な生活水準にある工業化された世界社会では、妥当に見積って10億人であろう。

  – 世界生物多様性アセスメント、UNEP、1995年、773ページ{5}。

 このイデオロギーの提唱者が言及を避けているように見えるのは、Worldometer{6}によると世界の人口は現在80億人を超えており、彼らの恐怖を煽る予測とは一致していないということだ。彼らが現実を避けているのには理由がある。彼らのモデルは手品であり、データを操作しているからである。

コロナ危機の際にイギリスのニール・ファーガソンが行った予測モデルの操作については多くの人が知ることになったが、前世紀でも強力なマルサス派のネットワークは同じ戦術を使い、自分たちの議題を売り込み、押し付けてきたのである。

マルサス派とは、トーマス・マルサス(1766~1834年)の弟子たちのことである。マルサスは人口水準は常に幾何級数的に増加する傾向にあり、農業資源は算術級に増加する傾向にあるため、比較的予測可能な「危機点」が生じるという数学的なテーゼを推進した。マルサスは大英帝国を代表する社会技術者は、この「危機点」を利用して「人間の群れ」を科学的に管理する必要があると考えた。マルサスは、この重要な任務を遂行するために、自然が支配階級に戦争、飢饉、そして病気という特定の道具を与えたと考えたのである。

1968年に設立されたローマクラブは、社会の最良の統治形態は科学的独裁であるという意見に賛同したメンバーによって、瞬く間に西欧諸国中に支部を設立した。

これはグローバリストの非政府組織(NGO)であり、国家元首、王族、ビジネスリーダー、国際金融関係者、学者、実験科学者の会合を開催し、また国連、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、経済協力開発機構(OECD)などのグローバル・ガバナンス機関を管理、運営している。ビルダーバーグ・グループの「ラウンドテーブル」構造をモデルとしているローマクラブは、王立国際問題研究所(RIIA)、外交問題評議会(CFR)と共に、マルサス派の持続可能な発展の生態学に基づき、世界の天然資源と人的資源を官民で管理し、世界経済を計画する会議を開催している。

1972年、ローマクラブの『成長の限界』{7}は、マサチューセッツ工科大学(MIT)から採用された統計学者チームが計算したコンピューターシミュレーションによる予測結果を公表した。 これは、ジェイ・フォレスターとデニス・メドウズ率いるMITのチームが行った2年間の研究の集大成である。『成長の限界』は、「持続可能性」に関して最も影響力のある本であることは間違いない。この本は今日のグリーン・ニューディール政策を生み出した新しい反人間主義運動のバイブルであり、青写真となった{8}。

ローマクラブの『成長の限界』は、原理的にマルサス派というだけでなく、その書誌を調査すると、マルサス派の優生学者や人口抑制を目的とした関連機関の数々からの膨大な引用によって裏打ちされていることがわかる。

『成長の限界』の40周年を記念した2012年の記事{9}にはこう書かれている。今日、この本を見直す価値があるのは、他のどの本よりもこの本が人間中心主義的(人為的)な気候変動の概念を多くの読者に紹介した点にある。しかしそれ以外にもこの本を見直す価値がある。

その理由の一つは、『成長の限界』は、人口増加、資源の損失、そして「汚染」という不明瞭なカテゴリーのもとで、地球の気温と経済変数を融合させた最初の本であったことだ。メドウズと彼の共著者(そのうちの一人は彼の妻)は線形方程式を利用して将来の傾向を推測したが、これにより2つの主要な誤謬の舞台を設定したのである。

* 物理的空間時間の構造は本質的に非線形であり、どのような計算能力があろうとも、いかなる形式の線形方程式によっても表現することは不可能である。人間の創造的な精神は、インスピレーション、真実への愛、尊厳、美などの形式化できない存在の状態に結びついているため、最も明示的に非線形で二進法で近似することはできない。ローマクラブのプログラマーはこれらの事実を無視し、宇宙が自分たちのソフトウェアと同じように二進法であると仮定した。

*データセット自体が政府の政策を形成しようとするコンピュータプログラマーの管理者によって歪められ、再フレーム化される可能性がある。イギリスのインペリアル・カレッジのニール・ファーガソンの手によって未来のシナリオを誤った結果に導くためにこの手法が使用されたことを我々は既に目の当たりにしているが、同様の手法が生態モデリングにも適用されたのである。

『成長の限界』を見直すもう一つの理由は、『成長の限界』が超国家的な組織に与えた影響力を明らかにすることである。 ニューエイジのリーダーであるバーバラ・マルクス・ハバードは何十年もの間、新世界秩序をもたらすために人類の4分の1を淘汰するよう呼びかけ、トランスヒューマニズム{10}とマルサス的持続可能な開発を提唱した。ハバードのマルサス的な人口過剰論は、『成長の限界』から一部インスピレーションを得ている。実際、ハバードの『共創の進化論的遺言:約束は守られる』(2015年)では、生態系の破局につながるマルサス的な「成長の限界」を警告する文章が複数ある。また、ローマクラブの共同創設者であるアウレリオ・ペッチェイと個人的に会い、1973年の世界経済フォーラム第3回年次総会で『成長の限界』のマルサス的な考え方を採用するよう世界経済フォーラムに促している。

最後に、ローマクラブのメンバーであり『成長の限界』の著者でもあるペッチェイは、独裁政権がゆっくりと「平和的に」世界人口の86%を淘汰することを願い、予測モデリングを操作した。

誰も『成長の限界』やそれが推進するアジェンダを祝うべきではない。それは、あなたの破滅を促進するものだからだ。

Sources:

* https://whynotnews.eu/2022/04/dennis-meadows-club-of-rome-6-billion-people-have-to-go/

* https://unlimitedhangout.com/2022/11/investigative-reports/the-club-of-rome-and-the-rise-of-the-predictive-modelling-mafia/

* https://unlimitedhangout.com/2023/03/investigative-series/barbara-malthusian-hubbard-from-limits-to-growth-to-un-agenda-2030/

* https://unlimitedhangout.com/2022/06/investigative-reports/the-revenge-of-the-malthusians-and-the-science-of-limits/

Also see: https://billtotten.wpcomstaging.com/2022/09/08/world-economic-forum-adviser-claims/

Links:

{1} https://archive.org/details/TheLimitsToGrowth/mode/2up

{2} https://www.clubofrome.eu/honorary-membership-to-be

{3} https://www.weforum.org/people/dennis-meadows

{4} https://expose-news.com/2023/04/30/wef-wants-to-accelerate-sdgs/

{5} https://archive.org/details/united-nations-agenda-2030-global-biodiversity-assessment-1995/page/773/mode/2up

{6} https://www.worldometers.info/world-population/

{7} https://archive.org/details/TheLimitsToGrowth/mode/2up

{8} https://off-guardian.org/2021/11/03/the-misanthropic-bankers-behind-cop26-and-the-green-new-deal/

{9} https://www.thenation.com/article/archive/limits-growth-book-launched-movement/

{10} https://unlimitedhangout.com/2022/05/investigative-reports/barbara-marx-hubbard-godmother-of-transhumanism-and-synthetic-spirituality/

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Club of Rome “Limits to Growth” Author Promotes Genocide of 86% of the World’s Population