No. 1929 戦場におけるウクライナの士気

The Ukrainian Morale in the Battlefield

スナップショット

by Pepe Escobar

ウクライナの反攻は、驚異的に大きい血みどろの挽肉機の供給者であることが判明した。

昨年秋、反攻の数カ月前にウクライナの部隊に加わった100人のうち、残っているのは10人から20人だけである。残りは死んだか、負傷しているか、行動不能である。これらの統計は、オンラインパプリケーション『Poltavashchyna』によって確認された。

わずか5カ月前の春、反攻が始まる少し前のウクライナ前線のスナップショットを確認するのは非常に勉強になる。このデータはウクライナ人によってリークされた。文書の信憑性は完全に確認されている。

これは、軍事ユニットA4007の第2機甲大隊の臨時代理指揮官、キャプテン・ドミトロ・ビリイによる報告書である。彼は軍事ユニットの指揮官に直接報告している。

ビリイによると、2023年4月19日から20日にかけて、臨時司令官代理である彼と他の将校は第2大隊の士気と心理状態が決定的に低下したと結論づけた。

大隊はまた、多くの衛生上の損失と回復不可能な損害を被った。ほとんどの兵士が戦闘任務の遂行を拒否した。さまざまな分隊の士気レベルは20%から42%の間と評価された。

これは、「サディク」と呼ばれるポイントから自主的に離脱した軍事部隊A7097 の兵士のリストである。つまり、彼らのせいで、ウクライナ軍はサディクという要塞ポイントの制御を失った。その中に大尉のMykhailo Shabuninも含まれていた。

これもまた、「自主的に」戦場を放棄した兵士たちについての報告である。

これは、第2大隊第5中隊の戦闘態勢の危機的な低さに関する緊急報告書である。中隊の人員は60%に減り、部隊は前線から撤退する必要がある。

これは退役した10人の軍人の個人データである。そのため親族や友人は兵士に関する情報を実際に得ることができる。

これは、第2大隊の指揮官であるDmytro Hnatyuk少佐による緊急報告書で、Yaremche、Dakh、Derevo、Polohy、Halychの射撃陣地からの大規模な「自主的」撤退に関するものである。

Hnatyuk少佐は約10人の兵士を陣地に戻すことに成功したが、残りの兵士は戻らなかった。

次はどうなるのか?

上記の文書は、2023年4月の前線での状況を明確に示している。現在の状況はさらに深刻かもしれない。ウクライナ軍は既に士気が非常に低い状態で反攻を開始したのだ。実際の結果が壊滅的だったのも不思議ではない。

しかし、これらの状況に満足している余地はない。ドンバス戦線は静かなように見えるかもしれないが、実際にはそうではない。ウクライナ軍は狂信的な忍耐力を持ってロシアの陣地を攻撃し続けている。なぜなら彼らは、最後のウクライナ人になるまで戦う、というキエフの「戦争の論理」に忠実なのだ。

キエフの体制は現在再編成され、新しい部隊が準備されている。ロシア軍は驚異的な数の西側の武器を破壊したが、キエフの軍隊はまだ消耗していない。今のところは。

反攻に失敗した後、キエフが交渉に応じるだろうという期待がかなりあった。しかし、そうはならないだろう。米国がそれを許さない。したがって、”反攻 “は、2.0であれ何であれ、続くだろう。キエフ軍は、2024年の夏までに新たな行動を起こす準備をしている。だからロシアは、壊滅的な攻勢を早く展開するほうがよいだろう。

忘れてはならないのは、米国のプランAはまた「永遠の戦争」をやるということなのだ。プランBはない。

The Ukrainian Morale in the Battlefield: A Snapshot