No. 2964 トランプのイラン戦争終結の試みは一党制を激怒させた

Trump’s Attempt to End the Iran War Infuriates the Uniparty

by Ron Paul

予想に反して、米国とイランが署名した覚書(MOU)は、脅迫と反撃の応酬を経て、今のところ維持されているようだ。崩壊する可能性もあるが、週末にスイスで行われた両国間の第1回協議は乗り切った。トランプ大統領は、あらゆる冷静な助言にもかかわらずと、そして宣戦布告は議会のみに認められるという米国憲法の規定に違反してイランへの戦争を開始した。就任宣誓、憲法、そして常識に反する行為を行った選挙で選ばれた指導者たちは責任を問われなければいけない。

しかし、より注目すべきは、トランプ大統領が最終的に正しい行動を取り、戦争終結を試みた際の反応である。彼を偉大な指導者として称賛していたネオコンたち――レヴィン、ボルトン、ポンペオなど――は、彼が戦争のさらなる拡大に反対の姿勢を示した途端、一転して彼に反旗を翻したのだ。

トランプの最大の資金提供者であるミリアム・アデルソンでさえ、自身の新聞「イスラエル・ハヨム」でトランプを批判した。「あなたは史上最高の大統領になれたはずなのに、なれなかった」と同紙は社説で書いている。

たとえ戦争がイスラエルを利するために始まったものなのに、イスラエル第一主義の人々からはあまり感謝の念は感じられない。

そして、これよりもさらに注目すべきは、議会の「野党」である民主党の反応だった。彼らは、そもそも戦争を始めたことよりも、戦争を終結させたこと、あるいは少なくとも停戦したことに対してトランプをより激しく非難したのだ。アダム・シフ上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は、この覚書を「降伏」と呼び、クリス・マーフィー上院議員(コネチカット州選出、民主党)は、この覚書を「恥ずべき文書」と呼んだ。エイミー・クロブシャー上院議員は、トランプ大統領がホルムズ海峡再開のためにイランに3000億ドルを支払っていると虚偽の主張をした。

これは、我が国の外交政策が「一党独裁」によって運営されていることを示す、さらなる証拠である(もっとも、これ以上の証拠は必要ないだろう)。戦争となると共和党も民主党も存在しない。あるのは「賛成!」党だけだ。

開戦準備期間中、議会は沈黙を貫く。大統領が開戦を宣言した時も、議会は沈黙している。戦争が不利な状況に陥った時でさえ、議会は沈黙を貫く。議会が声を上げるのは、大統領が自らの過ちを正すための措置を講じる、ごく稀な場合に限られる。

そう、批判すべき点は山ほどある。週末の協議後、JD・ヴァンス副大統領率いる米国側は、ホルムズ海峡が再び開通し、イランが国連査察官の復帰に同意したと報じられていることを「画期的な出来事」として祝っている。しかし、この戦争以前には海峡は開かれており、トランプ大統領が第1期目にJCPOA(「イラン核合意」)から一方的に離脱する前にも、国連の査察官たちはイランに駐在していた。

今との唯一の違いは、我々は恐らく数千億ドルもの資金を浪費し、数十機の航空機やその他の軍事装備を失い、国防総省が認めているよりも多くの兵士を失っていることだ。

これは、建国の父たちが、いかなる戦争も最初の銃弾が発射される前に国民の代表者によって宣戦布告されなければならないと意図した理由を改めて思い起こさせる。つまり、戦争を始めることは非常に困難であるべきなのだ。

とはいえ、真に戦争に反対する人々は、長期的な解決策が見出されることを期待して、当面は攻撃を控えるべきだと私は考える。大統領は、戦争推進派から四方八方から攻撃を受けている。今、平和派がそれに加わるのは、最善のタイミングではないかもしれない。

https://ronpaulinstitute.org/trumps-attempt-to-end-the-iran-war-infuriates-the-uniparty/