平成10年に話はさかのぼるが、なぜか私は厚生省(当時)が主催する「21世紀のたばこ対策検討会」なる会の委員に選ばれ、たばこについて話し合う会合に参加した。これは厚生省保健医療局長の私的検討会で、たばこ対策の取り組みを促進するための啓発普及を目的とするというものだった。
月別アーカイブ: 2004年10月
No.651 イラク攻撃こそ米のテロ
日本政府が、イラクに派兵している自衛隊の派遣期間を延長する方向で検討に入ったという報道がなされる一方で、ニュージーランドは部隊全員を9月中に帰国、今後は派兵する意志がないことをヘレン・クラーク首相が発表した。ニュージーランド人を送りこむことは民間人の支援団体などを含めて、あまりにも危険だとする、イラクからの完全撤退の表明である。
No.650 経済成長より生命の存続
OWで私は何度か環境問題を取り上げているが、その理由の一つは世界の石油生産がピークに達したという報告を読んだからである。これは石油がすぐになくなるという意味ではなく、石油生産量はピークに達したが、技術進歩や投資によって現在の石油生産レベルはしばらく維持されるが、その後生産量は減少に向かい、同時に石油価格が値上がりを始めるというものである。
No.649 先進国の弱い者いじめ
数百人の犠牲者をだしたロシア南部の北オセチア共和国で起きた学校占拠事件では、人質を写したビデオが公開され、犠牲となった多くの子供たちの姿が映し出された。ロシア政府のチェチェン戦争と占領政策が招いたこの事件で、テロリストたちは弾圧の唯一の報復手段として自爆テロに走った。武装した犯人の中には女性もいて自分たちが受けた軍事弾圧で子供(夫)を失った復讐ともいわれている。しかしロシア政府はチェチェン独立派と交渉する余地がない考えを繰り返し、このような事件を未然に防ぐために国外のテロ組織拠点を先制攻撃する用意があると語ったという。