No.674 発言の自由奪う米の詭弁

 2期目の就任演説でブッシュ大統領がもっとも強調したことは「自由の拡大」であり、演説では「自由」(フリーダム、リバティ)という言葉を42回も繰り返した。自由という言葉はたしかに魅力的だ。しかし今の米国をみると、支配者たちだけが自由にふるまえるような世界を作ることが目的のように思える。

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No.673 イラン国民は米介入望まぬ

 2期目にはいった米ブッシュ政権は、イラクに次いでイラン攻撃を視野にいれた動きをしている。もちろん言葉では「軍事行動は第一の選択肢ではない」としているが、その一方で武力行使の可能性は排除しないという。この好戦的な態度は2002年の一般教書演説で、イラクなど3カ国を「悪の枢軸」と指摘したことを思い出させる。

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No.671 素晴らしい日本人の自然観

 地球温暖化防止のため、先進国に対して温室効果ガスの排出削減目標を定めた京都議定書がようやく2月16日に発効した。温室効果ガス排出量の削減目標は、米国の離脱もあって現実的には必要な削減量には足りないが、それでも紆余曲折を経ての発効は意味がある。

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