10年ほど前、「IT革命」ということが盛んに言われた時期がある。eビジネスや電子政府など、コンピュータと電話回線がつながることで革命的なことが実現されるという予測と、おそらくはそれによって経済が活性化され景気が浮揚することへの期待からであったろう。ITは単なる生産性向上のツールの一つにすぎず、よって日本経済活況の起動力となることもなくIT「バブル」は最期を迎えた。
月別アーカイブ: 2011年5月
No.957 “正しい”情報を読む
5月1日、オバマ大統領はオサマ・ビンラディンをパキスタン、イスラマバードの近郊で殺害したと発表した。そして翌2日、遺体を「水葬」したという。海から何千キロも離れたところから遺体をどうやって移動したのか、その遺体は本当にビンラディン本人だったのだろうかなど、殺害に関して様々な疑問が頭をもたげる。
No.956 ただちに原発閉鎖を
福島原発事故のあと、私の好きな京都の和食屋の主人からメールをいただいた。店に食事にきた若い男女の話である。
No.955 どうして政府を信じられるのか
福島原子力発電所の事故に関する報道について、日本で報じられていることと海外のニュースメディアの情報が当初から異なっていた。日本政府は事態を甘く予測し、あとになって海外メディアが報じた悲観的、または現実的な分析に訂正をするというパターンだ。