No.8 『アメリカ殺しの超発想』 霍見芳浩著

ニューヨーク市立大学教授の霍見芳浩氏とは、昨年3月の日本テレビの日米経済紛争に関する討論番組を通じて知り合いました。霍見教授はニューヨークから、私は日本からの参加でしたが、結果は二人で米国側の代表をやり込めることになりました。番組終了後すぐにスタジオで連絡を取り合い意気投合し、以来親しくさせて頂いております。この2月、ニューヨークで教授にお会いし、教授から最新の著書で取り上げた「小沢レバー」の話を

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No.6 コロンブスとインディアンと人間の進歩と(後編)

Howard Zinnのコロンブスの物語の後半を紹介します。Zinn教授は、コロンブスについて真実を語ることが重要なのは、それがただ単に500年前に起こったことへの正しい認識につながるだけではなく、現代にも共通することを我々に教えてくれるからだといいます。コロンブスは、インディアンを非人間化し、征服した人々を自分達よりも劣っていると一方的に価値判断を下すことで残虐行為をすべて正当化しました。そし

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No.5 コロンブスとインディアンと人間の進歩と(前編)

 現代は情報社会であり、人々の生活は昔よりも良くなってきているといわれています。しかし、本当の意味で情報社会といえるのでしょうか。指導者や一部の支配者階級が思想統制のために流しているプロパガンダ(宣伝活動)社会なのではないでしょうか。情報が氾濫する中、それは事実なのか、誤った情報を正しいと信じ込まされているのではないか、また何が真実かを誰が決めているのか、真実を見極められるような教育を我々は受けて

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