No. 1899 アメリカの「新しい」中国物語

America’s “New” China Narrative

by James K Galbraith

最近米国で登場した新しいナラティブによれば、中国は経済的な衰退に苦しんでおり、これは以前のナラティブであった中国の必然的な台頭に勝るとも劣らないかたちで世界的な脅威を増大させている。しかし、西側のリーダーや専門家は彼らの予測と提言においては30年前に言ったことを繰り返している。 続きを読む

No. 1898 もう騙されない

We Won’t Be Fooled Again

善意ある人々は訂正されることを受け入れる意思がある(真実が重要だから)。嘘をつく人々(彼らは自分が間違っていることを知っている)やイデオローグ(社会において特定の階級や党派の立場を思想的に代弁する人)はそうではない。だからイデオローグたちは誠意をもって行動していないが、彼ら自身は誠意をもって行動していると思っている。       – トルーマン・ベルダン

by James Howard Kunstler

新型コロナ作戦にまつわる悪質な嘘の中で最も有害だったのはイベルメクチンを悪者にするキャンペーンだった。イベルメクチンはノーベル賞を受賞した真の驚異の薬であり、これまで知られている医薬品の中で最も安全で、病気を引き起こす寄生虫に有効で、強力な抗ウイルス剤なのだ。CDCとFDAがこの薬に目をつけた理由はまさにそこにあった。この薬は新型コロナ感染を非常に効果的に和らげた。 続きを読む

No. 1897 米国はどのように崩壊しているのか

How the US is disintegrating

崩壊する帝国は、壊され、分断され、困窮している

by Thomas Oysmuller  https://www.easternangle.com (August 17 2023)

また橋が落ちた: AP通信は、「マイアミのフロリダ国際大学の真新しい歩道橋が高速道路に崩落した」と報じた。(写真:ペドロ・ポータル、AP) 続きを読む

No. 1895 強硬論者の夏

Summer of the Hawks

ウクライナでの虐殺が続く中、バイデンの外交政策チームでは依然として希望的観測が支配的である。

by Seymour Hersh

トニー・ブリンケン、ジェイク・サリバン、ビクトリア・ヌーランド率いるバイデン政権の外交政策集団のアドベンチャーをのぞいてから数週間が経った。戦争タカ派の3人はこの夏をどのように過ごしたのだろうか? 続きを読む

No. 1894 中央アジアは新しいグレート・ゲームの主戦場

Central Asia is the prime battlefield in the New Great Game

ロシアと中国がこの地域の政治的、経済的な支配者であり続ける限り、中央アジアのハートランドは米国とEUの脅威、賄賂、カラー革命の標的となり続けるだろう。

by Pepe Escobar

歴史的なハートランド(中央ユーラシア)のサマルカンド(ウズベキスタン)は米国と中ロ戦略的パートナーシップの間で戦われる新たなグレート・ゲームの主戦場であり、今後もそうあり続けるだろう。 続きを読む

No. 1893 中国バッシングはワシントンの政治家の愚かさを露呈する

China bashing reveals stupidity of politicians in Washington

by Chen Weihua  https://www.chinadaily.com.cn (August 11 2023)

中国バッシングは米国では長い間、特に大統領選挙の時に好んで行われてきた。しかし、2024年の大統領選挙シーズンに、中国バッシングのヒステリーはかつてないレベルに達するだろう。 続きを読む

No. 1891 中国本土と台湾が戦争の瀬戸際にある…という嘘の押し売りはやめろ

Stop pushing the lie that mainland China …
… is on the brink of war with Taiwan

このようなメディアの報道は事態を悪化させ、緊張と恐怖を高め、世界の繁栄にとって極めて重要な中国の経済回復の試みから目をそらさせるだけだ。

by Bernard Chan

おもに米国の主要メディアが、中国本土は戦争状態にあり台湾を攻撃する準備が進められているという疑念を人々に植え付けているのを見るのは不愉快である。このような報道は、政治的緊張を高め、差し迫った軍事衝突に対する国民の恐怖を増大させる。このような報道は定期的になされ、大陸と台湾の間で戦争が起こるのではないかと心配するアメリカやその他の国の友人から私は何度も連絡を受ける。 続きを読む

No. 1890 ブハラからBRICSへ

From Bukhara to BRICS

狂気の闇の中で光を求めて

SCOで、ロシア、中国、インド、イラン、パキスタンが同じテーブルに座る

by Pepe Escobar

高貴なるブハラ(ウズベキスタン)、2500年の歴史を持つ「イスラムのモスク」には語り尽くせないほどの驚異がある。2千年前のアークから、チンギス・ハーンがあまりに感銘を受けて破壊しないように命じた1127年に建てられた高さ48メートルのカロン・ミナレットまで。 続きを読む