No.617 防衛計画の危険な見直し

 日本に自衛隊が発足して今年で50年になる。この国家の防衛力を見直す「防衛計画の大綱」見直し案の基本構想の概要が明らかにされた。それによると、これまでの憲法第九条に基づく「専守防衛」から大きく転換し、陸上自衛隊に海外派遣を指揮する司令部を新設する、海上自衛隊は日本近海での対潜水艦作戦中心の活動であったものを、長期間、広範囲に世界各地の海洋まで展開する能力を追求する、またミサイル防衛運用のため、陸海空各自衛隊を統合した独立部隊を常設するという案も出されているという。

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