No. 1745 G7 vs BRICS – レースの始まり

BRICSがPPP調整後の世界GDPでG7を上回る

あるエコノミストがIMF報告書の水面下を掘り下げていったところ、西側諸国が自分たちの世界的な経済力に対する誤った自信をなくすような衝撃的なことを発見した。

by Scott Ritter

昨年夏、ドイツはガルミッシュパルテンキルヒェン近郊のエルマウ城に、世界で最も影響力のある経済大国を自任するG7(グループ7)が集まり年次総会が開かれた。その焦点は、追加制裁によるロシアへの懲罰、ウクライナへのさらなる武装化、そして中国の封じ込めだった。 続きを読む

No. 1744 台湾と戦争?

これまでで最もクレイジーな戦争になるだろう。

by Ted Rall

アメリカや西側諸国は台湾をめぐる中国との戦争という構想を推進し始めている。もし中国が台湾に侵攻すれば、アメリカはウクライナ以上に踏み込んでアメリカの地上軍だけでなく武器も送るだろうとジョー・バイデン大統領は述べている。アメリカの有権者の37パーセントがバイデンに同意している。しかし自国に侵略される国を守るために、どうすれば戦争になるのだろう? 続きを読む

No. 1743 中国は重要な技術研究において 米国を「驚異的にリード」している

China Boasts ‘Stunning Lead’ over US …
… in Critical Tech Research, Study Says

https://sputniknews.com (March 03 2023)

中国は、2049年までに「完全な先進国」そして「総合的な国力と国際的影響力の面で世界をリードする国」になるために、技術部門を発展させる計画を長年温めており、習近平主席は中国共産党に対し、国の技術的スキルベースの育成に多額の投資を行うように促している。 続きを読む

No. 1742 モスクワで習とプーチンはパックス・アメリカーナを葬る

In Moscow, Xi and Putin Bury Pax Americana

by Pepe Escobar

モスクワで今起きていることは新しいヤルタ会談に他ならない。ちなみにヤルタ会談が行われたのはクリミアだった。しかし1945年にソ連が統治するクリミアでフランクリン・ルーズベルト米大統領、ジョセフ・スターリン・ソ連首脳、ウィンストン・チャーチル英首相が行った記念すべき会談と違い、今回は5世紀ぶりに世界のアジェンダを設定したのは西側の政治指導者ではなかった。 続きを読む

No. 1741 中国の文書 “米国の覇権とその危うさ”

The Chinese document, “US Hegemony and its Perils”

by Paul Craig Roberts

読者の皆様:インターネットでは独立した情報が無限に得られると広く信じられている。これは誤りだ。インターネットは政府機関や金儲け主義者が、政府の発表や利己的な意図を推進するウェブサイトには惜しみなく資金を提供する無限の機会を提供している。インターネット上に真実はほとんどない。真実が存在する数少ない場所は、「陰謀論者」、「白人至上主義」、「反ユダヤ主義」、「国内テロリスト」、「変人」などとして悪者にされている。真実を見つけることができる場所を支持してください。さもなければ真実は完全に消えてしまうだろう。もしあなたが真実などどうでもよいなら、自由などどうでもよいということなのだ。  – PCR 続きを読む

No. 1740 ノルドストリームとアンドロメダの隠蔽工作

The Nord Stream-Andromeda Cover Up

米国情報部はドイツの調査に関する情報をニューヨーク・タイムズ紙にあまりにも早くリークした。真犯人はシーモア・ハーシュの調査活動に神経をとがらせているのでは、という印象がますます強まる。

by Scott Ritter   https://consortiumnews.com (March 14 2023)

2000年、『スタートレック』シリーズの生みの親であるジーン・ロッデンベリーの未使用資料を基にしたテレビシリーズ『アンドロメダ』が放映された。そのプロットは時が止まっている宇宙船「アンドロメダ」が、時間を逆行させて歴史を元に戻す機会を与えられるという概念を前提にしている。 続きを読む

No. 1739 毛沢東の大躍進政策:その後は?

Mao’s Great Leap: Aftermath?

私たちが聞かされてきたこととは違った

by Godfree Roberts

「毛沢東の大躍進政策」のその1{1}は、経済史家のモーリス・マイズナーの「中国が今後15年間に開始するすべての産業プロジェクトのうち、実に3分の2は大躍進政策の間に設立された」という言葉で結ばれている。しかし、迫り来る天変地異がその成果を覆い隠してしまうことになる。 続きを読む

No. 1738 毛沢東の大躍進政策:思った以上に成功だった

Mao’s Great Leap:More successful than we thought

by Godfree Roberts

https://herecomeschina.substack.com (February 14 2023)

[2部構成のこの第1部では、大躍進政策に至る圧力とその初期の成功について概観する。2部では大躍進政策の失敗と毛沢東の失脚について考察する。] 続きを読む

No. 1737 アメリカは台湾の話題をそう長くは使えない

だからバイデンは執着している

by Godfree Roberts @GodfreeTrh

台湾の人々の関心はウクライナに釘付けになっている。戦争ではなく、アメリカがウクライナとの同盟を利用してライバルであるロシアにどのような危害を加えるかだ。ウクライナの敗北とその後の処遇は来年の台湾の選挙で大きな役割を果たすだろう。 続きを読む

No. 1736 全てが、一度に

Everything, All at Once

世間には多くの愚かな言動があり、そのほとんどは注意を払うに値しない。しかし、時折、あまりにもグロテスクで、その存在自体が私たちの文化について何かを教えてくれるような種類の愚かさがある。       – リチャード・ハナニア

by James Howard Kunstler

時間とは、すべてが一度に起こらないようにするための自然の摂理である、と彼らは言う。 続きを読む