No.789 原爆投下は殺傷実験

長崎出身の久間防衛相が6月、米国が原爆を投下したことで終戦が早まったのだから、「しょうがない」という旨の講演をしたことがもとで、防衛相を辞任した。米国が原爆を投下しなければ、ソ連によって北海道が占領されていたかもしれないから、それならば広島、長崎に原爆を落としてもらって戦争が終わってよかった、ということらしい。

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No.787 改革のために

6月にドイツで行われたG8サミットでは、世界経済やアフリカにおける『成長と責任』という大きなテーマで話し合いがおこなわれた。京都議定書後の新たな枠組みについても討議されたが、現実には何も決まらなかったに等しいと思っている。8カ国の中でもっとも地球温暖化の原因となっている米国についていえば、ブッシュ大統領が温暖化を問題として認識し、CO2の長期削減目標策定で合意したというのだから、問題解決にはまだほど遠い。

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