年明けから私は弊社のお客さまをお招きして新春の講演会を全国数カ所で開催した。この「新春の集い」を始めて数年になるが、企業の最高責任者として、ビジネスという視点からではなく、ひとりの人間として興味のある問題をテーマにお話しするという会にお客さまにお越しいただけるというのは、仕事と趣味は切り離さないという私の信条にも則っており、これ以上うれしくありがたいことはないと感謝している。もちろん今年は、昨年から夢中になっているエネルギー資源をテーマにお話しさせていただいた。
月別アーカイブ: 2005年2月
No.669 米追随がもたらす偏向報道
先月、NHKが2001年に放送した番組が政治家の介入によって改変されたという報道が朝日新聞に掲載されてから、メディア機関に対する政治権力の介入や報道の自由に関することが話題になった。
No.668 真のグローバリゼーション
以前にこのレターで、市場経済によって各企業が利潤を目標に何を成長させるかを決めていることが今日の社会を形作っていると書いたが、企業が成長するために使う重要なツールに技術がある。
No.667 吟味すべき郵政民営化
日常生活においてわれわれは、人づての情報に加えて新聞や雑誌、テレビ、インターネットと、人類史上これまでにないほど多くの情報に囲まれて生きている。そしてその膨大な量の情報から、意識的または無意識に自分に都合の良いもの、または自分の目的を実現するために必要なものを選択しているといえるだろう。そういう意味で、ここで私が主張していることは、膨大な情報の海から私の直観に引っかかったデータをもとにしているため、私が選択した情報がもっとも正しいのだと押し付けるつもりはない。