長年日本で生活をしているために、アメリカに行くたびに違和感を覚えることが多いのだが、もっとも強く思うことは、アメリカ国民はなぜ太っている人が多いのだろうということである。
月別アーカイブ: 2003年10月
No.598 デフレ解釈に区別を
総務省が9月に発表した消費者物価指数によると、総合指数は平成11年9月以降4年連続で前年同月の水準を下回り、生鮮食品を除く総合指数についても平成11年10月以降3年11カ月連続で前年同月の水準を下回ったという。デフレが経済全体を通して価格が下落することであるいう定義からするとあきらかに日本はデフレである。しかし日本の「デフレ」が話題になる時、多くの人々は時にいい加減に、そしてそれ以外はたいてい意図的にその言葉をごまかして使っている。
No.597 グローバリゼーションの本質
9月にメキシコ・カンクンで行われたWTO閣僚会議に対して、世界各地で反グローバリゼーションを訴える抗議運動が行われた。日本でも東京や大阪で「農業を守れ」と訴える人々がデモ行進を行った。1994年のウルグアイ・ラウンド以降、政府が自国の農業を保護するために農業へ補助金を出したり輸入制限をすることは自由貿易を阻害することだとみなされたため、今回のカンクンでも市民団体や農業団体が会場の周りで貿易自由化に抗議するデモで大荒れとなったのである。韓国の前韓農連会長が「WTOは農民を殺す」と書かれたプラカードを振り、その後刃物を自分の胸に突き刺して自害するという事件も起きた。
No.596 経済効率最優先の危険性
イギリスで始まった産業革命によって平均寿命が大幅に延び、生活水準は著しく向上した。私たちはこの成長が永遠に続くだろうと信じている。限りない欲望は新しい技術によって必ず克服できると思っている。しかし地球の資源は有限であり、それをめぐって戦いがおきているのである。
No.595 経営者と巨額報酬
毎年ビジネスウィーク誌に企業経営者の報酬についての記事が掲載されるが、1980年に平均的労働者の42倍だった経営者(CEO)の報酬が、今年はなんと500倍にもなったという。そんなおり、さらに驚くべき記事を見つけたのでこれについて書いてみたい。