No.15 日米自動車問題

今週は、米国政府が日本の自動車メーカーに対して貿易制裁を行なうと発表したことに関する2つの見解をご紹介します。最初はカリフォルニア州立大学サンフランシスコ校で自動車問題について修士論文を書いた根井和美によるもので、2つ目は米国で最も著名な保守派の記者George Willがジャパンタイムズに書いた記事です。

続きを読む

No.14 自民党のスポンサーはCIAだった

 部の人の偏った視点で米国の歴史が語り継がれてきたことはNo.5、No.6のコロンブスの話で、また宣伝活動によって一般大衆が民主主義社会の傍観者にされているということはNo.13『メディア・コントロール』で取り上げました。今回は翻って、日本のメディアがうまく機能しているかどうかを考えてみたいと思います。まず最初に次の『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事をお読み下さい。

続きを読む

No.13 メディア・コントロール

 今回は、ノーム・チョムスキーが1993年に著した「メディア・コントロール」の抄訳です。政府が世論操作によって国民をだまし、本来の民主主義に参加しているかのように思い込ませ、実際には旧ソ連のような全体主義的な統制を広げていることを指摘しています。ノーム・チョムスキーはマサチューセッツ工科大学の言語学教授で、米国の外交政策、国際問題、人権問題などに関して多数の本や記事を出しています。この記事を読むに

続きを読む