No.448 デミング博士が日本に教えたこと

私はかねてから、日本人は、日本が成功していたときの考え方に戻るべきであると主張してきました。日本の成功を語る時、日本人が必ずといってよいほど持ち出すのが、戦後の経済復興の原動力をもたらしたとされる品質管理の第一人者、故W・エドワーズ・デミング博士による教えです。私はデミング博士が日本人にどのようなことを教えたのか以前から興味を持っていましたが、米国人の彼が日本人に教えたことは、米国では根付かなかった協調の考え方、つまり「和」の精神だったのです。以下、ウォルター・ラフェバー著、『The Clash: A History of US-Japan Relations』より、デミング博士の考え方を記す部分を抜粋しますので、彼が日本に何を教えたのか、もう一度確認していただければと思います。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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No.447 教育改革元年 戦後の「文明病」克服が狙い

今回は、今年初めの『読売新聞』に掲載された、中曽根元首相の寄稿記事をお送りします。私はかねてから、戦後の日本教育で、日本の伝統的な教えである仏教や儒教、神道、武士道などを教えなくなったことが、現代の日本の問題につながっていると指摘してきましたが、この中曽根氏の教育問題に関する提言でも、同じことが指摘されています。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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No.446 新しい政策でいかに致命的な7つの薬が出現したか(後編)

今回も前回に引き続き、かつては安全性を重視して慎重さを誇っていた米国食品医薬品局(FDA)が、医薬品の認可をより迅速に行うようになった結果、多数の死者を出す新薬が米国で投与されたと報じる、『ロサンゼルス・タイムズ』紙の調査記事をお送りします。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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No.445 新しい政策でいかに致命的な7つの薬が出現したか(前編)

今回と次回は、かつては安全性を最重視して慎重さを誇っていた米国食品医薬品局(FDA)が、薬品の認可をより迅速に行うようになった結果、多数の死者を出す新薬が米国で投与されたと報じる、『ロサンゼルス・タイムズ』紙の調査記事をお送りします。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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No.444 情報化の普及には易しい日本語で説明を!

今回は、弊社の昔からのお客様であり、このOur Worldシリーズの読者でもある公江義隆様より、ご寄稿いただきました論説をお送りします。ソフトウェアを扱う会社の経営者として、私が常日頃、社員に伝えてきたことを、情報技術をお使いになる方、購入される方の立場からご指摘されています。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。

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No.443 規制緩和がもたらした窮地

今回は、日本の新聞各紙にも大きく取り上げられたカリフォルニアの電力危機が代表する、米国の規制緩和の歪みに関する記事をお送りします。日本でも米国同様、規制緩和が推し進められていますが、その行き着く先はこの記事にあるような状況だということを是非認識していただきたいと思います。皆様からのご意見をお待ちしております。

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