私が定期的にインターネットを検索し、記事を愛読するジャーナリストが数人いる。環境問題に関してほとんど同感だったあるジャーナリストが、最近、急に原子力推進派のような記事を書いたのに驚き、がっかりした。
月別アーカイブ: 2008年10月
No.842 これからは再利用の時代
米国リーマン・ブラザーズの破綻はさまざまな影響をもたらし、原油価格の下落はその一つである。金融危機によって米国のみならず世界の景気が悪化し、石油需要が減るとの予測が原油価格を引き下げたといわれている。
No.841 アメリカ主義が壊れ始めた
10月3日、「週刊朝日」の取材を受けました。米国でウォール街を救済する法案を下院が可決する前のことでした。70兆円ものお金を米国の一般国民やインフラのためでなくウォール街に投入する救済案が否決されることを私は願っていましたが、結局はオバマをはじめ、多くの民主党議員もその案を支持しました。儲かっているときは政府の規制はじゃまだといい、減税を要求し、苦境に陥れば、手のひらを返したように政府の援助を求める、これがウォール街のやり方です。そして米国政府は、これまで財政赤字を理由に一般国民の福祉を次々と削減してきたにもかかわらず、昨年何十億円ものボーナスを手にしたウォール街の人々に、70兆円を贈ったのです。以下に、朝日新聞の許可を得て「週刊朝日」の記事を転載します。
No.840 政治家に圧力かける財界
福田内閣があっけなく終わったが、少し前、日本経団連は税制改正の要望として、消費税を2010年度に10%に引き上げることを自民党に求めた。大統領選挙を控えた米国と同様、日本でも財界は政治家に大きな圧力をかけている。
No.839 米国標準が世界を不幸に
私は共産主義者であり、社会主義者である、と言うと多くの人が驚く。しかし共産主義とは「共に産み出すこと」であり、またこの社会で暮らす限り、非社会主義者は迷惑にさえなりうる。それなのに私が共産主義に賛同する発言をすると「左翼だ」といわれ、祝日に日の丸を掲げると「右翼だ」と言う。要は、私はなんと呼ばれてもどちらでもかまわないし、そのこと自体に意味はないと思っている。