1年ほど前、米国でベストセラーになった本が日本語に翻訳され話題になっていると聞いた。その本とは、以前このコラムでもとりあげた『フラット化する世界』(トーマス・フリードマン著)である。私の感想はそのときに書いたコメントと変わらない。グローバリゼーションの旗振りをするニューヨークタイムズ紙の外交コラムニスト、フリードマン氏の弁は、突き詰めて言えば経済発展を遂げた者の手に権力がさらに集中していくということである。
月別アーカイブ: 2006年9月
No.748 永久的なテロとの戦争目的
8月、ロンドンで英国発米国行きの複数の旅客機を同時爆破するテロを計画したとされる容疑者が逮捕された。
No.747 「米のため」の自民の戦略
自民党総裁選挙では靖国神社参拝が争点になっているが、今年の夏は太平洋戦争について書かれた記事や本を読みふけった。
No.746 語られない事実を知るべき
中東のイスラエルとレバノンの戦争は日本にもさまざまな影響を及ぼし始めている。特にエネルギー面においては、石油の8割以上を中東から輸入しているため、それも当然である。