今回は、私が考える「公平な税制」、累進課税について説明します。累進課税は、一生懸命働いて多くの所得を手にした人に高い税率を課し、熱心に働かず少しの所得しか得られない人の税率を低くするのは不公平だという意見をよく聞きますが、それについても反論しています。
月別アーカイブ: 2002年7月
No.533 デフレをあおる小泉改革
日本経済はデフレの問題をかかえているといわれながら、政府がとっている政策はデフレをあおる政策ばかりです。デフレを解消するには、政府がこれまで取ってきた政策のすべて逆を行えばよいと私は考えます。具体的に何をすればよいかについて、以下本文にまとめましたので是非お読みください。
No.532 輸出がもたらすもの
今回は、輸出促進が日本にどのような弊害をもたらしているかについて、様々な観点から論じてみたいと思います。またなぜ日本政府が輸出を後押ししようとするのか、その理由についても考えてみました。
No.531 超帝国主義国家アメリカの内幕
以前からたびたびこのOur Worldシリーズに寄稿をしているNY在住のエコノミスト、マイケル・ハドソンが1972年にアメリカで出版した『スーパー・インペリアリズム』の邦訳が、30年後の今年5月、徳間書店から発売されました。その序文から一部抜粋して転載します。アメリカという国がいかにして国家の赤字を他国の中央銀行(日本は日銀)を通して、そこの国を搾取する経済侵略的な手段に変えるかについて書かれた本書をぜひお読みになることをお勧めいたします。
No.530 トロンと携帯電話
今回は、日本でなぜパソコンが普及しかったのかについて分析してみました。日本はソフトウェアの開発で遅れている、あるいはベンチャーキャピタルがないため技術発達が阻害されているという指摘もよく聞かれますが、それは本当なのでしょうか。これらの疑問について、携帯電話と日本の独自OSトロンを例に考察してみました。