戦争が始まってしまった。アメリカが始めたのは、イラクとの戦争ではない。アメリカはヨーロッパ、ロシア、中国との戦争を始めたのである。アメリカの忠実な僕(しもべ)である小泉首相が支持を表明したこの戦争は、実は日本に対する戦争でもあるのだ。
月別アーカイブ: 2003年3月
No.566 最後通告
3月18日、ブッシュ大統領はフセイン・イラク大統領に48時間以内の亡命を要求、応じない場合は攻撃に踏み切ると通告した。攻撃を正当化する新たな安保理決議をへずに、開戦をするという状況になったのである。
No.565 アメリカの危険な正義
フランス、ドイツ、ロシア、中国の反対にもかかわらず、イラクに対する米英軍の軍事行動は今週中にも始まる見通しだというところまできてしまった。そして日本政府はひたすら「同盟国」という言葉を盾に、アメリカに追随する道を進んでいる。北朝鮮から日本を守ってもらうためには、たとえ理不尽であろうとなかろうと、アメリカを支持する、支持するしかない、ということなのか。
世界情勢が不穏になればなるほど、国家はそれを自覚し、自分の国は自分で守るために防衛を強化するしかない。しかし戦後のプロパガンダにすっかり洗脳されている日本人には、アメリカの真実の姿などまったく見えないのであろう。
No.564 日本の国際貢献
世界にはさまざまな国があり、その国の成り立ちや背景を考慮することなく、ただ他国に追随して現在や将来の政策を考えては決してならないと思っている。そして難民対策もその一つであると思う。
No.563 水道民営化を問う
規制緩和、民営化はいまやグローバル化と並んで政府や大企業が推し進めたいキーワードとなっている。電力に加えて水を民営化する動きが進んでいるが、四半期ごとの利益のために管理してはならないインフラの一つが水だと私は思っている。水道の民営化によって、20世紀が石油の戦争の時代であれば、21世紀は石油だけでなく、水が原因で戦争が起きるだろうという予言すらも、現実味を帯びたものとなっていくだろう。