今週も先週に引き続き、月刊誌「Voice」(PHP研究所)11月号に掲載された私の記事をお送りします。これは同誌から、小泉政権が進めている構造改革についての意見を求められ、それをまとめたものですが、私の提案が、現在政府がとろうとしている方策はもちろん、多くのエコノミストや財界トップの考えとも、完全に異なるものであることは十分承知しています。それらをかんがみたうえで、あえて、私はこのような提案をしています。現在のシステムに手を加えることは、そのシステムから多くの利益を得ている権力者たちからの反対を受けることは目に見えているからです。しかし、国民の幸福を基準にせずに、経済のために国の政策をとり続けるのであれば、日本という国の将来が暗澹たるものとなることが明らかなことも事実なのです。皆様からのご意見をお待ちしております。
月別アーカイブ: 2001年10月
No.493 構造改革より週休3日に(前編)
今回のOur Worldは、今週と来週の2回にわけて、月刊誌「Voice」(PHP研究所)11月号に掲載された私の記事をお送りします。これは同誌から、小泉政権が進めている構造改革についての意見を求められ、それをまとめたものですが、私の提案が、現在政府がとろうとしている方策はもちろん、多くのエコノミストや財界トップの考えとも、完全に異なるものであることは十分承知しています。それらをかんがみたうえで、あえて、私はこのような提案をしています。現在のシステムに手を加えることは、そのシステムから多くの利益を得ている権力者たちからの反対を受けることは目に見えているからです。しかし、国民の幸福を基準にせずに、経済のために国の政策をとり続けるのであれば、日本という国の将来が暗澹たるものとなることが明らかなことも事実なのです。皆様からのご意見をお待ちしております。
No.492 パールハーバー・アナロジー
今回は世界中を震撼させた同時多発テロ事件に関連して、“パールハーバー・アナロジー”という記事を一足先にお送りします。これは米国在住の筆者、杉田成彦氏による最新の米国事情および様々な日米比較分析をテーマとした寄稿文です。米国在住である筆者、杉田成彦氏は、私が日本で母国米国のことを批判的な目で見ているのと同じように、カリフォルニア州から日本のことを客観的に分析しています。
No.491 世界から遠ざかる米国
米国がついにアフガンへの空爆を開始しました。米国がなぜ今回同時テロを受けたのか、その1つには、米国が他の国には国際基準や国際法を押し付けておきながら、自国は例外であり、それを守らないという態度をとってきたことにあるのではないかと私は分析します。以下、『シカゴ・トリビューン』紙より、同時テロ直前までにブッシュ政権が行った政策決定の分析です。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。
No.490 暴力では解決しない
世界を震撼させた9月11日のテロ事件について、読者の皆様から私のコメントを求められています。今回は、テロの直後に寄せられた読者からのメールへの回答と、ここでも以前に論文を取り上げたことのある米国人学者ハワード・ジンのエッセイをお送りします。