No. 2296 中国川の流れを見守る

Watching the China river flow

by Pepe Escobar

岩だらけの荒野を乱れることなく流れる川のように、中国は静かに平和的な優位性への道を流れていく。

大手ウェブサイト「Guancha」{1}は、『When China Rules the World(中国が世界を支配するとき)』{2}(2019年)の著者であるマーティン・ジャックによる中国人民大学での米中関係に関する一流の講演記録を公開した。ジャックは、西洋とは異なる中国人の心理や生活様式を実際に理解している数少ない欧米人学者の一人である。

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No. 2295 中国と決別?

Breaking Up With China?

現実を直視し始めた外交政策と時代

by Godfree Roberts

上記のフォーリン・ポリシー(FP)の見出しや下記のニューヨーク・タイムズ(NYT)の論説が示すように、エリートによる外交政策の議論には疑似現実主義的な雰囲気が蔓延している。臆病で消極的、そして根拠のない期待に、中国によるドルを使わない取引プラットフォーム「mBridge」の登場、ウクライナとイスラエルにおける破滅的な軍事的大惨事、そして迫り来るドル危機が、その動機となっていることは間違いない。

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No. 2294 世界平和の脅威としての米国

US as a menace to world peace

ジェフリー・サックス教授へのインタビュー

by Judge Andrew P Napolitano

ジェフリー・サックスは米国こそが平和の最大の障害であると述べている。国連でのインタビューで、彼は次のように語った:

今日、この場所には多くのフラストレーションがある。世界の指導者たちがここに集まり、誰もが平和を求めているにもかかわらず、平和は訪れず、外交は成功していない。施政は戦争マシンをどう抑制すればよいのか分からない。ゼレンスキーは米国を第三次世界大戦に引きずり込むために米国に来る。

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No. 2293 国連はガザを守らないが「未来のための協定」は採択できる?

The UN won’t protect Gaza, but can adopt a ‘Pact for the Future’?

国連はパロディとなった。今週、世界のリーダーたちがニューヨークに集まったが、ガザ、レバノン、パレスチナは議題にまったく上がらず、強行採決により「ルールに基づく秩序」を守ることを目的とした米国の協定が議題のトップになった。

by Pepe Escobar

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No. 2292 いかにしてイスラエルはワシントンの世界戦略を妨害したか

How Israel Torpedoed Washington’s Global Strategy

by Mike Whitney

イスラエルは米国の友人でも同盟国でもない。イスラエルは常に自国の利益を100パーセント優先し、他国がどうなろうとまったく気にかけない。米国人は、イスラエルは「中東における米国の番犬」であり、現地住民を従わせていると信じ込まされている。しかしこれは真実ではない。イスラエルのこの地域における活動は米国の利益を損ない、米国の国際的なイメージに深刻なダメージを与えている。外交政策の専門家ジョン・ミアシャイマーは次のように要約している:

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No. 2290 カザンでBRICSブレトン・ウッズ体制が構築されるか?

Will a BRICS Bretton Woods Take Place in Kazan?

by Pepe Escobar

ロシアが議長国となってカザンで開かれる重要なBRICS年次サミットまで1か月を切った今、脱ドル化と代替決済システムについて、どのような提案がなされるべきかについて、モスクワやその他のユーラシアの首都で、情報に基づく真剣な議論が繰り広げられている。

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No. 2289 陰の影

The Shadow of the Shadow

ショッキングな話に聞こえるかもしれないが、国家という制度そのものが真の敵なのだ。今こそ、その国家との関係を慎重に分析すべき時だ。 ー ダグ・ケーシー

by James Howard Kunstler

あなたが疑問に思うのは当然だ。国家元首が戦争の指揮を執らずに戦争に突き進んだ国がかつてあっただろうか? 米国はまさにそれほどひどい状態なのだ。ホワイトハウスには、壊れたアニマトロニクスのハロウィンのカカシが出たり入ったりして、後継者候補は自分の置かれた苦境に怯えてまともな考えができず、選挙キャンペーンのイベントで支離滅裂な演説をしている。ほんとに責任者がいない。そして、もしこの状況で主導的な役割を担う人物がいたとしても、状況はさらに悪化するだろう。

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No. 2288 A Wilderness of Mirrors

米国の最終戦争

by Pepe Escobar

アンドレイ・マルティヤノフは、戦争と平和に関するあらゆる問題について深い洞察力に満ちた独自の考えを展開し、独自の地位を築いている。

これまでの著書やブログ『未来の追憶』、数え切れないほどのポッドキャストで彼は、ウクライナにおける特別軍事作戦(SMO)の内部事情や、米国とその同盟国によるロシアに対する代理戦争の全体像について最も信頼できる情報源となっている。

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No. 2287 イランはヒズボラを救うか?

Will Iran Come to Hezbollah’s Rescue?

プーチンはどうだろう?

by Mike Whitney

ヒズボラにとって、40年間の歴史の中で最悪の一週間だった。 2日間にわたるサイバー攻撃(ポケベルとトランシーバー)で少なくとも37人が死亡し、数千人が病院に搬送された。爆発に続いてレバノン南部に対する大規模な爆撃作戦が展開され、その中には、ヒズボラの精鋭部隊であるラドワン部隊の最高指導者がいたベイルート南部の建物への直撃弾も含まれていた。生存者は一人もいなかった。

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